愛犬や愛猫の熱中症対策、実は2割が「特にしない」:ペット保険「PS保険」調べ

対策を講じる飼い主の6割が不安に思うことは、ペットが「十分な水分を摂取しているか」

ペット保険「PS保険」を提供するペットメディカルサポート株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:米満 明仁)はこの度、全国の20~69歳の犬や猫の飼い主1,567名(有効回答数396)にアンケートを実施し、「愛犬や愛猫の熱中症対策」に関する実態を調査しました。その結果を、詳しく紹介いたします。

【調査概要】

期間:2025年6月16日(1日間)

対象:全国の20~69歳の犬や猫の飼い主

方法:インターネットリサーチ

有効回答数:396(調査の対象となったのは1,567名で、25.3%にあたる396名から回答を得ました。このうち、犬の飼い主197名、猫の飼い主199名)

※本集計データを引用する場合は、出所元として「ペット保険『PS保険調べ』」と明記をお願いします。

【調査結果:愛犬や愛猫の熱中症対策に関する実態】

・約4割が「6月」に熱中症対策を開始、2割超は「特にしない」。

・屋外での熱中症対策について、愛犬には幅広い対策を実施し、外出頻度の少ない愛猫には「こまめな水分補給」と「涼しい場所で休ませる」に集中。

・屋内の熱中症対策は共通して「室温を調整する」が主流だが、対策の幅に違いも。

・熱中症対策で最も心配なのは、ペットが「十分な水分を摂取しているか」。飼い主の6割が不安を抱く。

・犬の飼い主は、暑さによりペットが体調を崩したら「すぐに病院に行く」、猫の飼い主は、「しばらく様子を見てから、病院に行く」が最多。

※本集計データは小数点以下第1位を四捨五入しているため、集計値の合計は必ずしも100%とならない場合があります。

※グラフ内に「複数回答可」と記載している設問は、設問に対する回答者数を分母として選択肢ごとの割合を算出しているため、集計値の合計が100%を超える場合があります。

愛犬や愛猫の熱中症対策を始める時期について

愛犬や愛猫の熱中症対策を始める時期を飼い主に伺いました。

犬の飼い主の場合

「6月」(34.5%)最多でした。次いで、「5月」(19.0%)、「7月」(15.5%)が続き、初夏から夏本番にかけて対策を講じる傾向が明らかになりました。一方で、「特にしない」(21.5%)という回答も少なからずあり、熱中症対策に対する意識にはばらつきがあることがうかがえます。「4月」(4.5%)や「8月」(2.0%)など、早期、あるいは遅めに取り組むケースは少数でした。

猫の飼い主の場合

「6月」(38.5%)が最多でした。この結果は、犬の飼い主と同様に、梅雨入り前後から対策を始める傾向が見受けられました。次いで、「7月」(18.0%)、「5月」(12.0%)と続き、おおむね夏の訪れに合わせて意識が高まる傾向にあります。

「特にしない」(23.5%)という回答も一定数見られ、犬の飼い主の場合と同様に対策を行わない層も存在します。また、「4月」(3.0%)や「8月」(3.5%)についても少数派となっています。

両者で、「特にしない」と回答した割合は2割を超えており、ペットの健康管理への啓発が課題と言えそうです。

愛犬や愛猫の屋外での熱中症対策

愛犬や愛猫の屋外での熱中症対策について、飼い主に伺いました。

犬の飼い主の場合

「こまめな水分補給」(79.2%)が最多でした。次いで、「涼しい時間帯に散歩・外出」(75.3%)、「涼しい場所で休ませる」(60.4%)など、外出時の環境や行動に配慮した対策が重視されていることが明らかになりました。

また、「過度な運動を避ける」(37.7%)や「冷却・遮熱効果の高い衣類を着用」(22.1%)、「うちわやハンディ扇風機を使用」(21.4%)といった工夫も見られ、全体として対策意識の高さがうかがえます。また、「体に水をかける」(13.0%)や「靴、靴下の着用」(10.4%)といった冷却手段も少数ですが、実施しています。「特にしない」(0.0%)の回答はなく、犬の飼い主は、屋外での熱中症対策をさまざまなかたちで実施していることがわかりました。

猫の飼い主の場合

「涼しい場所で休ませる」(61.8%)が最多でした。次いで、「こまめな水分補給」(57.2%)、「うちわやハンディ扇風機を使用」(19.1%)、「涼しい時間帯に散歩・外出」(16.4%)が続きました。

また、「過度な運動を避ける」(9.2%)や「冷却・遮熱効果の高い衣類を着用」(11.8%)のように、行動制限や冷却対策は少数でした。なお、「特にしない」(8.6%)という回答があり、犬の飼い主との違いが顕著です。これら猫の飼い主の全体の傾向は、屋外に連れ出す頻度が犬に比べて少ないことが影響していると考えられます。

愛犬や愛猫の屋内での熱中症対策

愛犬や愛猫の屋内での熱中症対策について、飼い主に伺いました。

犬の飼い主の場合

「室温を調整する」(69.5%)が最多でした。次いで、「水分をこまめに与える」と「風通しのいい場所で過ごさせる」(同率49.4%)が高い割合を占めました。「日の当たる場所に長居させない」(45.5%)や「冷却グッズ」(37.7%)も比較的多く、室内環境の整備を中心とした対策が広く実施されていることがわかります。

