ひのの空からウクライナを思う星のお話と観望会
ウクライナから日本に避難しているプラネタリウム解説員オレナ・ゼムリヤチェンコさんが日野市内で星空観望会を実施
ロシアの侵攻によりウクライナから日本に避難しているプラネタリウム解説員オレナ・ゼムリヤチェンコさんが、1月10日、日野市立仲田小学校で星空観望会を行います。
屋内でウクライナの秋の星空をスクリーンに投影しながら、現地の状況を解説し、その後、屋外でウクライナと同じ月や惑星を望遠鏡で観望します。内容は、子ども向けのものになります。
■本事業の経緯
ウクライナ東部のハルキウ科学館プラネタリウムで解説員をしていたオレナさんは、昨年日本に避難し、現在は足立区に滞在されています。
現在、ハルキウ科学館プラネタリウムは損傷を受け再開のめどは立っていません。人々の日常が奪われ、子どもたちの教育の機会も失われています。空の上には未知の世界があり、星空へのあこがれは尽きることがありません。ウクライナの人々が一日も早く、穏やかに星空を見上げられる日が来るように、遠く離れた日野のまちから星に願いをかけます。
日野市では、市民による平和活動を支援するため、日野市平和活動推進補助金制度を設けており、本事業は令和6年度日野市平和活動推進補助金の交付を受けた市民が主催する事業となっています。
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日時 令和7年1月10日(金) 午後5時~午後7時
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会場 日野市立仲田小学校(日野市日野本町6丁目1−74 ※JR日野駅より徒歩約12分)
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講師 オレナ・ゼムリヤチェンコ氏 (ウクライナ ハルキウ科学館プラネタリウム解説員)
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申し込み 1組5人以内で事前申込制(先着順)。申込期限1月8日(水)まで
(1)①名前②参加人数③連絡先を、日野市平和と人権課へメール、電話またはFAX
メールアドレス:starbridgehino-ukraine2024@yahoo.co.jp
電話:042-584-2733(日野市平和と人権課)
FAX:042-584-2748(日野市平和と人権課)
(2)グーグルフォームで申し込み
■日野市とウクライナ交流のきっかけ~東京2020オリンピック・パラリンピックでホストタウンに
日野市は、東京2020オリンピック・パラリンピックにおいて、ウクライナのホストタウンとなったことをきっかけに、空手や食を通じた交流を行ってまいりました。
令和4年(2022年)2月、ロシアによる侵攻が開始されると、いち早くウクライナからの避難者の受け入れを表明し、これまで延べ6人のウクライナ避難者を受け入れてきました。
令和5年(2023年)3月にはウクライナの音楽家たちを支援するコンサートを、9月にはキーウ・クラシック・バレエ団の講演を、ひの煉瓦ホール(日野市民会館)で開催。令和6年(2024年)8月には、ウクライナの写真家Vera Blansh氏による写真展「Peace is Ukraine」をとよだ市民ギャラリーにて開催し、ウクライナを知り、支える交流活動を行ってまいりました。
■プラネタリウムを通じた人とのつながり
本イベントは、日野市在住のプラネタリウム解説員の田中真理さんが、ウクライナから避難しているプラネタリウム解説員オレナさんのことを知り、ウクライナとつながりのある日野市にオレナさんを招待して、星空観望会を開催することで平和の願いを届けたいと考えたことがきっかけでした。
田中さんは、オレナさんへ日野市への来訪を依頼し、天文愛好家の仲間に大小さまざまな望遠鏡を用意できるよう協力を依頼し、子どもから大人まで参加できる本イベントを企画して日野市平和活動推進補助金を申請しました。
日野市は、田中さんから日野市平和活動推進補助金の申請を受け、審査において、星は希望や願いの象徴であり、天体観測という文化的活動を通してウクライナとのつながりや平和の大切さを市民が学ぶことができる点や、ウクライナ避難者の活躍の場となることで国内のウクライナ人を勇気づけることを高く評価し、補助金交付を決定しました。
日本語を話すことができないオレナさんの通訳を、日野市在住のウクライナ人ヤンナ・ドゥブニコバさんが務めます。
日野市は、このイベントが様々な人のつながりによって実現し、日野市とウクライナのつながりをあらためて思い起こす機会となるよう支援してまいります。
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