【20代の転職に役立つ資格ランキング】173人アンケート調査
20代の転職に役立つ資格に関する意識調査
詳細はこちら( https://bizhits.co.jp/media/archives/31064 )
転職にあたり「資格を取ったほうが有利かな」と考えている20代の若手社会人も多いのではないでしょうか。
確かに資格があれば応募できる求人の幅が広がりますし、無資格のライバルに差をつけられます。
しかし世の中にはたくさんの資格がありますので、「どの資格が有利になるのだろう」と迷ってしまいますよね。
そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hits( https://bizhits.co.jp/media/ )は、転職経験がある20代の男女173人に「20代の転職に役立つ資格」についてアンケート調査を実施。
その結果をランキング形式でまとめました。
調査概要
調査対象:転職経験がある20代の男女
調査期間:2022年9月27日~10月13日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:173人(女性118人/男性55人)
調査結果サマリー
・20代の転職に役立つ資格1位は「簿記」
・転職のために資格を取得した人は2割。8割は持っている資格を活かして転職
20代の転職に役立つ資格1位は「簿記」
転職経験がある20代の男女173人に「転職する際に役立った資格」を聞いたところ、1位は「簿記(30人)」でした。
2位「英検・TOEIC(12人)」、3位「普通運転免許(11人)」と続きます。
「簿記」「語学」「OAスキル」など、事務系職種で役立ちそうな資格が多くランクインしました。
事務は人気職種のため、資格があるとライバルに差をつけられそうですね。
また医療・福祉など、人手不足の業界で働くのに役立つ資格も多くランクインしています。
<1位 簿記>
・求人の優遇条件だった(25歳 男性)
・未経験でも、資格があったことで面接までたどり着けた(27歳 女性)
・転職の幅がひろがった(29歳 男性)
簿記2級以上をもっていれば実務未経験でも優遇する、という求人は多いです。
実際に「簿記の資格をもっていたから未経験でも事務系・経理系の職種に応募できた」という声もありました。
また簿記資格があると「コスト意識がある」「会社の仕組みを理解している」と思われやすく、良い印象を残せます。
<2位 英検・TOEIC>
・英検2級。「簡単な英語が読める」ことが優遇条件であったため、役に立ちました(25歳 女性)
・TOEIC895点。転職先では英語を使う機会が少なかったものの、留学経験なしの独学だったことと、スコア自体を評価してもらえた(26歳 女性)
・英検準1級。会社の公用語が英語であったため(28歳 男性)
英語を日常的に使う職場であれば、英語力は必須となります。
また、英語の能力レベルによって「配属先が広がる」「優遇される」というケースも多いでしょう。
仕事では英語を使わなくても、「能力が高い」「目標に向かって努力できる」と評価されることもあるようです。
<3位 普通運転免許>
・1日中車で行動する仕事のため、必須だった(21歳 男性)
・車を使った営業だったため(27歳 女性)
・普通自動車免許が必須の求人が多くあった(29歳 男性)
営業職や「関係機関に車で移動することが多い職種」ですと、車の運転免許が必要となります。「要普免」と書かれている求人も多いですよね。
また運送業などでは、大型免許や牽引免許を持っていると有利になるでしょう。
<4位 OA系の資格>
・MOSが応募の必須資格だった(23歳 女性)
・事務職への転職だったので、ワードが使えると証明できて役立った(26歳 女性)
・事務の仕事でスキルが必要だったから(29歳 男性)
具体的にはMOS(Microsoft Office Specialist)やワープロ検定などです。
「前職でパソコンを使っていました」といっても、どれくらいのスキルがあるのか証明するのは難しいもの。
しかしOAスキル関連の資格を取得していれば、客観的にスキルを証明できます。
商業高校や情報系の高校に通う生徒は、授業の一環でOA系資格を取得することも多いようですね。
<同率4位 介護系の資格>
・ヘルパー2級(現・介護職員初任者研修)。介護の仕事に応募するとき、無資格より採用率が上がるから(24歳 女性)
・国家資格である介護福祉士は、自分の経験年数を示せて便利だった(27歳 女性)
・ヘルパー2級(現・介護職員初任者研修)。給与面でプラスになった(29歳 男性)
介護職は無資格でも挑戦しやすい仕事ですが、資格があるとより採用されやすくなります。
また資格手当が出るため、給与面でもプラスに。
『介護職員初任者研修』は比較的簡単に取得できるので、介護業界に転職するなら取得しておいて損はないでしょう。
<6位 医療系専門職の国家資格>
・看護師。国家資格があるだけで、さまざまな転職先を選べた(25歳 女性)
・診療放射線技師免許。専用の転職サイトがあるため仕事を探しやすい。限定的な仕事ではあるが、確実に仕事を見つけられる(28歳 女性)
医療系専門職は人手不足と言われており、資格があれば仕事を見つけやすいのがメリットです。
ただ資格取得のためには、専門学校などに通ってから試験を受ける必要があります。
社会人があらためて資格取得するにはややハードルが高いものの、取得さえすればかなり使える資格だといえます。
<同率6位 保育士>
・保育士資格を持っていれば、子ども関連の求人がかなりの数ありました(26歳 女性)
