「時代を経ても古びない良書100冊」に『銀河の片隅で科学夜話』(朝日出版社)が選出!
国内唯一の自然科学の総合研究所である理化学研究所と、本の可能性を追求する編集工学研究所によるプロジェクト「科学道100冊」(https://kagakudo100.jp/)。
科学者の生き方・考え方や、科学の面白さ・素晴らしさを届けることに成功した書籍を毎年100冊選定し、ひろく紹介しています。
これまでの「科学道100冊」シリーズを総括した「傑作選」に、『銀河の片隅で科学夜話』(朝日出版社)が選ばれました!
ぜひこの機会に、他の書籍と併せて、お手に取ってみてください!
『銀河の片隅で科学夜話』とは
物理学者である著者による科学エッセイ。現実の世界のなかの不思議や驚きを、科学の知見を紹介しながら、情感豊かに描いています。
翻訳家・評論家の大森望氏は、「明晰でわかりやすく、面白くて叙情的。科学と詩情。ここにはSF100冊分のネタが詰まっている。」と推薦。
「第40回 寺田寅彦記念賞」や「第3回八重洲本大賞」を受賞するなど、文理を超えて、幅広い読者層に話題となっています。
目次
はじめに
〔天空編〕
第1夜 海辺の永遠
第2夜 流星群の夜に
第3夜 世界の中心にすまう闇
第4夜 ファースト・ラグランジュ・ホテル
〔原子編〕
第5夜 真空の探求
第6夜 ベクレル博士のはるかな記憶
第7夜 シラード博士と死の連鎖分裂
第8夜 エヴェレット博士の無限分岐宇宙
〔数理社会編〕
第9夜 確率と錯誤
第10夜 ペイジランク─多数決と世評
第11夜 付和雷同の社会学
第12夜 三人よれば文殊の知恵
第13夜 多数決の秘められた力
〔倫理編〕
第14夜 思い出せない夢の倫理学
第15夜 言葉と世界の見え方
第16夜 トロッコ問題の射程
第17夜 ペルシャとトルコと奴隷貴族
〔生命編〕
第18夜 分子生物学者、遺伝的真実に遭遇す
第19夜 アリたちの晴朗な世界
第20夜 アリと自由
第21夜 銀河を渡る蝶
第22夜 渡り鳥を率いて
参考文献
書誌情報
『銀河の片隅で科学夜話』
◎ISBN:978-4-25501167-7
◎Cコード:C0095
◎判型:四六判変型 /並製
◎ページ数:192
◎定価:本体1,600円+税
◎URL:https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255011677/?uiaid=prt
◎刊行:2020年2月19日発売(発売中)
著者紹介
全卓樹(ぜん・たくじゅ)
京都生まれの東京育ち、米国ワシントンが第三の故郷。東京大学理学部物理学科卒、東京大学理学系大学院物理学専攻博士課程修了、博士論文は原子核反応の微視的理論についての研究。専攻は量子力学、数理物理学、社会物理学。量子グラフ理論本舗/新奇量子ホロノミ理論本家。ジョージア大、メリランド大、法政大等を経て、現在高知工科大学理論物理学教授。著書に『エキゾティックな量子――不可思議だけど意外に近しい量子のお話』(東京大学出版会)などがある。
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