SHIBUYA SKY EXHIBITION Vol.9 KOSEI KOMATSU Touching the sky|空にふれる

2026年1月22日(木)から3月22日(日)まで開催

「渋谷スクランブルスクエア」の14階・45階・46階・屋上に位置する展望施設「SHIBUYA SKY」(以下、本施設)は、「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES」と題して、本格的な企画展を定期的に開催しております。

「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES」は、本施設のご来場者に、渋谷最高峰の景色を眺めるだけにとどまらず、まだ見ぬ世界への興味を抱かせ、想像力を育てる体験を提供することを目的に開催。「視点を拡げる」を共通テーマに、アーティストが本施設を体験したインスピレーションから制作された作品を展開しております。9回目となる今回は、小松宏誠による企画展「Touching the sky | 空にふれる」(以下、本展)を開催することが決定しました。開催期間は、2026年1月22日(木)から3月22日(日)までとなります。

▲キービジュアル

「Touching the sky | 空にふれる」作家メッセージ

2004年、美術大学の卒業制作で羽根を浮かせたことをきっかけに、

「鳥」や「浮遊」への関心から作品制作を重ねてきました。

キャリアが20年を超え、「軽さ」「動き」「光と影」へとテーマも広がり、

いまでは関係性が現象として立ち現れる「風景」にも惹かれ始めています。

今回の展示を計画するため、SHIBUYA SKYを訪れ、

屋上展望空間「SKY STAGE」で肌に風を感じていると、

ふと感覚がつながり、「空にふれる」という言葉が浮かびました。

とても簡単な言葉ですが、自分の中の大切な感覚が、

ようやく言葉になったような気がしています。

子どもの頃、電線が地中に埋められ、

空と自分の間に揺れ動く線が消えたとき、

とても寂しく感じました。

鳥を見上げた先には、いつも空がありました。

雨は、空と地上をつなぐ一本の線のようにも感じています。

海を見ると、そこから大量の水が空へ浮かび上がっていく様子を想像します。

僕が作り続けてきたのは、

地上にいながら空を感じるための装置だったのかもしれません。

― 小松宏誠

▲コンセプトスケッチ

開催概要

アーティスト小松宏誠は「浮遊」を主題に、〈鳥〉や〈羽根〉を手がかりとして、軽さ・動き・光を空間へ翻訳する繊細なインスタレーションを発表してきました。自然のメカニズムと人の技術が交差する表現を探究してきた小松が、いま見つめるのは風景そのものです。本展のタイトルは「Touching the sky | 空にふれる」。輪郭を持たない"空"という存在が、作品にふれることで静かにかたちを現し、その気配が、手の届く距離へと近づいていきます。

SHIBUYA SKYという風景の中心で、小松が長年見つめ続けてきた"空への感覚"の軌跡に触れるひとときをお過ごしください。

■企画名称:SKY GALLERY EXHIBITION SERIES vol.9 KOSEI KOMATSU「Touching the sky|空にふれる」

■開催期間:2026年1月22日(木)から3月22日(日)

■開催場所:SHIBUYA SKY 46階 屋内展望回廊「SKY GALLERY」

■特設サイト:https://www.shibuya-scramble-square.com/sky/exhibition_kosei_komatsu/

■参加方法:

イベント当日のSHIBUYA SKY入場チケット、もしくは年間パスポートをお持ちの方は、どなたでもご鑑賞いただけます。入場チケットのご購入について、詳しくは下記サイトをご覧ください。

https://www.shibuya-scramble-square.com/sky/ticket/

※SHIBUYA SKYチケットは数に限りがございます。希望日時のチケットが完売の場合は購入いただけません

※2週間先の日付までの入場チケットをご購入いただけます。本展につきましては、1月8日(木)より順次販売開始いたします

※入場後の滞在時間に制限を設けていませんが、退場後の再入場はできません

小松宏誠について

プロフィール

1981年徳島県生まれ。2004年武蔵野美術大学建築学科卒業、2006年東京藝術大学大学院修了後、アーティストグループ「アトリエオモヤ」のメンバーとして活動を開始。2014年に独立。「浮遊」や「鳥」への興味からはじまり、「軽さ」「動き」「光と影」に着目した作品を展開。現在は、現象としての作品と、そこから生まれる鑑賞者それぞれの場を意識しながら、美術館での作品展示をはじめ、商業施設など大空間の空間演出も手がけている。2022年武蔵野美術大学建築学科特任准教授着任

