トキハソースが『カミナシ レポート』導入により、製造現場における帳票のペーパーレスを100%実現
デジタル化による記録精度の工場でインシデントリスクも低減
現場DXプラットフォーム『カミナシ』シリーズを提供する株式会社カミナシ(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:諸岡 裕人、以下「カミナシ」)は、トキハソース株式会社(本社:東京都北区、代表取締役:田口 伊津子、以下「トキハソース」)が、製造工程における品質管理業務のデジタル化と効率化を推進するため、『カミナシ レポート』を導入したことをお知らせします。これにより、製造現場の業務効率化と品質管理の精度向上を実現し、消費者へ安全で安心な商品提供をさらに強化しています。

トキハソースは1923(大正12)年の創業以来、100年以上にわたりソースを作り続けてきた老舗ソースメーカーです。長い歴史のなかで培ってきた製法や原材料へのこだわりを強みとしており、品質面においても2018年にはISO22000を取得するなど、高い品質管理体制に取り組んでいます。しかしながら、製造工程における厳格な品質管理を実施する一方で、従来の紙帳票による記録方式では作業者の負担が大きく、紙帳票の保管や検索にも多くの時間を要していました。そこで、トキハソースでは製造現場の業務効率化と品質管理の精度向上を目的に、『カミナシ レポート』を導入しました。
活用方法と成果
1. 製造工程の各記録業務をデジタル化
製造現場で使用していた帳票を100%ペーパーレスに。製造ラインの作業効率が向上
トキハソースでは、製造工程における作業記録や従業員の衛生管理、製品の品質管理など、工場で行われる管理業務のほとんどは紙の帳票で行われていました。さらに管理者は、これらの帳票を回収や確認する作業に多くの時間を費やしており、確認するタイミングも週に1回程度しかとれませんでした。そのため、作業の逸脱を発見しても従業員へのフィードバックが遅れ、結果として従業員もなぜ自分がミスをしたのか忘れてしまうというような現場の改善に関する課題も発生していました。
『カミナシ レポート』導入後は、製造現場で使用していた帳票は100%デジタル化され、全社で年間7,000枚の紙帳票を削減。これにより、現場の従業員の記録業務や心理的な負担が軽減されるとともに、管理者の確認作業も効率化され、より本質的な品質向上活動に時間を割けるようになりました。
2.記録精度の向上によりインシデントリスクを低減
万が一の問題発生時にも迅速に原因が特定できる体制へ
トキハソースの製造現場では、製造した製品を工場内のどのタンクに、どれだけの量を移送したのかの記録を「移送積込確認」として行なっています。これまでは作業者が手書きで記録しており、出荷量の誤記入や判読困難な文字による情報の不明確さが課題となっていました。『カミナシ レポート』導入後は、タブレットへの入力や画像による記録を実施することで、記録精度が向上。誤記入によるインシデントリスクが低減できたほか、万が一の問題発生時にも迅速に原因特定ができる体制が構築できました。
導入事例詳細
製造の未来は「高い品質を証明すること」。DXで築く確かな品質と信頼
デジタル化でインシデントリスクを低減。2拠点同時DXの取り組みとは
http://kaminashi.jp/case/tokiwa-sauce
今後の展望
トキハソースでは、ISO22000以外にも複数の標準規格の認証を取得しています。今後は『カミナシ レポート』の活用範囲を製造現場の日々の記録のみならず、標準規格の認証取得などにも活用し、より高度な品質管理体制を築いていく方針です。
現場帳票システム『カミナシ レポート』について
『カミナシ レポート』は、チェック表など現場管理のための帳票類をノーコードでアプリにできる業務効率化のクラウドサービスです。手書き情報のデータ化から集計、報告など、これまで紙やエクセルで行っていた作業をデジタル化することで、ペーパーレス化のみならず、正しい作業手順の徹底から業務改善まで実現。2020年6月の提供開始以来、製造や飲食、宿泊、小売、物流など、業界問わず15,000以上の現場のDXを推進しています。
※2024年8月より製品名称を『カミナシ』から『カミナシ レポート』に変更しました。
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