~瀬戸線沿線価値向上プロジェクト~ 瀬戸線をモデル線区として位置づけ、先駆的な取り組みを行います
詳細は下記のとおりです。
1. プロジェクト実施の背景
名古屋市と瀬戸市を結ぶ瀬戸線は、「せともの」や徳川園、白壁エリア等歴史的・文化的な資源を多く持ち、都市部とつながっていながら自然豊かな場所も多く、約20kmの区間に多様な魅力が詰まったエリアです。また、瀬戸線は当社唯一の独立した線区であることから、新しい試みにチャレンジしやすい環境にあるため、先駆的な各種施策に取り組むモデル線区として位置づけます。さらに都心近くにありながら、「ふるさと」のような温もりと親しみを感じる方が多いことから、沿線の魅力を生かしながら、瀬戸線沿線地域の皆さまと一緒に活性化していく本プロジェクトが立ち上がりました。
2. 本プロジェクトのコンセプト
当社グループ全体から瀬戸線に関わりのある社員が集まり議論を重ねた結果、瀬戸線沿線の魅力は、心地よくおだやかな時が流れ、丁寧な暮らしが息づくまち、未来の世代が安心して学べるまち、みんなに愛される「ちょっといいまち」であると結論づけました。その後、沿線自治体や教育機関、各事業者等の地域の皆さまに実施したヒアリングの結果を踏まえて、この魅力を際立たせるためのさまざまなプロジェクトを実施します。
3. プロジェクト内容
(1)持続可能な線区を目指すプロジェクト
当社唯一の独立線区であることから、瀬戸線を名鉄全線のモデル線区として位置づけ、持続可能な線区を目指し、他の線区に先駆けた各種施策に取り組みます。
①新技術を活用した取り組み
現在、目覚ましい進展をとげる各種技術を活用することにより、より安全で安心な線区を目指すとともに、労働力減少に対し人と技術を融合することによる近代化を進め、沿線地域にとって欠かせない公共交通機関として、持続可能な線区となることを目指します。
②カーボンニュートラル実現に向けた取り組み
環境にやさしいエネルギー効率に優れた輸送機関である鉄道を、駅・車両設備の省エネルギー化や新技術を活用した回生電力の有効活用等で環境負荷をより少なくすることにより、カーボンニュートラル実現へ貢献できる線区をとなることを目指します。
③時代に合わせた利用しやすい鉄道に向けた取り組み
沿線地域の利用者(住みたい人)のみならず、沿線に来訪される利用者(訪れたい人)が利用しやすい鉄道を目指し、デジタル技術を活用するなど、時代に合わせたシームレスで多様なサービスの提供を目指します。
(2)「訪れたい人」「住みたい人」を増やすプロジェクト
①大曽根駅エリアのにぎわい創出
大曽根駅に結節する交通事業者と共に、公共交通の利用促進に取り組みます。また、エリアの回遊性向上によるにぎわい創出を目的として名鉄プロパティマネジメントが運営するミュープラット大曽根が大曽根駅周辺の商業施設や商店街等と連携したイベントの開催も検討していきます。
②せとものの街観光活性化プロジェクト
瀬戸線の歴史を語るうえで欠かせない「瀬戸焼」は、日本六古窯にも数えられ、日本遺産にも認定された地域が誇る文化です。瀬戸のものづくり文化や「せとめし」等のコンテンツを活用して観光活性化を図り、国内外からの誘客につなげます。
まずは、瀬戸市が設置する「瀬戸市企業アンバサダー」への登録を通して、瀬戸市役所をはじめとした地域の皆さまとの連携により観光活性化を推進します。
③SAKUMACHI商店街活用プロジェクト
瀬戸線清水駅~尼ケ坂駅高架下に連なるSAKUMACHI商店街では、地域の方々や連携先のご協力をいただきながら、施設名称の由来である、桜並木の続くまちで明るく、にぎわいの交流拠点(花咲くまちの商店街)の形成を進めていきます。
第一弾として、3月24日に「“笑顔咲く”みんなのSAKUMACHI撮影会」を開催します。尼ケ坂駅を最寄りとする名古屋市立工芸高等学校グラフィックアーツ科の学生とのタイアップイベントで、お客さまの笑顔を撮影し、写真はその場でプレゼントします。その他にも「SAKU SMILE(サクスマイル)」と題し、ワークショップや親子で楽しめるイベントを複数開催し、商店街のさらなる活性化を目指します。
<チラシ イメージ>
④魅力あるまちづくり尾張旭プロジェクト
健康都市を目指す尾張旭市において、健康増進や賑わい創出に共に取り組むことで、魅力あるまちづくりを応援します。
⑤女性応援プロジェクト
働く子育て世代をサポートする事業を展開する名鉄スマイルプラスなどと連携し、暮らしに役立つ情報の発信やイベントの開催などさまざまな取り組みを実施します。
⑥産学連携プロジェクト
瀬戸線沿線の教育機関と連携し、沿線を盛り上げるさまざまな活動を実施します。
⑦喜多山高架関連プロジェクト
現在小幡駅~大森・金城学院前駅間で進められている立体交差事業で生まれる喜多山駅周辺の高架下および周辺用地等の新たな空間について、まちづくり視点でエリアの価値向上につながる利活用方法の検討を進めていきます。
(3)沿線の魅力発信
瀬戸線沿線の情報を発信する専用サイトを立ち上げます。同サイトでは、瀬戸線沿線に「訪れたい」、「住みたい」と思える魅力の発信や、沿線で活躍する人物の取り組みなどの情報を掲載します。
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