▲小松宏誠

EXHIBITION

「小松宏誠展 光と影のモビール けしきと歌」鳥取県立美術館(2025)

「小松宏誠展 光と影のモビール 海と歌」金津創作の森美術館(2024)

「小松宏誠展 光と影のモビール 空と歌」文化フォーラム春日井・ギャラリー(2024)

「Kosei Komatsu Exhibition 光と影のモビール 現象する歌」朝日町立ふるさと美術館(2023)

「Kosei Komatsu Exhibition 光と影のモビール 森の夢」金津創作の森美術館(2022)

「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」(2015、2022)

「六本木ヒルズウエストウォーク クリスマスデコレーションSnowy Air Chandelier」(2014)

「LEXUS Inspired By Design」のCMに作品が起用(2014)

「Wearing Light」ISSEY MIYAKEとのコラボレーション(2014)

「釜山ビエンナーレ Living in Evolution」(2010)

展示作品

《雨のうた》2019-2026年 ミクストメディア 撮影:稲葉 真
《シークレットガーデン》2010-2022年 ミクストメディア 撮影:稲葉 真
《Lifelog_シャンデリア_リマスター》2025年 ミクストメディア

サウンドデザインにアーティストevala

SHIBUYA SKY 46階屋内展望回廊「SKY GALLERY」の常設サウンド演出を手掛けるevalaが、本展のための特別サウンドを制作します。⽴体⾳響システムを駆使し、空間的に作曲を⾏うevala独⾃の⼿法は、国内外のインスタレーションや先鋭的な舞台作品でも⾼い評価を受けてきました。小松の繊細なインスタレーションと、evalaが紡ぐ多層的な音のレイヤーが交差することで、SHIBUYA SKYという風景は「見る」だけでなく、「身体で感じる」体験へと深化します。ここでしか生まれない、空と作品と音が響き合う瞬間をお楽しみください。

■プロフィール

音楽家、サウンドアーティスト。「See by Your Ears」主宰。既存のフォーマットに依拠しない立体音響システムを駆使した独自の”空間的作曲”によって、聴覚の潜在能力を覚醒させる没入体験を展開。無響室から広大な庭園、廃墟から公共空間、劇場に至るまで、多様な場でのサウンドインスタレーションを発表し、国際的に高い評価を得ている。2025年、アルス・エレクトロニカ賞にて冨田勲特別賞(Isao Tomita Special Prize)を受賞。主な個展に「evala 現われる場 消滅する像」(NTTインターコミュニケーション・センター [ICC], 2024年)など。

HP:https://evala.jp/

Instagram:https://www.instagram.com/evalaport/

▲evala

SKY GALLERY EXHIBITION SERIESについて

渋谷は文化を生み出す街であり、本施設はそんな街との循環によって、渋谷とともに成長してゆく「知的好奇心を育てる施設」を目指しています。そのためにも、本施設のキーメッセージである『展望せよ。渋谷、世界、自分、未来。』を軸に、渋谷で文化を生み出しているパートナーやアーティストとのコラボレーションを通じ、新たな気づきを誘発するカルチャーコンテンツを企画・実施しています。

なかでも46階屋内展望回廊「SKY GALLERY」にて定期的に開催する「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES」は、「視点を拡げる」を共通テーマに、アーティストが本施設を体験したインスピレーションから制作されたオリジナル作品を主軸に展開する本格的なエキシビションです。

今後も本施設は、「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES」を通じて、渋谷最高峰の景色を眺めるだけにとどまらず、まだ見ぬ世界への興味を抱かせ、想像力を育てる体験を生み出します。

■これまでのSKY GALLERY EXHIBITION SERIES

vol.1 EVEREST 都市と極地の高みへ

開催期間 2020年6月1日~8月31日

写真家石川直樹氏が自ら登り、撮影したエヴェレストの写真をSKY GALLERYの空間構成に沿って展示。当企画は、本施設の体験設計のベースとなっている通過儀礼や山登りの体験構造にフォーカスを当て、体験の類似性と異なるスケールを持った世界の可能性を“直感的”に示すことで、目に見える景色の先に世界はつながっているという事を示唆しています。

