プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES
  • Top
  • テクノロジー
  • モバイル
  • アプリ
  • エンタメ
  • ビューティー
  • ファッション
  • ライフスタイル
  • ビジネス
  • グルメ
  • スポーツ

PR TIMESのご利用について

資料をダウンロード

日本アイ・ビー・エム株式会社
会社概要

アフリカ全土の銀行がIBMハイブリッドクラウドとAIソリューションを利用し、デジタル・イノベーションを加速

IBMテクノロジーの活用によりアフリカ大陸全体でのファイナンシャル・インクルージョンを促進

日本IBM

[南アフリカ共和国ヨハネスブルグ – 2021年9月22日(現地時間)発]
IBMは本日、アフリカ全土の金融機関が、デジタル・イノベーションの利用に加え、デジタルファースト・ソリューションの開発に取り組み、最終的にはアフリカ大陸の金融サービスへのアクセスを拡大していくことを目指し、IBMのハイブリッドクラウドおよびAIを選択していることを発表しました。
IBM Cloudのゼネラル・マネージャーであるアラン・ピーコック(Alan Peacock)は次のように述べています。「企業は、イノベーションと規制、コンプライアンスのバランスを取ることに関して、企業独自の課題に直面しています。金融サービスのような規制の厳しい業界の企業は特にそう言えます。IBMは何十年もの間、金融サービス業界の変革を進めてきました。IBMはその業界経験とセキュリティーおよびデータ・プライバシーにおけるリーダーシップを金融サービス業界にもたらし、銀行がこうした課題に対処し、業務をモダナイズして変革し、顧客にイノベーションを提供できるよう支援してきました」

IBM North, East and West Africa地域担当ゼネラル・マネージャーであるアンジェラ・チェレマテン-ジモー(Angela Kyerematen-Jimoh)は次のように述べています。「銀行は昨年、デジタル・ソリューションやモバイル・ソリューションへの傾倒、スマートフォンの普及、利便性、革新性、シンプルさを求める現代の消費者の声の高まりによってもたらされた変化に対応してきました。誰もが金融サービスにアクセスでき、金融サービスの恩恵を受けられるようにするファイナンシャル・インクルージョンを促進できるデジタル金融サービスを提供する機会をアフリカ大陸の銀行が利用する中、IBMはアフリカにある複数の金融グループと協力し、IBMのハイブリッドクラウドやAIを通じてクラウドベースのインテリジェントなデジタルファースト・イノベーションを提供しています」

アフリカの33カ国で銀行業務を展開する汎アフリカ銀行コングロマリットであるエコバンク(EcoBank)は、ハイブリッドクラウド・アプローチを採用して、アフリカ全土の数百万人にまで顧客層を広げています。エコバンクはIBM Cloudを利用して、主力であるモバイル・バンキング・アプリケーションを移行し、リソースをオンデマンドでの増減を活用することでモバイル・バンキング・サービスのトラフィックの急増に対応できるようにしました。また、エコバンクは他のIBM Cloudサービスにもアクセスでき、これらのサービスを利用して、より革新的なデジタルファースト・ソリューションを開発し、独自の顧客体験の強化を行っています。

主力のモバイル・アプリケーションに1,200万人を超える顧客を抱えるエコバンクは、デジタル・バンキングの変革を加速化し、デジタル・サービスを拡大して、自社プラットフォームですでに処理済みの3,000万件のデジタル取引を増やしていくことを目指しています。汎アフリカ銀行コングロマリットであるエコバンクはこの取り組みの一環として、顧客ベースの拡大に対応できるオープンなデジタル・バンキング・プラットフォームを使用することでサードパーティーのプロバイダーとの統合が容易になる、スケーラブルなビジネス・ソリューションを構築しました。

汎アフリカの銀行および金融グループであるアティジャリワハ銀行はIBMのハイブリッドクラウド・ソリューションを採用して、銀行業務のデジタル化を促進し、新しいデジタル・サービスの顧客への提供を加速化しています。しかもこれらはすべてセキュリティーが充実した柔軟性の高い環境で実施できています。同行は、Red Hat OpenShift上で稼働するIBM Cloud Paksを使用して、営業部門と事務部門のプロセスを合理化および統合することで、事業運営やIT運用をモダナイズしています。

アティジャリワハ銀行はIBM Cloud Paksを導入することにより、コーポレート・バンキング・アプリケーションなど、同行のコア・バンキング・アプリケーションを、セキュアで統合されたスケーラブルな環境でモダナイズして管理することを目指しています。これが実現すれば、新しい商品を市場に投入するまでの時間を短縮するとともに、顧客とのやり取りをさらに質が高くシンプルなものにすることができます。また、同行の従業員は顧客へのより良いサービスの提供に努力と時間を向けられるようになります。

今回のIBMとのコラボレーションは、銀行のデジタル・トランスフォーメーション戦略を支援するもので、オープンなハイブリッドクラウド環境での銀行業務の完全なモダナイゼーションを円滑に進められるように設計しています。

ナイジェリアに本社を置き、23カ国で事業を展開するアフリカのグローバル銀行United Bank for Africa Plc(UBA)は、今後数年間で取引量を大幅に増やし、小売市場へのさらなる浸透を目指すという目標を設定しました。この目標を達成するには、銀行口座を持たない顧客を引き付け、デジタル・バンキングを通じて新規顧客を獲得し、「No Transaction Must Fail(NTMF、どの取引も失敗してはならない)」イニシアチブを採用することによって既存顧客を維持する必要があります。

