2021年6月のスタートアップ雇用指数「WANTEX」は過去最高値に迫る勢いで回復 緊急事態宣言のスタートアップ経済への影響が弱まったか(前月比+0.36ポイント)

デジタル人材ニーズでは人材・福祉業界が大きく回復。業種別では過去最高値に迫る業界も

ウォンテッドリー

ビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリー株式会社は、2021年6月版のスタートアップ雇用指数「WANTEX」(Wantedly Job Market Index、読み:ウォンテックス)を公開しました。

 

 
  • 3ヶ月連続回復。6ヶ月ぶりの3ポイント超を記録
WANTEXは東京都が1回目の緊急事態宣言を発出した2020年4月~5月から増加し続け、2020年12月には過去最高値を更新しました。しかし緊急事態宣言が再度発出された2021年1月からは下落が続き、2021年4月には4ヶ月ぶりに回復に転じました。5月度から6月度にかけての変動について昨年と今年を比較すると、宣言解除後の2020年6月は0.2ポイント減であるのに対して、今年は緊急事態宣言継続中であるのにも関わらず、2021年6月は0.36ポイントの大幅増となり、緊急事態宣言によるWANTEXの減少傾向は2020年3月で止まり、過去最高値に迫る勢いで増加を続けています。

  • 複数の業種で過去最高水準まで回復
業種別のWANTEX推移を見ると、昨月から下落した業種はエンターテイメントのみで、ほとんどの業種で増加し、特にIT・情報通信、人材・福祉では過去最高値に次ぐ高ポイントを記録しました。

2021年6月時点のWANTEXの業種別ランキングは以下の通りで人材・福祉業界が対昨月比131%と大幅な伸びを見せました。WANTEXが1倍を割り込んでいる業種においては募集数に対して応募人数が超過しているため、該当業種のスタートアップ企業は採用しやすい状況にあると思われます。

  • デジタル人材WANTEXの最高値をコンサルティング業界が更新
表1よりIT・情報通信業を除き、募集の対象職種をデジタル人材に絞った業界別WANTEXを算出したところ、デジタル人材のWANTEXはエンターテイメント業界と教育・研究業界を除き対昨月比で増加を記録。デジタル人材WANTEXの最高値を、初めて2ポイントという大台を記録したコンサルティング業界が更新。対昨月比161%と大幅に伸長したのは表1同様人材・福祉業界で、デジタル人材が引っ張る形で業界全体が回復しているように捉えられます。

※デジタル人材定義:「エンジニアリング」「PM・Webディレクション」「デザイン・アート」の3職種でWantedlyに登録している人を指します。
  • 不動の首位の宮崎県。山形県は初のTOP10入り
東京都を除いた46道府県におけるWANTEXに着目すると、最も大きく伸長したのは宮崎県の対昨月比131%で、今月で9ヶ月連続首位となります。一方山形県は初のTOP10入りを果たしました。

※非首都圏地域のWANTEX:該当する道府県を所在地として登録しているスタートアップ企業の掲載募集数を、それに対する応募者数で割り込んだ数を指します。
  • 職種別ではコーポレート系が初のTOP3入り
2021年6月時点の職種別WANTEXに着目すると、 コーポレートが初のTOP3入りを果たし、最も伸長したデザイン・アートは先月からひとつ順位を上げ、カスタマーサクセスと同率7位となりました。

  • スタートアップ雇用指数「WANTEX」について
■ スタートアップ雇用指数「WANTEX」の定義
【算出式】「WANTEX」 = (スタートアップ企業が掲載している公開状態にある)募集数 ÷ (スタートアップ企業への)応募者数

※スタートアップ雇用指数は上記式の各項を月次で合算して算出しています。
※ 募集数、応募者数ともに、Wantedlyで公開された募集、応募した登録者を算出対象としています。
※ スタートアップ企業は算出月から創業10年以内の企業を指します。

■ WANTEX公開の背景 
Wantedlyはスタートアップ企業とともに成長し、2020年の情報・通信業に分類されるマザーズ上場企業のうち、約7割にご利用いただくに至りました。世界的には米国、中国を中心にスタートアップ経済が活況を示す中、未来の日本の産業を創る新興企業のトレンドを可視化することで、私達は日本のスタートアップ経済をより一層盛り上げていきたいと考えています。そのため、2020年11月よりスタートアップ経済の成長性を示唆する新たな先行指標として、スタートアップ雇用指数「WANTEX」の公開を開始いたしました。

ウォンテッドリーは、企業の潜在転職者への認知形成、共感を軸とした人と企業の出会いの創出を提供しながら、入社後の従業員の定着、活躍を支援するエンゲージメント事業を推進しております。スタートアップ雇用指数「WANTEX」の公開を通じて、未来の日本の産業を創るスタートアップシーンの盛り上がりを加速させることで、Wantedlyが「はたらくすべての人のインフラ」となる世界の実現を加速させてまいります。
  • ウォンテッドリーについて
ウォンテッドリーは、『シゴトでココロオドルひとをふやす』ために、はたらくすべての人が共感を通じて「であい」「つながり」「つながりを深める」ためのビジネスSNS「Wantedly」を提供しています。2012年2月のサービス公式リリースから現在まで、登録会社数42,000社、個人ユーザー数300万人を突破し、国境を越えて『はたらくすべての人のインフラ』を創っていきます。

<会社概要>
会社名                 : ウォンテッドリー株式会社
URL                  : https://www.wantedly.com
本社所在地           : 東京都港区白金台5-12-7 MG白金台ビル4F
代表取締役           : 仲 暁子                                    
設立              : 2010年9月
事業概要              :
300万人以上が利用するビジネスSNS「Wantedly」
- 気軽に会社訪問ができる Wantedly Visit
- 出会いを記録し活躍を共有する Wantedly People
ビジネス向け
- 採用マーケティング
- エンゲージメントSuite

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会社概要

ウォンテッドリー株式会社

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URL
https://www.wantedly.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区白金台5-12-7 MG白金台ビル 4F
電話番号
-
代表者名
仲暁子
上場
東証グロース
資本金
3424万円
設立
2010年09月