ただ「さよなら」と声に出せたなら、どんなに楽だろう―。文研出版より『尊敬する人はいません(今のところ)』を発売!
あらすじ
私には、お父さんがいい人なのか悪い人なのかわからない。お父さんのことを、好きなのか嫌いなのかもわからない。(若羽)
小さい頃の僕は、父さんのようになりたいとあこがれていた。もちろん今だって、立派だと思う気持ちは変わらない。
だけどときどき、そんな父さんを見ていると息苦しくなることがある。(慧)
編集者より
人は大人になるために、新しい人生を始めるために、どんなに好きな人とでもきちんと「さよなら」をしなくてはならないときがあります。そして、それには大きな悲しみや苦しみが伴うことも。
そんな「さよなら」に直面する若羽と慧は、どんな結末を迎えるのでしょうか。切なさや悲しみの中に確かな希望があり、明るい光を感じることができる物語です。この先の人生をしっかり歩んでいくだろう二人の姿を、多くの方に見守ってほしいと思います。
著者
中山聖子(なかやま・せいこ)・作家
1967年、山口県に生まれる。「夏への帰り道」(のち『三人だけの山村留学』として学習研究社にて刊行)で小川未明文学賞大賞、「チョコミント」(のち学習研究社にて刊行)でさきがけ文学賞、「コスモス」(のち『奇跡の犬 コスモスにありがとう』として角川学芸出版にて刊行)で角川学芸児童文学賞、『雷のあとに』(文研出版)で日本児童文芸家協会賞を受賞。ほかの作品に、『さよなら、ぼくらの千代商店』(岩崎書店)、「べんり屋、寺岡シリーズ」(文研出版)などがある。日本児童文芸家協会・日本児童文学者協会会員。
合田里美(ごうだ・さとみ)・画家
1984年、兵庫県に生まれる。2017年にイラストレーターとしての活動を本格的に開始し、以降書籍装画、挿絵、広告を中心に活動。書籍装画に「一膳めし屋丸九」シリーズ(中島久枝/角川春樹事務所)、『あたしたち、海へ』(井上荒野/新潮社)、『金の角を持つ子どもたち』(藤岡陽子/集英社)、児童書に『その年、わたしは嘘をおぼえた』(ローレン・ウォーク/中井はるの・中井川玲子訳/さ・え・ら書房)、『12歳で死んだあの子は』(西田俊也/徳間書店)、絵本に『ぼく』(谷川俊太郎 作/岩崎書店)などの作品がある。
商品情報
『尊敬する人はいません(今のところ)』
シリーズ:じゅべにーる
対象:小学校高学年以上
判型:四六判
本体価格:1,500円(税別)
ISBN:978-4-580-82569-7
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