また、「給水場所を増やす」(27.3%)、「トリミング(毛量を減らす)」(20.8%)といった対策も見られ、複数の方法を組み合わせて取り組んでいる傾向がうかがえます。

猫の飼い主の場合

「室温を調整する」(78.9%)が最多で、犬の飼い主(69.5%)よりも高い割合を示しました。一方で、「水分をこまめに与える」(42.1%)や「風通しのいい場所で過ごさせる」(37.5%)、また、「冷却グッズ」(27.0%)や「日の当たる場所に長居させない」(19.1%)といった対策は、犬の飼い主よりも低い傾向にあり、対策の幅にやや差が見られます。

そのほか、「給水場所を増やす」(19.7%)や「トリミング(毛量を減らす)」(9.2%)といった対応も、全体的に犬の飼い主より割合が低めでした。これらの結果から、猫の飼い主は空調管理を中心に熱中症対策をおこなっていることがわかりました。

愛犬や愛猫に熱中症対策を講じていても心配なことは?

愛犬や愛猫に熱中症対策を講じていても心配に思うことについて、飼い主に伺いました。

犬の飼い主の場合

「十分な水分を摂取しているか」(61.0%)が最多でした。次いで、「熱中症の症状を正しく判断できるか」(43.5%)、「不在時に対処ができない」(42.9%)と続きました。日常的な観察や在宅時以外の対応に不安を抱えている飼い主が多いことがわかります。

また、「冷却グッズを嫌がり使えない」(20.1%)や「熱中症対策の費用」(13.0%)についても懸念の声が挙げられています。

猫の飼い主の場合

犬の飼い主と同様に、「十分な水分を摂取しているか」(56.6%)が最多でした。次いで、「不在時に対処ができない」(43.4%)、「熱中症の症状を正しく判断できるか」(34.9%)が続きました。全体的な傾向は犬の飼い主と似ています。しかし、「熱中症対策の費用」(21.7%)については、犬の飼い主よりも割合が高く、費用面の不安がやや強いことがわかります。

愛犬や愛猫が暑さで体調を崩したら、動物病院を受診しますか?

愛犬や愛猫の暑さで体調を崩したら、動物病院を受診するかを飼い主に伺いました。

犬の飼い主の場合

「すぐに病院に行く」(48.7%)が最多で、愛犬の体調不良時には迅速に専門機関を受診する意識が強いことがうかがえます。次いで「しばらく様子を見てから、病院に行く」(44.2%)が続き、大半の飼い主が受診を前提としていることがわかりました。

一方で、「家庭で対処し、病院には行かない」(6.6%)という回答も少数ながら見られ、自宅での対応を優先する飼い主も存在します。

猫の飼い主の場合

「しばらく様子を見てから、病院に行く」(48.7%)が最多で、症状の変化を見極めてから行動する人が多いことがわかります。次いで、「すぐに病院に行く」(37.2%)という回答が続き、犬の飼い主よりもやや慎重な対応が目立ちました。

また、「家庭で対処し、病院には行かない」(13.1%)という回答は犬の飼い主よりも多く、猫の飼い主は、家庭内での様子見や対処を重視する傾向がやや強いと言えます。

まとめ

本調査から、多くの飼い主が愛犬や愛猫の熱中症対策を意識し、さまざまな方法で工夫を重ねていることがわかりました。一方で、対策の内容や判断のタイミングには幅があり、ペットの体調をどう見極めるかは飼い主によって異なるようです。

犬や猫は体温調節が得意ではなく、暑さの影響を受けやすい動物です。少しでも「いつもと違う」と感じたら、迷わず動物病院など専門機関に相談することが大切です。日ごろからの備えと早めの対応が、大切な家族を守ることにつながります。

ペットメディカルサポートのペット保険「PS保険」は、契約者さまへのサービスとして、経験豊富な獣医師に24時間365日電話相談できる「獣医師ダイヤル」を無料(※1)で提供しています。かかりつけの動物病院の診察時間外の時なども、すぐに相談できて安心です。

※1 通話料はお客さまのご負担になります。

■24時間365日対応 獣医師ダイヤル

https://pshoken.co.jp/summary/veterinarian_dial.html

PS保険の補償内容は、軽微な通院治療から手術をともなう入院まで幅広く対応しています。お手ごろな保険料で十分な補償が受けられるうえ、保険料の引き上げ(※2)は3歳ごとに1度とゆるやかなので、生涯にわたり無理なく続けやすいペット保険です。

※2 将来の保険料を約束するものではありません。

■ペット保険商品「PS保険」の特長

https://pshoken.co.jp/summary/

【会社概要】

商号   : ペットメディカルサポート株式会社

代表者  : 代表取締役社長 米満 明仁

所在地  : 〒107-0052 東京都港区赤坂8-4-14 青山タワープレイス2階

営業開始日: 2008年5月2日

事業内容 : 少額短期保険業(登録番号 関東財務局長(少額短期保険)第24号)

資本金  : 3億3,275万円(2025年3月時点)

URL   : https://pshoken.co.jp/

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会社概要

URL
https://pshoken.co.jp/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都港区赤坂8丁目4番14号 青山タワープレイス2階
電話番号
03-6631-4610
代表者名
米満 明仁
上場
未上場
資本金
3億3275万円
設立
2008年05月