【シミ治療の誤解調査】「シミはレーザー1回で消える」と思っている人が58.7%、シミの種類で治療回数は3〜10回以上と大きく異なる実態が判明

シミの種類別の正しい治療法と費用相場、肝斑との見分け方を皮膚科医が徹底解説

医療法人社団鉄結会

【結論】本調査のポイント 

結論から言うと、シミ取りレーザーは1回で完了するケースは稀で、シミの種類によって必要な治療回数は3回から10回以上まで大きく異なります。老人性色素斑であれば1〜3回程度で改善が期待できますが、肝斑の場合はレーザートーニングを5〜10回以上継続する必要があり、そばかすは複数回の施術が基本です。

・58.7%が「シミはレーザー1回で消える」と誤解している 

・73.3%がシミの種類によって治療法が異なることを知らない 

・肝斑とシミの違いを正しく理解している人はわずか21.3%

 用語解説 

■ 老人性色素斑(日光黒子)とは 

老人性色素斑とは、紫外線の蓄積によって生じる最も一般的なシミである。境界がはっきりした茶褐色の色素斑で、30代以降に顔や手の甲などの日光露出部に出現しやすい。Qスイッチレーザーやピコレーザーによる治療が第一選択となる。

■ 肝斑(かんぱん)とは

肝斑とは、頬骨に沿って左右対称に現れる淡褐色のシミである。30〜40代の女性に多く、女性ホルモンや摩擦刺激が発症に関与する。通常のシミ取りレーザーでは悪化することがあり、レーザートーニングやトラネキサム酸内服などの特別な治療アプローチが必要となる。

■ レーザートーニングとは

レーザートーニングとは、低出力のQスイッチYAGレーザーやピコレーザーを顔全体に均一に照射する治療法である。メラニン色素を少しずつ分解するため、肝斑や炎症後色素沈着など、高出力レーザーでは悪化リスクのあるシミに適用される。

シミの種類別 治療法・回数・費用の比較

比較項目

老人性色素斑

肝斑

そばかす

主な治療法

Qスイッチ/ピコレーザー

レーザートーニング+内服

ピコレーザー/IPL

必要な治療回数

1〜3回

5〜10回以上

3〜5回

費用目安(1回)

5,000〜30,000円

8,000〜20,000円

15,000〜40,000円

ダウンタイム

7〜14日(かさぶた)

ほぼなし

3〜7日

治療間隔

1〜3ヶ月

2〜4週間

1〜2ヶ月

再発リスク

中程度

高い(継続治療が重要)

中程度

※一般的な目安であり、個人差があります。シミの大きさ・濃さ・部位によって費用や回数は変動します。

皮膚腫瘍・皮膚外科治療を専門とする医療法人社団鉄結会 アイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、全国の20〜60代のシミに悩みを持つ男女300名を対象に「シミ治療に関する意識調査」を実施いたしました。調査の結果、多くの方がシミ治療について誤った認識を持っていることが明らかになりました。

調査背景 

近年、美容皮膚科でのシミ治療は身近なものとなり、SNSや口コミで「レーザーでシミが一発で消えた」という体験談を目にする機会が増えています。しかし、シミには複数の種類があり、種類を正確に診断せずに治療を行うと効果が得られないばかりか、悪化するケースもあります。当院では、シミ治療に対する誤解がどの程度広がっているかを調査し、正しい知識の普及を目的として本調査を実施いたしました。

 調査概要 

調査対象:全国の20〜60代のシミに悩みを持つ男女 

調査期間:2026年3月2日〜3月11日 

調査方法:インターネット調査

調査対象人数:300名

調査結果

【調査結果】58.7%が「レーザー1回でシミが消える」と誤解

設問:シミ取りレーザー治療について、1回の施術でシミが完全に消えると思いますか?

約6割の方が「レーザー1回でシミが消える」と認識しており、シミ治療に対する大きな誤解が存在することが判明しました。実際には、シミの種類や深さによって必要な治療回数は大きく異なります。

【調査結果】7割以上がシミの種類による治療法の違いを知らない 

設問:シミにはいくつかの種類があり、種類によって適切な治療法が異なることを知っていますか?

