【Internet Explorerに関する調査】サポート終了後もIE(IEモード)使用率は47%、半数が業務システム上使用せざるをえない状況
ソフトウェアのテスト・品質向上支援サービスを提供するバルテス株式会社(本社:大阪市西区、東京都千代田区、代表取締役社長:田中 真史、以下バルテス)は、当社の運営する品質向上プラットフォーム「Qbook」にて、2022年6月28日~2022年7月15日の間に実施した、「Internet Explorer 11 サポート終了に関するアンケート調査」の結果を発表しました。
2022年6月15日(米国時間)、Internet Explorer(以下、IE)のサポートが終了しました。現在、MicrosoftはIEベースのWebサイトやアプリを使っている企業に対して、EdgeのIEモードを使用するよう呼びかけています。Qbookでは今回、国内事業者及び企業の方を対象に、サポート終了後もIEがどの程度利用されているのかを調査すべく、IEの利用率およびサポート終了に伴う対応についてアンケートを実施しました。
【調査結果サマリー】
(2) このうち、「社内の業務システム上利用せざるを得ない」と回答したユーザーが半数以上
(3) EdgeのIEモード利用者の19%が、IE11と比べ挙動などの差異を感じている
- 47%が現在の業務でIE(EdgeのIEモード含む)を使っている
- 業務でIEを継続使用している理由について
- EdgeのIEモードとIEの差異について
IEモードとの差異について具体的には、「読み込みスピードが違う」、「画面レイアウトの崩れ」、「いくつかの基幹業務システムが動作しない」、「30日毎にInternet Explorerモードページの設定が必要とされる」等の問題があるようです。
アンケートに関する具体的なコメントを含む調査結果の資料は、当社が運営する「Qbook」よりPDFデータをダウンロードすることができます。
・アンケート調査結果:https://www.qbook.jp/download/1393/
- ソフトウェアテスト事業部門 管掌役員 角田の見解「IEに依存した環境からの脱却を」
アンケートの結果を踏まえ、IEを継続利用している企業は我々が想定している以上に多いことが分かりました。
情報漏洩といったセキュリティ上の懸念事項があるにも関わらず、未だに多くのシステムでIEが利用されている理由に、他のブラウザとの互換性のない、IEを前提に開発されたシステムを運用し続けていることが挙げられます。
アンケート結果でも、「IEを継続利用している」と答えた回答者のうち、82%が社内ないし顧客のシステム上の理由でした。この傾向は、長年にわたって継続してシステムを稼働させ続けている企業に強く見られるのではと推察されます。対応手段の一つとして、「EdgeのIEモードの利用」がありますが、今回の調査で、ユーザーの環境にもよりますが同じ環境を100%再現できているわけではないことが分かりました。機能面でのマイナスの回答が多数を占め、セキュリティ面での意識が低いことも分かりました。
IEの利用を既に終了している企業についても、今後のシステム開発および導入においてマルチブラウザへの対応が必要と考えられます。
第三者検証会社であるバルテスは、世の中のIT課題に関する現状を把握し、業界全体の発展に寄与する目的でこの度調査を実施しました。今後も当社では継続的にアンケート調査を行い、ソフトウェア品質向上に向けた提案を行ってまいります。
■調査概要
調査方法 :「Qbook」でのWEBアンケート
調査対象者 :事業所及び企業に所属されている方
調査機関 :自社調査
有効回答数 :440名
調査日 :2022年6月28日~2022年7月15日
ダウンロードURL:https://www.qbook.jp/download/1393/
- バルテス株式会社について
企業名 :バルテス株式会社
証券コード :4442(東京証券取引所グロース)
代表者 :代表取締役社長 田中 真史
本社所在地 :(大阪本社)大阪市西区阿波座1-3-15 関電不動産西本町ビル8F
(東京本社)東京都千代田区麹町1-10 麹町広洋ビル3F
設立 :2004年4月19日
資本金 :9,000万円
従業員数 :711名(2022年3月末 グループ4 社計)
事業内容 :ソフトウェアテストサービス、品質コンサルティングサービス、ソフトウェア品質教育
サービス、セキュリティ・脆弱性診断サービス、その他品質評価、品質向上支援サービス
ホームページ :https://www.valtes.co.jp/
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