【調査レポート】―ホテル事業者に聞きました― ホテル運営の課題として、全体の7割が人手不足と回答:メトロエンジンが業界の人手不足とDXについての調査結果を公開
コロナの流行でコストカットを迫られた宿泊業界 人手不足を解消するDXに注目が集まる
以下、その結果をお伝えいたします。
TOPICS
■全体の7割が人手不足の課題を抱えていると回答。特に、人手が必要な現場スタッフの人員不足に悩むホテル事業者が約半数と、業界の大きな問題に。
■6割が雇用の強化で人手不足解消に取り組んでいると回答。“DX推進”や“複数業務の兼任”といった、今いる人材でホテル運営をまかなえるような体制作りにも注目集まる。
■DXへの取り組みに意欲的な事業者は8割越え。DXを実施中の施設も約半数と、多くの施設でDX化が進行中。
■「チャットボット」や「レベニューマネジメントツール」など、Saas型DXツールの導入が最も進んでいる傾向に。人員不足が深刻な“お客様対応”だけでなく、価格の最適化と売上の最大化を実現する“レベニューマネジメント”に対する課題意識の強さも伺えた。
■DXを導入していない理由に、「慎重な検討を重ねたい」「ホスピタリティの重視」「費用面がネック」との声が。導入自体に消極的な意見はなく、宿泊業界でのDX化は益々進んでいくと見える。
メトロエンジンは、強みである高精度の需要予測を活かしてダイナミックプライシングを推進し、これからもホテル事業者のDX化、売上最大化をサポートしてまいります。
調査概要
調査概要:ウィズコロナのホテル運営とDX活用に関する意識調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年3月1日〜2023年3月28日
有効回答:20〜60代の宿泊事業従事者55名
※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、【メトロエンジン】とご明記ください。
また、本リリース記載情報以外のアンケート項目および結果についてのデータご提供も可能です。
調査結果詳細
① 69.1%のホテル事業者が運営課題に「人手不足」と回答。従業員の負担を減らすことのできる「業務の効率化」にも問題意識を持っている傾向が。
コロナ前から人材不足に苦しむ宿泊業界でしたが、ウィズコロナ/アフターコロナにおいても、全体の7割が人手不足の課題を抱えている結果となりました。コロナ解雇でコストカットに踏み切った事業者も多く、需要が回復してきた昨今、人手不足の問題がより深刻化していると読み取れます。
特に、「フロント」「清掃」「レストラン」など、接客やサービスの評価に直結する現場スタッフの人員不足が目立っていました。
人的リソース最適化のためか、「業務の効率化」に取り組んでいる事業者も約半数伺えました。
② 人手不足対策に、64.2%が雇用の強化を図っていると回答。今いる人材で人員不足を補う“複数業務の兼任”“DXの推進”の考え方もスタンダードに。
採用強化や派遣スタッフの活用など、“人員確保”に取り組む事業者が最も多い結果となりました。一方で、1人が複数業務を兼任する働き方も比較的主流であることが回答結果から分かり、宿泊業界における人材不足の深刻さが見て取れます。
「DXツールの導入による効率化」も全体の3割強を占めており、 “少ない人員ながらもホテル運営をまかなえるような体制作り”に注目が集まりつつあることが伺えます。
③ 81.8%のホテル事業者がDXの推進に前向きな姿勢
DXツールの導入・取り組みに意欲的な事業者は8割越えと、多くの施設でDX化が目下で進んでいることが明らかとなりました。既にDX推進中の事業者が半数近くいるのに対し、DX化意向はあるものの有効的な方法が分からないと回答した事業者も14.5%おり、DX化に踏み切るスピード感の違いが興味深い結果となっています。
④ 「チャットボット」や「レベニューマネジメントツール」など、Saas型DXツールの導入が最も進んでいる傾向に。いかに早く業務効率化の即戦力となり得るかが、DX導入の大きなカギに。
32.7%のホテル事業者がチャットボットを導入済みと回答。スマートチェックイン/アウトシステムやロボットの導入を含め、人手不足が加速する“お客様対応”におけるDX化が中心となっている傾向が見て取れました。一方で、29.1%の事業者はレベニューマネジメントツールの導入を進めており、レベニューマネジメント領域の属人化解消や売上収入のアップに対する課題意識も伺えました。
少しでも早く人手不足問題に対処できるかが、DXツールを導入する上での判断基準になっていることが分かります。
⑤ DXを導入していない理由に、「慎重な検討を重ねたい」「ホスピタリティ提供を重視している」「費用面でのネックがある」との声。将来的にはDX導入に踏み切りたいという意向も。
DXツールを導入していない事業者に理由を聞くと、「費用がかかる」「DXの前に取り組むべきことがある」「お客様への対応に関わる部分はDX化を考えていない」と施設の状況に応じた様々な意見が見受けられました。
共通して、DXの導入に対して消極的な意見はなく、「部分的なDXには賛成」「将来的にはDX導入の意向がある」というような考えも伺え、宿泊業界でのDX化は今後益々進んでいくと考えられます。
メトロエンジンの提供する『レベニューマネジメント』について
競合価格や在庫情報を毎日収集し需要を予測することで、最適な推奨価格を算出する料金コントロールの自動化ツールです。レベニューマネジメントに必要な業務を一括管理し、属人化しがちな料金設定を標準化できるため、より効率的なホテル経営に貢献します。
■ライトプラン
競合施設の価格などの外部データを元にルールを設定し、推奨料金を算出します。
■プラスプラン
外部データと在庫を加味し、ルールまたはAIで価格を決定します。ライトプランと比べて自社の稼働率も判断に加わるため、より需要に適切な料金を算出できます。
料金算出はルールまたはAIの選択が可能。
■プロプラン
サイトコントローラーだけでなく、PMSとも連携が可能です。さまざまなデータを加味するためより最適な料金の算出が可能となっております。導入後も状況に応じてカスタマイズできるなど、フォロー体制も充実しています。
【メトロエンジン株式会社の概要】
メトロエンジンは、ビックデータから人工知能・機械学習を活用し、客室単価の設定を行うレベニューマネジメントツール『メトロエンジン』をホテルなど宿泊事業者に提供しており、現在では国内でも有数のホテルチェーン社と契約しご利用いただいております。昨今では、様々な分野において需給に合わせたダイナミックプライシングの有用性が評価されはじめておりますが、メトロエンジンはホテル業界の他にもレンタカー業界や、高速バス業界などを対象とした事業も展開しております。
会社名:メトロエンジン株式会社(https://info.metroengines.jp/)
代表者:代表取締役CEO 田中良介
所在地:東京都品川区西五反田七丁目25番5号西五反田七丁目ビル9階
設 立:2016月10月
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