【ジェトロ】中東最大級のスタートアップイベント「GITEX Expand North Star 2023」へ日本から参加する18社が決定
日本貿易振興機構(JETRO)は、UAE・ドバイにて開催される中東・アフリカ(MENA)地域最大のIT展示会「GITEX」のスタートアップ専用イベント「Expand North Star 2023」にジャパンパビリオンを設置する。J-Startup企業(注1)にも選出されているKotozna株式会社やエレファンテック株式会社、ピッチコンテスト「Japan Roadshow」で優勝した 株式会社Spatial Pleasureをはじめとした、注目の日本のスタートアップ18社(注2)への出展支援を行う。
「Expand North Star」は、UAEをはじめ中東各地から各国政府高官、グローバル企業の地域責任者、域内財閥企業等が多数来場するスタートアップ向けのイベント。今年は出展者や来場者間のネットワーキング機会の提供にも力を入れており、会場も新たにDubai Harbourで行われる。開催期間は10月15日から18日まで、会期中には主催団体Dubai World Trade Centre (DWTC)、ドバイ商工会議所によりピッチイベント「Supernova Challenge」が開催され、最大USD200,000の賞金や出資を巡ったプレゼンのトーナメントが併催される予定。
JETROは今年5月18日にDWTC等と、ピッチコンテスト「Japan Roadshow」を日本で初めて開催した他、参加企業に対して事前のメンタリングやビジネスマッチングのサポート、英語コミュニケーショントレーニングやドバイ経済概況のレクチャー等を実施するなど、ネットワークを活かした豊富なメニューで参加企業を支援している。
現地政府の強力な取り組みやMENA地域の豊富な資金力により、イノベーションハブとしての成長を続けているドバイ。今年はCOP28もドバイで開催予定となっており、グリーン分野をはじめ全世界から注目が集まっている。中東・アフリカビジネスのエントリーゲートであるドバイにて、今回参加する日本企業がExpand North Starを契機に、海外進出を勢いづけることが期待される。
参加スタートアップのリストは下記のとおり。 ※五十音順
(社名・WEBサイトURL・サービス内容)
*AWL株式会社(https://awl.co.jp/)
高精度エッジAI分析、AIモデル精度維持機能を提供するAWL。
*株式会社Avatar(https://esthemiru.tech/)
エステティックやコスメティックサービスの効果を最大限理解できるアプリを開発。顧客満足度向上や購入率・リピート率の向上を目指す。
*株式会社アルガルバイオ (https://algalbio.co.jp/)
「藻類の研究開発で、人々と地球の未来に貢献する」をミッションに、健康、サステナブルな食糧供給、環境問題等の社会課題解決のため、「 バイオファウンダリー型藻類開発プラットフォーム 」の構築を通じ、藻類由来の新たなプロダクト・ソリューションの事業化を推進する。
*株式会社INFORICH(https://chargespot.jp/)
「どこでも借りられて、どこでも返せる」がコンセプトのモバイルバッテリーのシェアリングサービス「ChargeSPOT」を運営しており、日本、香港、台湾、タイ、中国とグローバルに展開をしています。「Bridging Beyond Borders 〜垣根を越えて、世界をつなぐ」をミッションにさらなる企業価値の拡大をめざしています。
*エレファンテック株式会社(https://www.elephantech.co.jp/)
P-Flexは、既存FPCに対しCO2の排出量75%および水の消費量95%削減とサステナブルな製法であり企業のScope3対応に貢献可能。
*オプティメース株式会社(https://optilife.ai/)
AIを活用したコミュニケーションスキルコーチング。
*株式会社GALLUSYS(https://gallusys.com/index.php)
SNPITは、カメラNFTを活用した撮影報酬型のGame-Fiプラットフォーム。
ユーザーはカメラNFTを駆使して価値ある写真を撮影し、その成果をSNPIT TOKEN(以下ST)として受け取ることができる。
*Kotozna株式会社(https://kotozna.com/)
Kotozna In-Roomは、宿泊施設向けのAIを搭載した多言語DXソリューション。PMSなど様々なデジタルソリューションとの連携が可能で、事業者の旅ナカ~アトのサービス提供を一気通貫で支援する。
*株式会社コーピー(http://corpy.co.jp/)
CONFIDE for Factoryは、説明可能な製造業向けAIソリューション。
*株式会社魁半導体(https://sakigakes.co.jp/)
液適量の高精度化により、液体のロス軽減や微量液滴を実現。
*株式会社スタンデージ(https://standage.co.jp/)
アーテックロボは、カラーブロックで形を組み立て、プログラミングソフトで制御するロボットプログラミング教材。子どもでも簡単に扱えるため、小学校・中学校・高校などで採用されているほか、塾などのロボットプログラミング教室でも広く導入されている。
*株式会社Spatial Pleasure(https://spatial-pleasure.xyz/)
Spatial Pleasureでは、バス事業者の環境便益を評価し、カーボンクレジットを認証するDMRVソフトウェアを開発。環境便益、外部性を考慮した交通領域の最適化を通じて、より持続可能でレジリエントな都市の実現を目指す。DWTC・ドバイ商工会議所とJETROが2023年5月に日本で初めて開催したピッチコンテスト「Japan Roadshow」にて優勝。
*株式会社D'isum(http://d-isum.net)
機械や人間の異常を前もって予知したり、それらの状態を可視化し定量評価できる。
*株式会社toraru(http://toraru.co.jp)
世界中に仮想交通網を構築するプロジェクト「GENCHI」を運営。現地にある、人やロボット、ドローン等を用いて、まるでメタバース世界にログインするように、希望するリアルな世界のどこかにログインして、参加が可能。
* Minnapad Pte. Ltd ( https://minnapad.com/)
日本の著名クリエイターと世界中のエンタメファンが協調して新規 IP (漫画・アニメ・ゲーム)を構築する Create-to-Earn(著名クリエイターと一緒に作って一緒に稼ぐ)プラットフォーム。
*株式会社ユニマル(https://unimal.jp)
鹿児島のスタートアップで、Spearly CMS / Spearly CLOUD を運営。新プロダクト「Workbench」でサイト制作・運用フローとビジネスモデルをAIで変革する。
*株式会社Recursive(https://recursiveai.co.jp/ja/)
Borealisは、希望する地点の正確な過去の気象情報を提供。年間日射量予測精度は1%未満。
*LocationMind株式会社(https://locationmind.com/)
空間情報工学の分野で第一線の研究を行ってきた東京大学柴崎亮介研究室発の技術ベンチャー。位置情報を通じて様々な産業や機関が持つユニバーサルな課題に挑戦。
(注1)参考外部URL:https://www.j-startup.go.jp/index.html
(注2)2023/10/5 時点
問い合わせ先
ジェトロ イノベーション部 スタートアップ課
E-mail:su-program@jetro.go.jp
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