ライオン「おくちからだプロジェクト」報告 体験プログラムに参加した子どもの歯みがき回数が増えた! ~令和6年度「いーたいけんアワード」特別賞連携賞を受賞~

ライオン株式会社

 ライオン株式会社(代表取締役兼社長執行役員:竹森 征之)は、様々な子どもたちのオーラルヘルスケア習慣づくりを応援する「おくちからだプロジェクト」を2021年から行い、「歯と口の健康」をテーマとした体験プログラムを開発して「オーラルヘルスケア習慣づくり」と「自己肯定感向上」を目指し取り組んでいます。

 2024年秋に認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ(理事長:湯浅 誠)と連携して実施した「おくちからだプロジェクト~体験キット第5弾」では、1日3回歯みがきをする子どもが増加するなど、子どもの歯みがき回数が増えたことがわかりました。こども食堂を通じた活動により、子どもの歯みがき習慣の行動変容に貢献することができました。

 併せて、令和6年度「いーたいけんアワード」特別賞の連携賞を受賞したことを報告いたします。

      体験キットの紹介(一部):紙芝居、はごろく(ゲーム)、デコハブラシ(工作)

■ライオンの「おくちからだプロジェクト」

 当社は「より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する(ReDesign)」をパーパスに掲げ、サステナビリティ領域における重要課題のうち、事業・社会ともに影響度が高い最重要課題に「健康な生活習慣づくり」を特定し、オーラルヘルスケア分野では、予防歯科習慣づくりを推進しています。

 当社は、「オーラルヘルスケアの習慣づくり」と「自己肯定感の向上」を目指した「おくちからだプロジェクト」を、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえとともに、2021年よりこども食堂を中心に開始しました。

 こども食堂は、オーラルヘルスケアと親和性が高い「食」を通じて、より良い生活習慣を子どもたちへアプローチできる場でもあります。この活動は、全国のこども食堂の運営者のご理解とご協力のもと、支援する皆さんとともに取り組んでいます。

 体験プログラムでは、子どもたちに紙芝居や工作、ゲームなどを通じて、歯と口に関する基本的な知識習得はもちろんのこと、「褒められる体験」、「他者とコミュニケーションをとる体験」、「みんなで楽しく遊びながら学ぶ体験」をしていただいています。2024年10月末までに、全国のこども食堂1,669団体、10万人以上の子どもたちに体験キットを提供しています。

 2024年は異業種との企業間コラボレーション企画として、「食育」と「オーラルヘルスケア」の一連の生活習慣を体験できるプログラムを実施しました。

 また、同年より社内のサステナビリティ体験型研修を導入し、社員自らが現場で社会課題に直接触れ、当社グループが目指す方向性とパーパスの実践の促進に繋げています。

■「おくちからだプロジェクト」体験プログラム~第5弾

(1)実施概要

 2024年秋の「体験プログラム~第5弾」は、「食べたら歯をみがこう」をキーワードに設定。紙芝居を使い、朝・昼・夜それぞれご飯を食べた後に、歯をみがいた時とみがかなかった時のお口の中の状態についてイラストを交えて伝え、食後の歯みがきの必要性を理解してもらいました。そのほか、工作とゲームを通じて、子どもたちが前向きに生活習慣を身につけ、自己肯定感を向上させるプログラムを提供しました。

(2)プログラム実施後の結果

 全国の9団体のこども食堂で効果検証を実施し、120名の小学生が参加しました。参加した子どもに、体験キットを使ったプログラムの実施前、実施一ヵ月後にそれぞれアンケート調査を行い、プログラムのオーラルヘルスケア習慣化への効果を確認しました。今回は「食後に歯をみがく」ことに着目しており、朝・昼・夜に歯をみがいた/みがいていないなどのアンケートに答えていただき、プログラム実施前後の歯みがきの実践状況を集計しました。

