アビームコンサルティングとbooost technologiesが戦略的業務提携

最適な情報開示により、企業や組織の「サステナビリティ2026問題」の解決と経営高度化を支援

booost technologies株式会社

 アビームコンサルティング株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山田 貴博、以下、アビームコンサルティング)とbooost technologies株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:青井 宏憲、以下、booost technologies)は、サステナビリティ情報の収集・開示支援強化に向けた戦略的業務提携を2025年1月に開始しました。

 これまでアビームコンサルティングにて提供してきた企業・組織のGX(グリーントランスフォーメーション)推進支援事業に、booost technologiesが有する自社およびサプライヤーのサステナビリティ情報を管理する統合型SX(サステナビリティトランスフォーメーション)プラットフォーム「サステナビリティERP」を取り入れることで、両社の協力体制のもと、GXおよびSX推進としてサステナビリティ情報の収集・開示支援の展開を積極的に進めます。

 昨今、ESG(環境、社会、ガバナンス)への関心が高まるなか、企業・組織にはサステナビリティ情報の開示が求められるようになり、経営環境が大きく変化しています。特に国内ではSSBJ(サステナビリティ基準委員会:Sustainability Standards Board of Japan)により、ISSB(国際サステナビリティ基準審議会:International Sustainability Standards Board)のグローバル基準と整合性を持つ日本独自のサステナビリティ開示基準の策定が進んでいます。2027年3月期より東証プライム市場上場企業のうち時価総額3兆円以上の企業から有価証券報告書での開示が義務化され、2028年3月期には時価総額1兆円以上の企業へ、その後は時価総額5000億円以上と段階的に適用が拡大される見通しとなっています。また、SSBJ基準案は環境(E)のみならず、社会(S)やガバナンス(G)領域も含まれており、企業や組織は多面的な情報開示への早期対応が求められています。

 こうした変化に対応し、企業や組織が競争力を維持しながら多面的な情報開示を実現するためには、財務・非財務データの適切な統合管理および活用を可能とする、国内外サステナビリティ情報のプラットフォーム整備が喫緊の課題となっています。なお、booost technologiesでは、本課題を「サステナビリティ2026年問題」と題して、これらを解決し日本企業のSX実現、グローバルでのプレゼンス復活を成し遂げるべくプロジェクトを立ち上げ推進しており、アビームコンサルティングも本プロジェクトに賛同しています。

※サステナビリティ2026問題:サステナビリティ情報の開示義務化にあたって、多くの企業で着手が遅れており、その危機感も不足しているため、このままでは企業価値の低下につながってしまう懸念がある状況のこと。詳細はbooost technologies株式会社「日本をサステナビリティ・トランスフォーメーション先進国へ」プロジェクトサイトをご覧ください。

 アビームコンサルティングは、長年にわたるコンサルティング実績を活かし、幅広い業種・業界における経営・業務変革を支援しています。特に、SAPを中心としたERPシステム導入に関する深い知見と豊富な経験を有し、財務・非財務領域における高度なシステム構築や業務プロセスの最適化を推進しています。そのほか、サステナビリティ領域では住友商事株式会社との共同出資により「株式会社GXコンシェルジュ」を設立し、GHG削減戦略の策定やデジタルテクノロジーを駆使したGHG排出量の可視化・分析支援、GHG削減のソリューション提供など、カーボンニュートラル達成を目指す企業・組織のパートナーとして、GX推進におけるナレッジをグローバル規模で蓄積しながらサステナブルな社会の実現に貢献しています。

 booost technologiesは、国際基準に準拠したサステナビリティ情報の収集・集計を自動化し、リアルタイムモニタリングを可能にする統合型SXプラットフォーム「booost Sustainability Cloud」を提供しており、大企業を中心に約2,000社(186,000拠点以上、2024年11月末時点)の導入実績を有するなど、SX領域においてグローバル企業のベストプラクティスを実現するパートナーとしてプロジェクト推進に貢献しています。

 今回の戦略的業務提携により、両社の豊富な実績・知見に基づいたビジネスコンサルティング力と高いソリューション提供能力を融合させることで、企業や組織において複雑化するサステナビリティ情報開示要件に対応しながら、国際的な競争力を強化できる支援体制を構築します。

 具体的には、サステナビリティ情報収集・開示支援サービスの導入により、SAPをはじめとするERPシステムと連携し、財務データと非財務データを統合的に管理できるデジタルプラットフォームの構築を支援します。これにより、2027年3月期から順次開始される有価証券報告書でのサステナビリティ情報の開示義務化において発生する、サステナビリティ情報の統合的な管理・分析・可視化プロセス業務の高度化・効率化を実現します。さらに、開示義務化の対応のみでなく、変化の著しい市場環境において企業価値向上に向けた迅速かつ柔軟な経営判断の実現を可能にするサービス開発を進めることで、企業・組織のサステナビリティ推進を包括的に支援していきます。

 両社で企業・組織への提案活動を行い、サービス提供初年度以降で、時価総額3兆、1兆、5000億円以上の企業・組織を中心に累計100件の導入案件の受注を目指します。


※ アビーム、ABeam及びそのロゴは、アビームコンサルティング株式会社の日本その他の国における登録商標です

※ 本文に記載されている会社名及び製品名は各社の商号、商標または登録商標です


アビームコンサルティング株式会社について

アビームコンサルティングは、アジアを中心とした海外ネットワークを通じ、それぞれの国や地域に即したグローバル・サービスを提供している総合マネジメントコンサルティングファームです。戦略、BPR、IT、組織・人事、アウトソーシングなどの専門知識と、豊富な経験を持つ約8,300名のプロフェッショナルを有し、金融、製造、流通、エネルギー、情報通信、パブリックなどの分野を担う企業、組織に対し幅広いコンサルティングサービスを提供しています。アビームコンサルティングは、企業や組織とともに新たな未来を共創し、確かな変革に導く創造的パートナーとして、企業や社会の変革に貢献します。

ホームページ:https://www.abeam.com/jp/ja/

booost technologies株式会社について

booost technologiesは、国際開示基準に準拠し、環境、社会、ガバナンス等の1,200以上のデータポイントに対応したサステナビリティ情報の収集、集計の自動化および、リアルタイムでのモニタリングを可能とする統合型SXプラットフォーム、サステナビリティERP「booost Sustainability Cloud」の開発提供を行っています。「booost Sustainability Cloud」は、グローバルに対応したデータガバナンス機能を搭載しており、グループやサプライチェーンを含む組織において多階層の承認フローの実装が可能であるほか、第三者保証等にも対応すべく設計したプラットフォームであり、サステナビリティ情報の開示に向けて発生する各業務を効率化・最適化する機能をフェーズ毎に包括的に提供しています。提供開始以降、大企業を中心に、80ヶ国以上、約2,000社186,000拠点以上(2024年11月末時点)に導入されています。また、サステナビリティコンサルティング事業も展開しており、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)領域において、企業のプロジェクト推進に伴走し企業価値向上に貢献しています。

ホームページ:https://booost-tech.com/

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会社概要

booost technologies株式会社

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URL
https://booost-tech.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区大崎1-6-4 新大崎勧業ビルディング10F
電話番号
-
代表者名
青井宏憲
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2015年04月