隆起印刷で、見える子も見えない子もいっしょに楽しめる「ゆびあそび」の絵本『てんじつきさわるえほん ぼうけんしよう!』6月3日(月)発売
株式会社偕成社(出版社 本社:東京都新宿区 代表取締役社長:今村正樹)は、『てんじつきさわるえほん ぼうけんしよう!』(スギヤマカナヨ 作)を6月3日(月)に発売しました。
てんじつきさわるえほん ぼうけんしよう!
https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784032261707
みんなでいっしょに楽しめる「ゆびあそび」の絵本
本作は、見える子も見えない子もいっしょに楽しめる、ゆびあそびの絵本です。点字や触図の隆起印刷が施されていて、目で見るだけでなく、手で触ってもイラストを感じられるつくりになっています。
※触図とは、手指で触ってわかる図や絵のこと。反対に、視覚をつかうものを墨絵といいます。
ユビッキーといっしょに、ザラザラ、ブツブツ、ツルツル……などいろいろな感触を楽しみながら、右へ右へと進んでいきましょう。
作者・スギヤマカナヨさんの想い
作者のスギヤマカナヨさんは、手で見る学習絵本雑誌「テルミ」の編集・制作に2019年から携わっています。
子どものころ、よく指をつかって冒険をしていたというスギヤマさんは、「テーブルの上のカップやジャムのびんに指ジャンプ、ティッシュの箱に指ダイブ」、「すごいジャンプも綱渡りも、ふしぎと自分がやっている気分になった」(本作あとがきより)と幼少期を振り返ります。
本作は、さまざまな理由で身体を思うようにうごかしたり、外であそぶことができない子どもたちにも、想像の世界では自由に走り回ったり、泳いだり、ジャンプしたりして楽しんでほしい、というスギヤマさんの想いから生まれました。
おまけとしてユビッキーの紙人形などがつくほか、軍手をつかったユビッキーの作り方も掲載しています。
「てんじつきさわるえほん」とは?
「てんじつきさわるえほん」は、本文を点字にしているほか、絵を隆起印刷で表現したものです。偕成社では、「見える子も見えない子も楽しめる」をコンセプトに、これまでにも「てんじつきさわるえほん」を刊行しています(※『これなあに?』には点字がついていません)。
見える子も見えない子も一緒に楽しめる本「点字つきさわる絵本」の魅力(偕成社のウェブマガジンKaisei webより)
著者紹介
作:スギヤマカナヨ
静岡県三島市生まれ。東京学芸大学初等科美術卒業。The Art Students League of New Yorkでエッチングを学ぶ。『ペンギンの本』で講談社出版文化賞受賞。おもな作品に『K・スギャーマ博士の動物図鑑』『てがみはすてきなおくりもの』『ぼくのおべんとう』『わたしのおべんとう』『みーせーて』『あかちゃんは おかあさんと こうして おはなししています』『みんなであいうえお』『ほんちゃん』他多数。手で見る学習絵本雑誌『テルミ』編集長。
書籍詳細
『てんじつきさわるえほん ぼうけんしよう!』
作:スギヤマカナヨ
定価3,080円(税込)
対象:3歳から
判型:21cm×25cm
ページ数:12ページ
ISBN コード:978-4-03-226170-7
発売日:2024年6月3日
◎偕成社HP書誌情報:https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784032261707
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