スパイダープラス、自社特許技術を活用した配筋AI機能を提供開始
配筋検査の事前準備をAIで8割削減!
スパイダープラス株式会社は、自社特許技術(※1)を活用した、建築工事の品質管理で行う配筋検査の事前準備作業を自動化するAI機能(以下「本機能」)を、8月21日より提供することをお知らせいたします。
本機能は建設DXサービス「SPIDERPLUS」の配筋検査機能をすでに導入している顧客に対して無償で提供いたします。顧客自身が配筋検査*の事前準備作業をAI技術で8割削減し、検査業務に集中することが可能となるため、作業の効率化と工事全体の高品質化に寄与します。
(*配筋検査:鉄筋コンクリート造の建物工事において、コンクリート内の鉄筋が設計図通り正しく配置されているか確認する、品質管理のための検査業務のこと。)
【背景】
本機能は、当社が保有する特許技術に基づき開発されたSPIDERPLUSの独自機能です。
AIが配筋検査の事前準備に必要な「配筋リストから配筋詳細図面(豆図)を切り出す作業」や「切り出した配筋詳細図面を建築図面に設置した検査アイコンと紐づける作業」を自動で行います。
本機能の活用により、これまで多くの人手と工数を必要とした準備工程の大部分が自動化され、AIが行った作業内容の確認や微調整のみで検査前の事前準備を完了させることができるようになります。
2024年4月からは、当社BPOサービスでの活用を通じて本機能の提供を行っておりました。
機能の追加開発やAI学習を通じた精度向上により、SPIDERPLUSの配筋検査機能を利用する顧客自身が本機能を直接利用するのに耐えうるものになったと判断し、このたびの顧客提供開始に至りました。
なお、BPOサービスでは本機能活用時の精度をさらに高めるための作業を請け負うことにより、SPIDERPLUSで配筋検査を行うお客様が、さらにラクに、正確に検査業務を進めていくことができるよう、支援してまいります。
当社は引き続き、知財戦略とプロダクト戦略を組み合わせた機能開発によって競争優位性を高め、当社にしか提供できない付加価値により、拡大する建設DXニーズに応えてまいります。
【本機能の提供について】
本機能は、オプション機能である配筋検査機能を契約中であれば無償で利用が可能となっております。今後は、本機能が活用できる顧客への浸透を図るとともに、当社推計で約2万社あるとされる全国の総合建設業に対し、SPIDERPLUSの活用を推進してまいります。
当社は工事を請け負う業者としてスタートし、現場業務の途上で自ら感じた疑問をもとに建設DXサービスの開発と事業を2011年より始めました。顧客が現場で向き合う課題は自らのものでもあり、建設業の課題解決のためによりよい技術活用を目指して今後も事業に取り組んでまいります。
※1:本機能に活用された特許技術について
【詳細図⾃動切り出しAI:詳細図切出システム、詳細図切出方法及びプログラム】
特許番号 |
特許第7267523号 |
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登録日 |
2023年4月21日 |
特許権者 |
スパイダープラス株式会社 |
技術の概要 |
(1)建物構造図の詳細図から特定の領域を切り出す作業を自動化 (2)建物構造図の詳細図の特定領域を切り出す作業を自動化し、従来手作業で行っていた手間と時間を大幅に削減 |
特許リリース |
【建物構造図アイコン配置AI:アイコン配置システム、アイコン配置方法及びプログラム】
特許番号 |
特許第7159513号 / 特許第7177964号 |
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登録日 |
2022年10月14日 / 2022年11月15日 |
特許権者 |
スパイダープラス株式会社 |
技術の概要 |
(1)機械学習を通じて建物構造図の記号認識から検査アイコンの配置までを自動化(2)建築図面に詳細図面の対応づけを自動化し、従来の手作業でおこなっていた手間と時間を大幅に削減 |
特許リリース |
【本機能に関するウェビナー開催】
9月3日(火)15:00より、本機能の概要や活用方法について解説するウェビナー 建築業必見!AI✕BPOで検査の事前準備を90%以上削減!「紙の方がラク」と言われない配筋検査の効率化の方法とは? を開催いたします。詳細は以下のリンク先にてご覧ください。
ウェビナーに関してはこちら:
https://spider-plus.com/ai_seminar2409pr
本機能の詳細に関してはこちら:
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