シミの種類によって治療法が異なることを明確に知っている人は26.7%に留まりました。「知らない」と「なんとなく聞いたことがある」を合わせると73.3%となり、正確な知識が普及していない実態が浮き彫りになりました。

【調査結果】肝斑とシミの違いを正しく理解している人は21.3%のみ 

設問:「肝斑」と「一般的なシミ(老人性色素斑)」の違いについて、どの程度理解していますか?

肝斑とシミの違いを正しく理解している人は約2割に過ぎませんでした。肝斑は通常のシミ取りレーザーで悪化する可能性があるため、この知識不足は不適切な治療選択につながるリスクがあります。

【調査結果】費用認識は二極化、47.0%が「1万円以下」と過小評価 

設問:シミ取り治療の費用について、1回あたりどのくらいかかると思いますか?

47.0%が「1万円以下」と回答しており、実際の費用相場(シミの大きさにより5,000〜30,000円程度)と比較して過小評価している傾向が見られました。複数回の治療が必要な場合の総額を考慮していない可能性があります。

【調査結果】62.3%がダウンタイムを「3日以内」と過小評価 

設問:シミ取りレーザー治療後のダウンタイム(かさぶた形成や赤みなど)について、どの程度の期間を想定していますか?

62.3%が「3日以内」と回答しましたが、老人性色素斑へのスポット照射では7〜14日程度かさぶたが続くことが一般的です。ダウンタイムへの認識不足が、治療後の不満や不安につながる可能性があります。

調査まとめ 

本調査により、シミ治療に関する複数の重大な誤解が広く存在することが明らかになりました。特に「レーザー1回で消える」という認識が58.7%と過半数を占め、シミの種類による治療法の違いを知らない人が73.3%に上ることは、不適切な治療選択や期待と結果のギャップにつながる深刻な問題です。また、肝斑についての理解不足は、誤った治療による悪化リスクを高めます。シミ治療を検討する際は、まず皮膚科医による正確な診断を受け、自分のシミの種類に適した治療法を選択することが重要です。

 医師コメント|アイシークリニック 髙桑康太医師 

皮膚科医として15年以上の臨床経験から申し上げると、シミ治療で最も重要なのは「まず正確な診断を受けること」です。シミと一口に言っても、老人性色素斑、肝斑、そばかす、炎症後色素沈着、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)など、種類は多岐にわたり、それぞれ最適な治療法が異なります。

調査結果で58.7%の方が「レーザー1回で消える」と認識されていましたが、これは老人性色素斑の一部のケースでのみ当てはまる話です。実際には、シミの深さ、大きさ、肌質によって必要な治療回数は変わります。特に肝斑は、通常のQスイッチレーザーを高出力で照射すると色素沈着が悪化するリスクがあり、レーザートーニングという低出力での治療やトラネキサム酸の内服、ビタミンC外用を組み合わせた複合的なアプローチが必要です。
費用面でも、47.0%の方が「1万円以下」と想定されていましたが、複数回の治療が必要なケースでは総額が予想以上になることがあります。事前に治療計画と総費用の目安を確認することをお勧めします。
また、ダウンタイムについても正しい理解が必要です。老人性色素斑へのスポット照射後は、照射部位にかさぶたが形成され、7〜14日程度で自然に剥がれ落ちます。この期間中は紫外線対策を徹底し、かさぶたを無理に剥がさないことが重要です。一方、レーザートーニングはダウンタイムがほぼなく、直後からメイクも可能です。

 【エビデンス】

日本皮膚科学会の診療ガイドラインでも、シミの種類に応じた治療法の選択が推奨されています。特に肝斑については、強いレーザー治療で悪化するケースが報告されており、慎重な診断と治療計画が求められます。皮膚科医としての臨床経験では、患者様の約3割は複数の種類のシミが混在しており、それぞれに適した治療を組み合わせる必要があります。

 シミ治療前に確認すべき3つのポイント 

・皮膚科医による正確な診断(肝斑の有無を含む)

・シミの種類に適した治療法と必要回数の確認

・総費用とダウンタイムの事前説明

 シミの種類別・適切な治療アプローチ 

・老人性色素斑:Qスイッチ/ピコレーザーのスポット照射が第一選択

・肝斑:レーザートーニング+トラネキサム酸内服の併用療法

・そばかす:ピコレーザーまたはIPLによる広範囲照射

 治療後のケアで重要なこと 

・紫外線対策の徹底(SPF30以上の日焼け止めを毎日使用)

