ピアノ係、誰にも取られたくない! 児童文学作家・草野たきが贈る少女と転校生の初恋物語『またね、かならず』発売!
株式会社岩崎書店(代表取締役:岩崎弘明、本社:東京都文京区)は、数々の児童文学賞を受賞した注目の作家・草野たきさんの最新作『またね、かならず』を、2019年10月19日に発売しました。
◆ストーリー
胸がきゅっと痛くなる、これってなに?
小学6年生の陽菜は、クラスのピアノ係。
朝の会や帰りの会のときの歌を伴奏するのが役目だ。
ピアノを弾くことで、クラスの仲間から喜ばれるし、自分を特別な存在に感じられた。
でも、ある日転校生がやってきたことで、状況が一変する。
転校生の黒田くんは、ピアノがとても上手で、そのうえ英語もペラペラらしい。なのに、本人はそんな素ぶりをまったく見せない。
ピアノ係をとってかわられるのではと、不安でしょうがない陽菜は、黒田くんを意識するようになっていた。そしていつしか、黒田くんの姿をいつも目で追うように……。
そんなある日、黒田くんが急に、外国に引っ越してしまう。
陽菜の胸がズキリと痛む。
毎日がつまらなくてしかたない。
言葉にならないこの気持ち、これってなに?
恋って《する》とか《しない》ではなくて、するつもりがなくても、してしまうものなのかもしれない。
無自覚だった恋心に、初めて気づいた少女の気持ちを、みずみずしく描いた、胸がきゅっとなる初恋物語。
◆必要とされる人でいたい 自分の存在意義を考え始めた少女の気持ちを巧みに表現
同級生と表面上は仲良くしているものの、女子特有の関係に今ひとつしっくりこなくて、無理して合わせている陽菜。本音とは違うことをいわれたり、買い物に自分だけ誘われなかったり。身体だって、胸がふくらんできたり、生理がはじまったりして、女子ってめんどくさい。
心身ともに《女子》になってゆく自分に嫌悪感を抱いたり、他の人に自分の立場をとってかわられるのではと不安にかられる主人公の姿がリアルに描かれたこの作品。同世代の読者なら、ついつい共感してしまうことでしょう。
自分の居場所はどうなるの? 自分に存在価値はあるの?
女子特有の自意識が芽生え、初恋を経験する時期の少女の気持ちを細やかに描いた、草野たきさんの最新作。
子どもから大人へ脱皮しつつある多感な世代に、ぜひ読んで欲しい1冊です。
◆書籍情報
書名:『またね、かならず』
作者:草野たき・作/おとないちあき・絵
定価:本体1,300円+税
判型:四六判/152頁/ハードカバー
ISBN:978-4-265-05794-8
対象年齢:小学校高学年から
発売日:2019年10月19日
◎岩崎書店HP https://bit.ly/2q39r8r
◎Amazon https://amzn.to/36abSXx
◆著者紹介
作者:草野たき(くさの・たき)
1970年神奈川県生まれ。実践女子短期大学卒業。1999年『透きとおった糸をのばして』(講談社)で第40回講談社児童文学新人賞、第30回日本児童文芸新人賞を受賞。『ハーフ』(ポプラ社)で第47回日本児童文学者協会賞を受賞。『ハチミツドロップス』(講談社)では野間児童文芸賞の最終選考に残る。その他の作品に『ハッピーノート』(福音館書店)などがある。
画家:おとないちあき
1988年生まれ。東京都在住。イラストレーター。一般書から児童書まで幅広く活躍。主な作品に『鬼よぶわらべ歌 鬼遊び』(小峰書店)、『ビター・ステップ』(ポプラ社)、『君と漕ぐ』(新潮社)など。
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