UBAは、IBM POWER9ベースのサーバー、FlashSystemストレージ、およびIBM PowerVC(Power Systemsの仮想化およびクラウド管理)を利用して、銀行がハイブリッドクラウド・モデルの採用に向けた第一歩を踏み出すにあたって高いコスト効果が得られるように設計した、スケーラブルなプライベートクラウド環境を整えました。

顧客のニーズは進化し、あらゆるチャネルで銀行サービスを模索し、パーソナライゼーションを期待しています。ケニア協同組合銀行(Co-operative Bank of Kenya)がIBMの利用を決めたのは、コア・バンキング・プラットフォームをモダナイズし、モバイルやオンラインといったさまざまなチャネルで顧客を獲得しながら、洞察に基づいてカスタマイズされたサービスを提供していくためでした。これを実現するため同行では、さまざまなチームで働く従業員がプロセスを簡素化し、顧客データを最適化すると同時に、インフラストラクチャーやメンテナンスのコストを削減するなどの目標を達成できるテクノロジーを必要としていました。IBM PowerおよびFlashSystemストレージ・ソリューションにより、同行は現在、顧客データに関する洞察を向上させ、クエリを高速化し、新サービスの市場投入までの時間をあらゆるチャネルで短縮するように設計されたインフラストラクチャーを運用しています。これらはすべて、可用性の高いスケーラブルなクラウドおよびAI対応のテクノロジーに支えられています。

モザンビークの銀行であるBanco Maisは、IBMを利用することで業務プロセスを合理化し、顧客対応サービスの応答時間を短縮しました。競争激化が止まらない現地の市場に直面したBanco Maisは、金融サービス製品の開発をより迅速に進めることで市場シェアを維持、獲得することを目標としました。Banco MaisはIBM Business Process Manager on Cloudサービスを実装することにより、ITインフラストラクチャーを構築することなく、プロジェクトをさらに迅速に開始して、プロセス・アプリケーション・ソリューションを導入することができました。このIBM Cloudソリューションを利用したことで、利用していなかった場合の数分の1の期間で業務プロセスを開発、テスト、実行、監視できました。結果として、ローンの審査時間を60%短縮し、これまでは3~4カ月かかっていたサービスの実装期間を85%短縮することができ、カスタマー・エクスペリエンスが向上した、とBanco Maisは報告しています。

汎アフリカの銀行であるネドバンクは、顧客に高品質なデジタル・エクスペリエンスを提供することを目指しています。これを達成するために、同行はハイブリッドクラウド戦略によるコア・バンキング・アプリケーションのモダナイゼーションを進め、デジタル商品やデジタル・サービスの市場投入を実現するためにIBMを利用しています。こうしたデジタル化への取り組みにおいて最新のクラウド・テクノロジーがもたらす柔軟性や俊敏性の恩恵を得るために、ネドバンクは、IBM Garage Methodologyを用いてハイブリッドクラウドやマルチクラウドによるアプローチを模索し、レガシー・システムを統合するためにIBM Cloud Pak for Integrationを実装しました。IBM Garageを通じて、同行は新しいソリューションを深く掘り下げて理解することができ、数カ月かかっていたものを数週間で達成することができました。これによりネドバンクは、レガシー・アプリケーションをクラウドに移行し、他のクラウドベースのアプリケーションと統合して、将来のイノベーションに向けてモダナイズし、地位を確立することができました。

IBMは今年、業界初の金融サービス対応クラウド・プラットフォームであるIBM Cloud for Financial ServicesとIBM Cloud Satelliteの提供を発表しました。2019年に初めて発表されたIBM Cloud for Financial Servicesは、金融機関やそのパートナー企業、およびフィンテック企業のリスクを軽減し、エコシステム全体に準拠した組み込みコントロールで迅速にイノベーションを実現するよう設計しています。IBM Cloud Satelliteは、データの所在に関係なく、さまざまな環境のお客様向けに、セキュアで統合されたクラウド・サービス層を提供します。ワークロードがエッジに移行している中、IBM Cloud Satelliteはお客様に低レイテンシーをもたらすと同時に、ハイブリッドクラウド環境と同等レベルのセキュリティー、データ・プライバシー、相互運用性、およびオープン・スタンダードをお客様に提供できます。

銀行、保険会社、その他の金融サービス・プロバイダー向けのIBMのインサイトやソリューションの詳細については、https://www.ibm.com/industries/financial-servicesをご覧ください。

以上

当報道資料は、2021年9月22日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2021-09-22-Banks-Across-Africa-Turn-to-IBM-Hybrid-Cloud-and-AI-Solutions-to-Accelerate-Digital-Innovation

IBM、ibm.com、IBM Cloud、IBM Cloud for Financial Services、IBM Cloud Satelliteは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。

現時点での IBM の商標リストについてはhttp://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml(US)をご覧ください。
 

種類
経営情報
関連リンク
https://newsroom.ibm.com/2021-09-22-Banks-Across-Africa-Turn-to-IBM-Hybrid-Cloud-and-AI-Solutions-to-Accelerate-Digital-Innovation

会社概要

日本アイ・ビー・エム株式会社

33フォロワー

RSS
URL
https://www.ibm.com/jp-ja
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区日本橋箱崎町19番21号
電話番号
03-6667-1111
代表者名
山口明夫
上場
未上場
資本金
1053億円
設立
1937年06月
トレンド情報をイチ早くお届けPR TIMESを友達に追加PR TIMESのご利用について資料をダウンロード