 その結果、歯みがき回数が1日1回だった子どもが10.0%→5.0%へ減少し(①)、3回歯みがきをする子どもが41.7%→55.0%に増加(②)しました(図)。その中でも、朝歯みがきを実践した子どもは84.2%→93.3%に増え、夜歯みがきは96.7%→99.2%と高い実践率でした。これらより、体験プログラムに参加した子どもの1日の歯みがき回数が一ヵ月後に増えたことを確認できました。

        図 プログラム実施前、実施後の1日の歯みがき回数

 

 こども食堂運営者からは、「紙芝居を通じて歯みがきの大切さを再認識した。」「こども食堂で、自主的にデコハブラシで歯みがきをする姿が見られた。」「はごろく(ゲーム)を通じて生活習慣が確認できた。」いうコメントを頂きました。プログラム実施により、「食後に歯をみがく」生活習慣づくりに貢献できたと考えています。

 また、「高学年の子どもたちが低学年にも協力し、全体で歯みがきの大切さを共有できた。」や、「(子どもたちが保護者以外の)大人の人たちと接する機会が嬉しかった。」というコメントも頂き、こども食堂の場で同じ体験をする機会を通じて、年少者に役立った感覚(自己有用感)などにも繋がった様子も見られました。

■令和6年度「いーたいけんアワード(青少年の体験活動推進企業表彰)」特別賞の連携賞を受賞

 文部科学省では、社会貢献活動の一環として青少年の体験活動に関する優れた取組を行った企業に対し、「青少年の体験活動推進企業表彰」を行っています。この表彰は、社会貢献活動の一環として青少年の体験活動に関する優れた取組を行っている企業を表彰し、全国に広く紹介することにより、青少年の体験活動の推進を図ることを目的としています(※)。

 (※)出典:文部科学省HP https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01474.html

 今回の受賞は、当社が2021年から始めた「おくちからだプロジェクト」の、全国のこども食堂等の場を通じて提供してきた取り組みやその成果が評価されたものです。

           表彰式の様子

 

 当社グループは、これからも様々な企業や学校、自治体の方々と連携を図りながら、子どもたちの健やかな未来に向けて活動を継続してまいります。

【関連情報】

◆「認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」との連携

https://www.lion.co.jp/ja/sustainability/inclusiveoralcare/okuchikarada/

◆ライオンコーポレートサイト おくちからだプロジェクト

https://www.lion.co.jp/ja/sustainability/inclusiveoralcare/okuchikarada/

◆ニュースリリース

参考資料 ライオン・ファンケルコラボ体験プログラム実施~「おくちからだプロジェクト」

https://doc.lion.co.jp/uploads/tmg_block_page_image/file/10130/20240805_01.pdf

 2024年8月5日公開

参考資料 食育×おくちからだプロジェクト ファンケルとのコラボレーション企画 沖縄高専と連携、こども食堂で体験プログラムを実施

https://doc.lion.co.jp/uploads/tmg_block_page_image/file/10376/20241225_01.pdf

 2024年12月25日公開

◆ライオン公式note

オーラルヘルスケアの習慣を楽しく学ぼう!全国のこども食堂1,669団体、10万人以上の子どもたちに届けた体験を振り返ってみる|ライオン公式note

https://note.lion.co.jp/n/na8bb97ae7b49

 2024年12月25日公開

子どもの幸福×創造性を育む習慣。tupera tupera×むすびえ 編集後記|ライオン公式note

https://note.lion.co.jp/n/nafc75b615cb2

 2024年12月25日公開

◆サステナビリティ活動ブログ(令和6年度「いーたいけんアワード」特別賞の連携賞を受賞しました)

https://www.lion.co.jp/ja/sustainability/staff/4816

◆認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ

https://musubie.org/

以上

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会社概要

ライオン株式会社

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URL
https://www.lion.co.jp/ja/company/about/
業種
製造業
本社所在地
台東区蔵前1-3-28
電話番号
03-6739-3711
代表者名
竹森 征之
上場
東証プライム
資本金
344億3372万円
設立
1891年10月