クラウド環境に対応した「GUARDIAN」シリーズの新製品「GUARDIANWALL Cloud Edition」を2013年6月上旬より販売開始
~第10回 情報セキュリティEXPO春 に参考出展~
キヤノンMJ ITグループのキヤノンITソリューションズ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:浅田和則、以下キヤノンITS)は、「GUARDIAN」シリーズの新製品として、クラウド環境に対応した電子メールフィルタリング・アーカイブソフト「GUARDIANWALL Cloud Edition」を、2013年6月上旬より販売開始します。
■マルチテナント/スケールアウトなど、サービス事業者のニーズに対応
クラウドサービスの普及により、電子メールのサーバー環境を自社で保有せず、サービスとして利用する企業も増えてきています。サービス事業者にとって、サービス加入企業のニーズに応じて、速やかにサービスを開始できること、また、保有するサーバー資源の有効活用が必要とされています。
電子メールフィルタリング・アーカイブソフト「GUARDIANWALL Cloud Edition」は、マルチテナントに対応し、複数の企業のメール環境をひとつのシステムで管理可能です。サービス加入企業(テナント)の追加ごとに個別のサービス環境を構築する必要はなく、リソースを割り当てるだけで新規テナントへのサービス提供が可能となります。また、テナントのメール流量増加やユーザー数増加に対しても、サーバーを増強することで対応が可能です(スケールアウト)。
サービス事業者が保有するサーバー群に対して、各テナントが必要とするリソースを柔軟に割り当てることができるため、サーバーの増強に必要とされるコストを最小限に抑えつつ、サービス利用者に対して電子メールからの情報漏えい対策やメール誤送信対策、保存メール検索による利用状況確認といった機能を提供することができます。
これにより、大企業におけるプライベートクラウド上のグループ統合された電子メール環境への導入にも適しています。
■実績のあるフィルタリングエンジンがグローバル対応に
「GUARDIANWALL Cloud Edition」のベースとなった、「GUARDIANWALL」は、電子メールフィルタリング市場において11年連続で国内シェアNo.1(*)の実績があります。豊富な機能をもつフィルタリングエンジンが、新たに多言語対応(グローバル対応)しました。海外拠点との電子メールのやりとりが増加する昨今、さまざまな言語のキーワードによる電子メールの検査や保存メールの検索を通じて、内部統制の一層の強化が可能となります。日本語、英語、中国語は検証済みで、他の言語についても順次検証予定です。
また、添付ファイルの検査も、最新のOffice 2013に対応。添付ファイルも多言語対応済みです。
(*) 株式会社 富士キメラ総研 2012 ネットワークセキュリティ調査総覧より
■第10回 情報セキュリティEXPOに参考出展
キヤノンITSは、第10回 情報セキュリティEXPOにおいて、「GUARDIANWALL Cloud Edition」を参考出展します。
会期:2013年5月8日(水) ~ 5月10日(金)
会場:東京ビッグサイト 東ホール 24-17
主催:リード エグジビション ジャパン株式会社 (http://www.ist-expo.jp/)
<GAURDIANWALL Cloud Editionの主な特長>
■マルチテナント/スケールアウト対応
マルチテナント機能によって、複数の顧客(テナント)のメール環境をひとつのシステムで一元管理することができます。サービス事業者にとって、新規テナント用のサーバーリソースを割り当てるだけでサービスインが可能になります。テナントごとのサーバー環境構築作業が不要になり、サービスインに必要となる作業と時間を大幅に短縮できます。
個々のテナントのセキュリティポリシーやログ、メールアーカイブはそれぞれ独立しているため、別テナントへの情報流出の心配がありません。
スケールアウトにも対応しているため、テナント数の増加や、テナントのユーザー数の増加に対してサーバーを追加することで、パフォーマンスの低下を防ぎ、安定したサービスの提供が可能となります。追加サーバーの環境構築作業も一元管理されるため、システム運用管理の負荷を低減します。
サービス事業者による電子メールセキュリティサービスの提供用途や、グループ企業で統合されたプライベートクラウドなどの大規模な電子メール環境におけるセキュリティ対策としての導入に最適です。
■機能別の負荷分散機能
フィルタリングサーバー、ポリシーの設定や保留メールの操作を行うテナント管理サーバー、保存メールの検索を行うアーカイブ管理サーバーの3種類それぞれで、個別に負荷分散・冗長化構成が可能です。電子メールの流量増加に対してはフィルタリングサーバーを増強、テナントのユーザー増加によるアクセス増加に対してはテナント管理サーバーを増強といったように、必要とされる機能ごとにスケールアウトさせることができます。また、ロードバランサーを内包しているため、安定したサービスの提供が可能です。
アーカイブ管理サーバーには、分散ファイルシステムを採用しています。日々増大していく保存メール量に対しても、高速なアクセスを実現し、さらに耐障害性も高めています。
■フィルタリング・アーカイブ機能
「GUARDIANWALL Cloud Edition」は、ベースとなった電子メールフィルタリング・アーカイブソフト「GUARDIANWALL」の主要なフィルタリング機能を搭載しています。
キーワード検査
・メールヘッダー、本文、添付ファイルに含まれるキーワード ・キーワードの出現回数 ・正規表現パターン
添付ファイル検査
・ファイルタイプ検査 ・添付ファイル形式(MIMEタイプ) ・圧縮ファイル展開 ・添付ファイル名パターン
・添付ファイルサイズ ・添付ファイル数
暗号化メール検査
・暗号化メール判定 ・暗号化添付ファイル判定
個人情報検査