・かさぶたを無理に剥がさない

・保湿ケアの継続と摩擦を避ける

髙桑 康太(たかくわ こうた)医師

皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当

専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科

・ミラドライ認定医

臨床実績(2024年時点、累計)

・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上

・腋臭症治療:2,000件以上

・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上

略歴

・2009年 東京大学医学部医学科 卒業

・2009年 東京逓信病院 初期研修

・2012年 東京警察病院 皮膚科

・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科

・2019年 アイシークリニック 治療責任者

監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

 よくある質問(Q&A) 

Q1. シミ取りレーザーは本当に1回で消えないの?

A. シミの種類によっては1〜3回で改善が見られますが、1回で完全に消えるケースは限定的です。

今回の調査では58.7%が「1回で消える」と認識していましたが、老人性色素斑でも1〜3回、肝斑であれば5〜10回以上の治療が一般的です。シミの深さや大きさ、肌質によっても異なるため、事前に皮膚科医から必要な治療回数の目安を確認しましょう。

Q2. 肝斑とシミの見分け方は?自分で判断できる?

A. 自己判断は難しく、皮膚科医による診断が必要です。

調査では肝斑とシミの違いを正しく理解している人は21.3%のみでした。肝斑は頬骨に沿って左右対称に現れ、境界がぼんやりしている特徴がありますが、老人性色素斑と混在していることも多く、専門家でないと正確な判断は困難です。誤ったセルフ判断で不適切な治療を受けると悪化するリスクがあります。

Q3. シミ取りの費用相場はいくらくらい?

A. 1回あたり5,000〜30,000円程度が目安で、シミの大きさと種類によって異なります。

調査では47.0%が「1万円以下」と想定していましたが、シミの大きさや治療法によって費用は変動します。小さなシミのスポット照射は5,000〜10,000円程度から、顔全体のレーザートーニングは8,000〜20,000円程度が相場です。複数回の治療が必要な場合は総額を事前に確認することが重要です。

Q4. シミ取り後のダウンタイムはどのくらい?

A. 治療法によって異なり、スポット照射で7〜14日、レーザートーニングはほぼなしです。

調査では62.3%が「3日以内」と回答しましたが、老人性色素斑へのスポット照射後は7〜14日程度かさぶたが続きます。かさぶたが剥がれるまでは患部を保護テープで覆うことが推奨されます。一方、レーザートーニングはダウンタイムがほとんどなく、施術直後からメイクも可能です。

Q5. シミ取り治療で失敗しないためのポイントは?

A. まず皮膚科医による正確な診断を受け、シミの種類に適した治療を選ぶことが最重要です。

調査では73.3%がシミの種類による治療法の違いを知らないと回答しました。治療の「失敗」の多くは、シミの種類を正確に診断せずに不適切な治療を行うことで起こります。特に肝斑が混在している場合は注意が必要で、通常のレーザーで悪化するケースがあります。施術前に丁寧な診察と説明を行う医療機関を選びましょう。

放置のリスク 

・シミの種類を誤認したまま治療を受けると、肝斑の悪化や炎症後色素沈着のリスクがある 

・紫外線対策を怠ると、治療後も新たなシミが発生し続ける 

・悪性の皮膚腫瘍(メラノーマなど)をシミと誤認して放置する危険性がある

 こんな方はご相談ください|受診の目安 

・シミの形や色が急に変化した場合(悪性腫瘍の可能性) 

・セルフケア(美白化粧品など)で改善しない場合 

・シミの種類がわからず、適切な治療法を知りたい場合 

・過去のシミ治療で効果が得られなかった、または悪化した場合

クリニック案内 

アイシークリニックの特徴 

・皮膚科医による丁寧な診断でシミの種類を正確に特定 

・複数の種類のシミが混在するケースにも対応可能な複合治療 

・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院で通いやすい立地 

・治療前に必要回数・費用・ダウンタイムを丁寧に説明

アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階 

アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階 

アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F 

アイシークリニック池袋院:東京都豊島区南池袋2-15-3 前田ビル9階 

アイシークリニック東京院:東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント3階 

アイシークリニック大宮院:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画 

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03-6276-3870
代表者名
高桑康太
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年09月