準備〜事後対応まで全てのインシデントレスポンスを一元管理し、平均復旧時間を大幅削減イスラエルスタートアップ「TrustPeers」へ出資・成長支援を決定

 創業期のスタートアップから出資・インキュベーションを行う株式会社サムライインキュベート(本社:東京都港区、代表取締役:榊原 健太郎、以下「当社」)は、運営する「Samurai Incubate Fund6号投資事業有限責任組合」(以下「サムライ6号ファンド」)より、TrustPeers Ltd.(本社:イスラエル・ビニャミナ、CEO:Eli Cohen、以下「TrustPeers」)へ出資・成長支援することを決定しましたのでお知らせいたします。


■TrustPeersについて
 TrustPeersは、準備、訓練、対応、事後処理と対策など、全てのインシデントレスポンスのプロセスを単一プラットフォームで管理できるSaaSを提供するイスラエルのスタートアップです。

 現在、日常的にインシデント対応が発生しやすい企業であっても、静的なドキュメントとチェックリストなどに依存しているケースが多く、インシデントレスポンスを具体的に活用できる準備が不足していたり、体制が整っていなかったり、またインシデント発生時の対応完了まで時間がかかるといった課題を抱えています。さらに、プロセスごとに特化したサービスを使用しなければならず、全体の情報が集約されないために管理コストが非常に高くなっているケースや、SOAR(Security Orchestration, Automation and Response)は最小限のインシデントレスポンス管理によるインシデントの検出と予防のみにフォーカスしているケースもあるなど、不十分な点が多々見受けられます。

 「TrustPeers」は、ベンダーに依存しない自動化されたシステムであり、オーダーメイドのIRプレイブック、関連するステークホルダーへの定期的な実践的な訓練、一流の専門家によるサポート、War roomの管理、コミュニケーションツールなど全てを一元管理できます。そのため、CISO(Chief Information Security Officer)はサイバーセキュリティインシデントのライフサイクル全体を自社で管理して情報に基づいた意思決定を行え、平均復旧時間を大幅に削減することができます。

 当社は2014年にイスラエルへ進出してから継続してイスラエルスタートアップの支援を実施しています。イスラエルにはグローバルで再現性が高い技術を持ったスタートアップが多数おり、当社が事業を展開・連携しているエリアとの親和性も高いと考えています。今後も継続したスタートアップの成長支援を進めてまいります。

【TrustPeers会社概要】

社名:TrustPeers Ltd.
設立:2019年6月12日
代表:Eli Cohen
所在地:38 HaEinav Street, Binyamina, Israel
URL:https://www.trustpeers.com/

■Trustpeers  CEO  Eli Cohen氏 コメント

私たちは、サムライインキュベートの専門知識、ディテールへのこだわり、そしてこれまでの投資実績に非常に感銘を受けました。サムライの強力なポートフォリオ、豊富な経験、日本市場とのつながりは、TrustPeersにとって非常に興味深く、有望な投資家であることを示しています。TrustPeersは日本市場において圧倒的な存在になると確信しています。サムライは非常に親しみやすく、建設的な議論ができるパートナーであるため、信頼関係を築くことができました。サイバーインシデントレスポンス市場をディスラプトし、より良いものにするための私たちの野望と、世界中の企業をインシデントレスポンスにより解決する企業に投資したいというサムライの思いが一致しました。

■本出資について
当社イスラエルチーム

シリアルアントレプレナーで経験豊富な経営チーム、そして今後ニーズが急速に拡大すると見込まれるインシデントレスポンスの分野で独自性が高いソリューションに魅力を感じています。インシデントの大小、頻度の高低に関わらず企業はインシデントが起こった際に短時間かつ急速に事態の収束までをマネージメントしなければいけませんが、多くの場合、そのインシデントはその企業にとって始めてのことが多く、対応が多岐に渡るため事前準備ができていません。TrustPeersはそのインシデントレスポンスという分野において、我々から見て非常に高いレベルで構成されたサイバーセキュリティ分野においての「避難訓練」を実施できるようなプラットフォームだと考えております。今後さらにインシデントの多様化と組織エンジニアの流動性が加速する事により、常日頃からその「訓練と準備」を実施できるプラットフォームは市場からも求められてくる事が予想されますし、様々な3rd Partyツールと連携する事により、その訓練から対処までの質とスピードをTrustPeersを利用する事で、より加速できると考えています。これからのグローバルでの展開が非常に楽しみです。

■サムライ6号ファンド概要
名称:Samurai Incubate Fund6号投資事業有限責任組合
投資対象エリア:日本、イスラエル、アフリカ
投資対象領域:物流、ヘルスケア、リテールテック、フィンテック、建設、MaaS中心
投資ラウンド:プレシード〜シリーズA
投資金額:500万円〜5,000万円程度

■会社概要
社名:株式会社サムライインキュベート
住所:東京都港区六本木1-3-50
設立:2008年3月14日
代表:代表取締役 榊原 健太郎
URL:https://www.samurai-incubate.asia/

以上

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

URL
https://www.samurai-incubate.co.jp/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都港区虎ノ門5-9-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザB 4階
電話番号
03-6433-2110
代表者名
榊原健太郎
上場
未上場
資本金
-
設立
2008年03月