・個人情報とみなされるデータの判定
各種検査結果と制御条件、制御処理を組み合わせることで、セキュリティポリシーに沿った情報漏えい対策、内部統制が実現できます。
制御条件
・送信元メールアドレス/グループ ・宛先メールアドレス/グループ ・キーワード検査結果 ・添付ファイル検査結果
・暗号化メール検査結果 ・個人情報検査結果 ・宛先アドレス数/ドメイン数 ・電子メールサイズ
制御処理
・中継 ・保留 ・削除
保留された電子メールは、管理者や上長が内容を確認し、中継または削除を実行できます。
アーカイブ機能としては、全文検索機能を標準搭載しています。検索対象となる期間や送信者、受信者の指定に加えて、電子メールや添付ファイルに含まれるキーワードを条件に電子メールを検索できます。検索結果に対しては、メール本文の閲覧や添付ファイルのダウンロードが可能です。
「GUARDIANWALL Cloud Edition」での強化ポイント
グローバル対応
キーワード検査と全文検索が多言語対応しています。日本語、英語以外に、中国語でのキーワード検査、全文検索が可能です。検証済み言語は、順次追加予定です。
誤送信対策機能
送信者自身が、電子メールを再確認するための一時保留機能について、ルールごとに遅延時間を指定することが可能です。また、一時保留機能とフィルタリング機能の多段構成ができます。まず送信者本人が自己査閲を行い、その後セキュリティポリシーによるフィルタリングを実施することで、管理者の確認作業を軽減しつつ内部統制の強化が図れます。
フィルタリングルール設定
フィルタリングルールの適用は、即時適用のほかにスケジュール実行も可能です。組織変更に合わせて事前にフィルタリングルールを作成し、日付の変更とともに自動切り替えをするといった運用ができます。
また、フィルタリングルールのテストが可能です。テスト用のメールデータによって、どのフィルタリングルールが適用されるのかチェックができます。実際に電子メールを送信する必要がないため、フィルタリングルールの修正・確認作業を安全に、かつ効率的に実施できます。
対応アプリケーション
キーワード検査や全文検索が可能な添付ファイルは以下のとおりです。
Microsoft Word 95 / 97 / 98 / 98(Mac) / 2000 / 2001(Mac) / 2002(XP) / 2003 / 2004(Mac) / 2007 / 2008(Mac) /
2010 / 2011(Mac) / 2013,
Microsoft Excel 95 / 97 / 98(Mac) / 2000 / 2001(Mac) / 2002(XP) / 2003 / 2004(Mac) / 2007 / 2008(Mac) /
2010 / 2011(Mac) / 2013,
Microsoft PowerPoint 95 / 97 / 98(Mac) / 2000 / 2001(Mac) / 2002(XP) / 2003 / 2004(Mac) / 2007 / 2008(Mac) /
2010 / 2011(Mac) / 2013,
一太郎 5 / 6 / 6.3 / 7 / 8 / 9 / 10 / 11 / 12 / 13 / 2004 / 2005 / 2006 / 2007 / 2008 / 2009 / 2010 /
2011 / 2012 / 2013,
PDF 1.2 / 1.3 / 1.4 / 1.5 / 1.6 / 1.7 (Acrobat 4.0 / 5.0 / 6.0 / 7.0 / 8.0 / 9.0 / X / XI),
JIS, EUC-JP, Shift_JIS, UTF-16, UTF-8, RTFファイル、
Microsoft Visio 2002 / 2003 / 2007 / 2010,
OASYS V6 / V7 / V8 / 2002,
Lotus Word Pro 2001,
ODF 1.0 / 1.1 / 1.2 (ワープロ、表計算、プレゼンテーション)
■動作環境
対応OS: Red Hat Enterprise Linux 6.3 (64bit), CentOS 6.3 (64bit)
<GUARDIANシリーズについて>
GUARDIANシリーズは、キヤノンITSが独自開発・販売を行っている企業向け情報セキュリティ対策製品群です。国内導入実績No.1(※)を誇る、電子メールフィルタリングソフト「GUARDIANWALL」をはじめ、Webフィルタリングソフト「WEBGUARDIAN」など、さまざまなセキュリティリスク対策に役立つソリューションを提供しています。
詳細は【 http://canon-its.jp/guardian/ 】をご覧ください。
(※)株式会社富士キメラ総研 2012ネットワークセキュリティビジネス調査総覧より
※GUARDIAN、GUARDIANWALL、WEBGUARDIANは、キヤノンITソリューションズ株式会社の登録商標です。
※Microsoft, Excel, PowerPointは、米国Microsoft Corporationの米国、日本およびその他の国における登録商標または商標です。
※その他の製品名および社名などは各社の商標または登録商標です。
※仕様は予告なく変更する場合があります。
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<お問い合わせ先>
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キヤノンITソリューションズ株式会社
セキュリティソリューション事業部
住所 : 〒140-8526
東京都品川区東品川2-4-11
TEL : 03-6701-3434
E-mail : info-guardian@canon-its.co.jp
URL : http://canon-its.jp/
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