ispace、卓越したスペース・エンジニアリング能力を認定する新制度「Engineering Master Program」開始
第1号の「Black Belt Engineering Master(黒帯)」に安達良太氏を認定
株式会社ispace(東京都中央区、代表取締役:袴田武史、以下ispace)(証券コード9348)は、卓越したスペース・エンジニアリング能力と専門性を有するエンジニアを認定する新たな社内認定制度として「Engineering(エンジニアリング) Master(マスター) Program(プログラム)」を開始しました。本制度は、スペース・エンジニアとしての専門技術能力を極めることそのものを価値として評価し、エンジニアが究極の専門性の向上をキャリアパスとして訴求することが可能な社内環境を強化し、エンジニアリング企業としての本質的な企業価値の向上を目指すものです。
この度、本制度における当社第一号の認定者として、当社マネジメントによる検討の結果、安達良太氏「Black Belt Engineering Master(日本語名:黒帯エンジニアリング・マスター)」に認定しました。安達良太氏は現在グローバルデザイン室のグローバルストラクチャーデザイングループ・マネージャーを務めており、2019年の入社以来、一貫して当社のRESILIENCEランダーの設計に携わると共に、現在当社が開発を進めるULTRAランダーの機械設計を主導、月面着陸ミッションに向けた技術基盤の構築に大きく貢献してまいりました。今回の認定に当たっては、RESILIENCEからULTRAに至るランダーの進化の過程において、設計成熟スピードの迅速化や、月面着陸精度の鍵となる着陸衝撃解析能力の自社化等、高度な難課題をクリエイティブに解決した点が高く評価されました。

安達 良太
グローバルデザイン室
グローバルストラクチャーデザイングループマネージャー
略歴
2007年 国内企業で主に産業車両の設計を担当
2014年 同社米国オフィスおよび工場にて4年間、設計リードとして米国市場向け機種の品質改善
および製造コスト最適化に従事
2019年 ispace入社。構造設計チームに配属され、主にミッション2ランダー主構造の構造設計に
従事
2023年 構造設計チームのマネージャーに就任。ミッション3以降のランダー主構造および着陸脚
を開発中
月ミッションの成功には、地上とは異なる月面特有の過酷な環境下で正常かつ安定的に機能する高度な技術と、前例のない困難な課題を既存の常識や慣習に囚われることなく、クリエイティブに解決するエンジニアリング能力が求められます。この度当社が「Engineering(エンジニアリング) Master(マスター) Program(プログラム)」制度を設計した背景には「卓越した技術は、組織を率いるリーダーシップと同等に評価される」とのispaceマネジメントの思想が在ります。
本制度では、技術的な専門性やその組織内外への波及力に応じてレベルを設け、技術者の成果を評価します。認定者には、当社の公式なMasterタイトルの付与に加え、専門性のより一層の向上支援のための手当、さらに社内外での発信機会等が提供される予定です。なお「Black Belt Engineering Master(日本語名:黒帯エンジニアリング・マスター)」は、 特定の専門分野において高度な理論的知見と高度な専門技術を有し、難易度の高い研究開発・技術課題を自律的に解決するとともに、継続的かつ確実に成果を創出できるレベルを示します。
■ 株式会社ispace 代表取締役CEO & Founder 袴田武史のコメント
「月面開発という人類にとって新たなフロンティアへの挑戦には、卓越した技術者無くして実現は困難です。新たなEngineering(エンジニアリング) Master(マスター) Program(プログラム)は、技術を極めることが組織を率いることと同じくらい重要であるという、ispaceの考えを形にした制度です。私たちは今後も、世界中から優秀なエンジニアが集い、挑戦を続けられる環境づくりを通じて、シスルナ経済圏の構築を目指してまいります。」
■ 株式会社ispace ( https://ispace-inc.com/jpn/ )について
「Expand our planet. Expand our future. ~人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界へ~」をビジョンに掲げ、月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業。日本、ルクセンブルク、アメリカの3拠点で活動し、現在約350名のスタッフが在籍。2010年に設立し、Google Lunar XPRIZEレースの最終選考に残った5チームのうちの1チームである「HAKUTO」を運営した。月への高頻度かつ低コストの輸送サービスおよびデータサービスを提供することを目的とした小型のランダー(月着陸船)と、月探査用のローバー(月面探査車)を開発。民間企業が月でビジネスを行うためのゲートウェイとなることを目指し、新たに月周回の自社衛星を活用した、通信・測位を中心とするルナ・コネクトサービスの提供も目指す。2023年には民間企業として世界で初めて月面着陸に挑戦するミッション1を実施。2025年にはミッション2を実施し、月周回までの確かな輸送能力や、ランダーの姿勢制御、誘導制御機能を実証することが出来た。最速2027年には新ミッション2.5として月周回衛星1基を月周回軌道へ投入することを予定。2028年iには、経済産業省のSBIR補助金を活用し、日本拠点が主導で開発を進めるランダーモデル「ULTRA(ウルトラ)」によるミッション3の打ち上げを予定しており、続く2029年iiには南極近傍への高精度着陸を目指すミッション4の打ち上げを予定している。
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i 当該打上げ時期については2026年8月時点の予定であり、今後変更する可能性があります。なお、当社が補助対象事業として採択されたSBIR(Small Business Innovation Research)制度の公募テーマ「月面ランダーの開発・運用実証」の事業実施期間が原則として2027年度とされており、SBIR制度に基づく補助金の対象となるミッション3は、当初2027年中の打上げとして経済産業省及びSBIR事務局と合意しておりましたが、2026年8月時点では当社内の開発計画上、2028年内の打上げとなることを見込んでおります。本変更については今後、関係省庁及びSBIR事務局と調整中の段階であり、最終的には経済産業省により正式に計画変更が認可されることとなります。
ii 2026年8月時点
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