・転勤族の妻だが、転勤先でも仕事が決まるためありがたい。雇用形態も選びやすい(28歳 女性)
保育士も人手不足と言われており、資格があれば仕事を見つけやすくなっています。
保育園以外でも、幼児教室や学童保育などで資格が生かせますよ。
資格なしで働ける「保育補助」もありますが、求人数が少なく給与も低くなってしまうため、やはり保育士資格があると有利です。
保育系の学校に通っていなくても、通信教育などで勉強して保育士試験に合格すれば資格が取得できます。
男女別20代の転職に役立つ資格
「男性だけにおすすめ」「女性だけにおすすめ」という資格はありません。
ただ「男性が多い業種・職種」「女性に人気の業種・職種」が違うため、実際には役立つ資格に男女差が出ることもあります。
アンケートからわかった男女別「20代の転職におすすめの資格」は下記のとおりです。
<女性の転職に役立つ資格ランキング>
女性では「事務系職種で活かせる資格」に加え、「医療・福祉系の資格」が多くなっています。
医療・福祉系の資格があれば、「短時間勤務など柔軟な働き方をしやすい」「配偶者の転勤についていくとき、引っ越し先で仕事を探しやすい」といったメリットがあります。
<男性の転職に役立つ資格ランキング>
男性では事務系資格のほか、「現場仕事」で優遇される資格が多いですね。
例えば危険物取扱者はガソリンスタンドや工場で優遇される仕事ですし、フォークリフト免許は製造・物流の現場で役立ちます。
持っている資格を活かして転職した人が約8割
転職で役立った資格について、「転職のために取得したのか、それとも以前から持っていたのか」を聞いたところ、「以前からもっていた」と答えた人が78.6%と多くなっています。
8割近くが、もともと取得していた資格を生かして転職したことがわかりました。
社会人になってから資格取得するには、勉強時間の確保が大きなハードルになります。
労力や時間を考え、もともとある資格を活かして転職する人が多いのかもしれませんね。
<転職活動以前から資格をもっていた人の回答>
・危険物取扱者・第2種電気工事士。高校時代に「いつか役に立つ」と思って取っておいた(22歳 男性)
・宅地建物取引士。前職で不動産の営業をしており、必ず取得しないといけなかったため(25歳 女性)
・英検など。趣味の延長で取得(28歳 女性)
「学生時代に将来のことを考えて取得した」「前職で必須の資格だったから」という回答が多数。
取得している資格から求人を絞り込めば、好条件で転職できる仕事が効率的に探せそうですね。
「前職のために取得した資格だったが、異業種でも役立った」という体験談もありました。
<転職のために資格を取った人の回答>
・420時間日本語講師養成講座。海外で働くために取りました(25歳 男性)
・宅地建物取引士。不動産会社で働きたく、一番役に立つ資格だと考えたためです(28歳 女性)
・ネイリストの資格。ネイルが好きで、好きなことが仕事になれば絶対楽しいと思ったから(29歳 女性)
転職のために資格取得した人は、希望職種・業界に応じた資格をピンポイントで取得するケースが多くなっています。
「保険の仕事がしたいからファイナンシャルプランナー」「事務職になりたいから簿記や秘書検定」などですね。
目標が明確なら、勉強も諦めずに頑張れそうです。
まとめ
20代の転職活動で役立つ資格としては「簿記」「語学系の資格」など、「事務系職種で役立つ資格」「どんな業界でも歓迎される資格」が多く挙げられました。
しかし希望の職種・業界が決まっているなら、どんな業界でも役立つ資格だけではなく、業界特有の資格も取得しておいたほうがいいでしょう。
「なんとなく」や「簡単に取れそうだから」という気持ちで勉強するよりも、目指す職業や業界が決まっている状態で勉強するほうが、やる気が高まり効率も上がるはずです。
転職後の姿をイメージして、自分に必要な資格取得を目指しましょう。
※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
URL:https://bizhits.co.jp/media/archives/31064
■株式会社ビズヒッツについて
当社では、社名と同じ「Biz Hits」という名の仕事・転職・求人情報サイト( https://bizhits.co.jp/work/ )と、ビジネスの問題解決を考えるメディア( https://bizhits.co.jp/media/ )を運営しています。
また、上記メディア運営の中で得た知識と経験を元に、業務効率化サポート・リモートワークとクラウドソーシング導入コンサルティングも行っております。
■Biz Hits編集長:伊藤陽介のプロフィール
株式会社ビズヒッツ代表取締役。
2011年から東京~鈴鹿間でリモートワークによる遠隔経営を10年以上続けており、スタッフの8割以上がリモートワーカーによる複数のWebメディア、求人サイト運営を行う。
※プロフィール詳細はこちら
https://bizhits.co.jp/itoyosuke_profile/
■会社概要
社名 : 株式会社ビズヒッツ
所在地 : 〒510-0208 三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21
代表者 : 代表取締役 伊藤 陽介
設立 : 2009年1月19日
資本金 : 300万円
事業内容 : WEBメディアの運営・コンサルティング
URL : https://bizhits.co.jp/company/
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