vol.2 FOCAL DISTANCE | 焦点距離

開催期間 2020年11月1日~2021年1月17日

アーティストの岩崎貴宏による、観る者の視点に潜む焦点距離を変化させることに着眼した変貌する都市のポートレート的作品を展示。

作家自身がSHIBUYA SKYを体験したインスピレーションから制作されたオリジナル作品を主軸に展開。

vol.3 Everyone’s sky 消えゆく風景への旅 by TRANSIT

開催期間 2021年6月1日~7月20日

2020年9月にTRANSITから発行された「TRANSIT49号 美しき消えゆく世界への旅」の誌面企画から、“海(Sea)・森(Forest)・動物(Animals)・眺望(The View)”という4つのエリアに分けて再構成した写真/読み物パネルを<SKY GALLERY>回廊内の壁面4箇所に散りばめ、回遊しながら楽しめる空間展示としています。屋上から360度に広がる景色を体験した後、その先に広がる世界のさまざまな環境問題に目を向けるきっかけをつくります。

vol.4 DOWN TO TOWN

開催期間 2022年5月20日~7月24日

「DOWN TO TOWN」は、アートチーム「SIDE CORE」がキュレーションする、匿名アーティストグループ「EVERYDAY HOLIDAY SQUAD」による個展です。渋谷で一番高所に位置するSHIBUYA SKY 46階「SKY GALLERY」を展示会場とし、「望遠鏡を覗いて鑑賞すること」や「独自の視点で作られた地図を持って街を歩く」という行為を通じて、アーティストのアイデアに触れながら街を散策(down to town)し、街に対する新しい視点の獲得をうながしました。渋谷という街の中でこそ生まれる特別な体験を提供しました。

vol.5 目 [mé]

開催期間 2023年1月13日~3月24日

都市の運動から抜け出し「ただ、眺める」。をテーマに、これまで展示空間と観客を含めた状況をつくることで空間を変容させ、現実の不確かさをひとびとに体験させてきた現代アートチーム「目 [mé]」の企画展を開催。作家の観点と非日常から世界を眺めることを可能にするSHIBUYA SKYの視座を重ねることで、都市は一つの大きな運動体でありながら、その運動を担う私たちはそれぞれの固有の時を歩んでいるという世界の姿をただ、眺めることを促しました。

vol.6 TOKYO GAMES

開催期間 2023年5月25日~7月30日

写真家・松岡一哲は、身近な被写体や日常を切り取りながら、存在の固定概念や言葉の枠組から取りこぼされる世界の実存をフィルムに焼き付けてきた。

本展では、SHIBUYA SKYの展望空間から望むことのできる東京の数カ所の街で撮り下ろしたポートレート32点を含む総数42点の作品を展示。展望空間では東京の遠景を、展示空間では近景を、と異なる視点・視座から見つめる体験を提供しました。

vol.7 「Ding-dong, ding-dong 〜Bells ringing at the bottom of the valley〜」

開催期間 2024年1月23日~3月31日

茨城県水戸市を拠点とする美術家の中﨑透は、渋谷という街に深く関わりながら独自の人生を歩む、年齢や性別、職業の全く異なる三人のインタビューを実施。決して交わり合う事の無かった三つの人生が、中﨑の新作を中心とした作品群と共に紡がれていきます。鑑賞者はこの舞台に散りばめられた断片を通して、ここSHIBUYA SKYの上空から見下ろす街のイメージとのズレ、自らの今や人生との差異に触れながら、社会といち個人の間にある影響の密接さを感じることでしょう。再開発が続くこの街の輪郭は常に変化していきますが、その輪郭もまた揺さぶられる体験になるかもしれません。

「SHIBUYA SKY」について

■SHIBUYA SKY

本施設は、14階~45階の移行空間「SKY GATE」、日本最大級の屋上展望空間「SKY STAGE」、46階の屋内展望回廊「SKY GALLERY」の3つのゾーンで構成されております。渋谷最高峰の地上229mから広がる360度の景色を眺めるにとどまらず、一連の体験を通じて知的好奇心を刺激し、想像力を育む展望装置です。

名称:SHIBUYA SKY

フロア:14階(チケットカウンター)、45階・46階(屋内展望施設)、屋上(屋上展望空間)

高さ:地上229m

営業面積:屋上展望空間 約2,500㎡、屋内展望施設 約3,000㎡

営業時間:10:00~22:30(最終入場21:20)※最新の営業時間は公式WEBサイトをご確認ください

休館日:元日(※臨時休館日あり)

公式WEBサイト:https://www.shibuya-scramble-square.com/sky/

<施設およびチケットに関するお問合せ先>

SHIBUYA SKYお問合せ窓口 TEL:03-4221-0229(受付時間10:00~20:00)

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会社概要

URL
https://www.shibuya-scramble-square.com/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア17階
電話番号
03-4221-4280
代表者名
山中淳郎
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2015年07月