大反響! 石原慎太郎の絶筆「死への道程」掲載『文藝春秋』4月号 7年ぶり3刷2万部の重版決定
株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区、社長:中部嘉人)は3月10日発売の『文藝春秋』4月号の重版(3刷)2万部を決定いたしました。
『文藝春秋』が3刷となったのは、2015年9月号(第153回芥川賞又吉直樹「火花」、羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」掲載)以来、7年ぶりとなります。
『文藝春秋』4月号には、石原慎太郎氏自身により「死への道程」と題が付けられ、生前、親族に託されていた遺稿が掲載されています。
発売初日の3月10日から、全国の書店やコンビニ、Amazon、楽天ブックスなど即日完売店が続出しています。
以下、「死への道程」の一部を引用します。
〈「これで先生この後どれほどの命ですかね」
質したら、
即座にあっさりと
「まあ後三ケ月くらいでしょうかね」
宣告してくれたものだった。
以来、私の神経は引き裂かれたと言うほかない〉
石原氏はかねてから膵臓がんを患い、重粒子線治療を受けていましたが、再発していました。原稿には、この日以来はじまった「死」との格闘の日々が綴られています。
〈最近大学高校で同窓だった友人たちが続いて死んでいき我が身に起こりつつあるものについての実感を強くしているが、私が、宣告された膵臓癌による死について巷間言われている事によるとそれは死の到来の前に強い苦しみを伴うそうだが、事ここに及んで私が神仏に縋ることはその苦しみだけはなんとか軽減して貰えまいかと言う事だけだ〉
やがて、石原氏の「死」との格闘は決着にむかいます。
4月号には、石原氏の最期を看取った四男延啓氏のインタビュー「父は最期まで『我』を貫いた」が同時掲載され、最後の数カ月に病床の氏が遺した言葉を紹介しています。
また芥川賞受賞作「太陽の季節」(『文藝春秋』昭和31年3月号の復刻版)も全文掲載されています。
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『文藝春秋』編集部には、読者の方から多くの感想が寄せられています。
その一部を抜粋してご紹介します。
◆やはり石原慎太郎という人は存在感があった。それを感じさせてくれる今回の特集だった。(62歳・新潟)
◆慈しみを持ちながら、完璧に死にたいとはよく言ったものである。石原慎太郎は考えた通りに死んでいったように思える。(73歳・大阪)
◆石原慎太郎氏を偲んだ特集を大変興味深く拝見した。とりわけ、亀井静香氏の「三途の川で待ってろよ」を読んで、涙がこぼれた。(57歳・埼玉)
■掲載誌
掲載誌:『文藝春秋』4月号
発売日:2022年3月10日
特別定価:1, 100円(税込)
出版社:文藝春秋
https://bunshun.jp/list/magazine/gekkan-bunshun
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