“ストレスフリー”な書き心地を実現した新しいボールペン『ブレン』 発売一年で累計販売数500万本を突破
ゼブラ株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:石川 真一)のボールペン『ブレン』は2018年12月12日の発売以来、多くのお客様にご愛用いただき、発売後一年で累計販売本数500万本を突破しました。(2019年11月末時点 ゼブラ出荷実績) 『ブレン』は独自開発の機構によって、従来品では筆記時に紙とペン先が接触すると発生していた振動(ブレ)を制御することで、「ストレスフリーな書き心地」を実現したボールペンです。
初年度100万本を超えるとヒット商品といえる筆記具市場で、その書き心地が社会人女性を中心に人気となり想定外の売れ行きとなっています。
初年度100万本を超えるとヒット商品といえる筆記具市場で、その書き心地が社会人女性を中心に人気となり想定外の売れ行きとなっています。
『ブレン』ヒットの背景
■以前は会社から支給されることが多かったボールペンは昨今経費削減で支給されなくなり、個人が自分で本当に使いやすいもの、デザインを気に入ったものをこだわって選ぶようになっています。
■人手不足の中、生産性向上が求められる環境で、労働者の中でストレスとなっている事柄がある人は58.3%にのぼると言われています※1。そこで毎日職場で使う文具は、少しでもストレスなく使えるものが求められています。
※1 厚生労働省による平成29 年「労働安全衛生調査(実態調査)」の結果から
■近年働く女性の数が増え、女性がビジネスシーンでボールペンを使用する機会が増えています。社会人女性がボールペンを購入する際に重視することとして、約52%の人が「ストレスなく書ける」という点をあげています。(ゼブラ調べ)
『ブレン』の特長
①『ブレン』購入者のうち、74.6%の人が魅力を感じた点として「ストレスフリーな書き心地であるところ」を上げています(資料2枚目)。従来のボールペンは、書く時に紙とペン先が接触するとその力がボールペン内部の隙間に伝わり、微細な振動(ブレ)が発生していました。その振動が、ペンを持つ指に伝わり、気づかないうちにストレスを与えていました。ゼブラはこの振動に注目し、機構を工夫して振動を制御する「ブレンシステム」を開発することで、ストレスフリーな書き心地を実現しました。『ブレン』はこれまでにない新しい視点で書き心地を変えたボールペンです。
▽「ブレンシステム」
(a)ノックして書く時に中芯の先端をホールドする部品を搭載し、ペン先のブレを防いでいます。
(b)金属製のオモリをグリップ内部に入れ、重心を下げることで筆記のブレを防いでいます。
(c)本体の各パーツの隙間をなくし、ペン内部のブレを防いでいます。
それぞれ上図a~cを参照
②『ブレン』のシンプルでスタイリッシュなデザインは、仕事用のペンも個性的でデザインが良いものが欲しいという方に好評を得ています。
『ブレン』は、佐藤オオキ氏率いるデザインオフィスnendoと協業し、ストレスフリーな書き心地を、ボディデザインで表現しました。低重心な内部設計に合わせ、外観はしっかりと握りやすく、長時間使用しても疲れにくい本体形状にしました。繋ぎ目がない、シームレスなデザインなので、男女問わず使用しやすいデザインです。
『ブレン』価格:¥165(税抜価格¥150)
エマルジョンインクボールペン
インク色:黒、赤、青 ボール径:0.5mm/0.7mm
商品名の由来…筆記が「ブレない」ことによる造語。
『ブレン』ユーザーの声
(シティリビング・テンタメ・ブレンアンバサダーによるユーザー調査より)
「書いている間に軸がカタカタ振動せずに、狙ったところにきちんと書ける」
「書く時の振動が実はストレスになっていたことにブレンを使って初めて気がついた」
「長時間書き続けても疲れず、意識がペン先ではなく書く内容に集中できる」
「つなぎ目がなくフラットな形なので手になじむ」
「長く書き続けるほどこれまでのペンとの違いが分かる、もう前のペンに戻れない」
「シンプルなデザインなのでビジネスの場で使いやすい」
「単なるメモを書く時にも文字が正確にかけるので、読み返しがとても楽」
「重心が指先付近になるので安定感があって自分の思った通りの字が書ける」
「手軽なお値段なのに、 ちょっと背伸びをしたボールペンを使っているような感じ」
「おしゃれなカフェでお気に入りの手帳と一緒に写真を撮っても合う」
ブレンの魅力点調査(ゼブラ調べ)
テンタメによるブレン購入者4,000人対象(20~60代 男女)
2019年2月調査 単位:%
ゼブラでは、『ブレン』を愛用するユーザーを『ブレンアンバサダー』として自社ウェブサイトで2018年12月から募集し、現在まで1,300名以上の方が登録しています。ゼブラから『ブレン』の最新情報をメルマガで発信したり、ファンミーティングを開催したり、アンバサダーの方がSNSや口コミで『ブレン』の良さを発信されています。『ブレン』は一度使うと熱心なユーザーになる方が多い傾向があります。
『ブレンアンバサダー』特設サイト https://ambassador.jp/blen/
『ブレン』の評価
■『2019年度グッドデザイン賞』(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞
<グッドデザイン賞審査委員による評価コメント>
ユーザーの実体験から導き出されたアイデアを長年の経験から着実に構造に落とし込むことで、今までは書く際に諦めていたストレスを見事に解消している。またそのような機能面と同時に、最大のアイデアであるペン先が「ブレない」というイメージが外観デザインに的確に美しく取り入れられている。この価格帯のボールペンデザインにおいて、一歩先に抜け出した製品と言って良いだろう。
■『2019年Bun2大賞』を受賞
全国5,000の文具店に12万5,000部が置かれる文具のフリーペーパー「Bun2」誌上で紹介された45点の文具の中から読者がハガキで投票した得票数で決まるコンテストの大賞(一位)を受賞しました。
■海外でも販売好調
2019年9月からアジアを中心に海外でも販売を始めたところ、早々に品薄となる売れ行きになっています。手書きの質感にこだわる日本の筆記具の技術やデザインが海外でも好評を得ています。
デザインオフィス nendo代表 佐藤オオキ
デザインオフィスnendo代表。1977年カナダ生まれ。2000年早稲田大学理工学建築学科首席卒業。2002年同大学大学院修了、デザインオフィスnendo設立。建築、インテリア、プロダクト、グラフィックと多岐に渡ってデザインを手掛け、Newsweek誌「世界が尊敬する日本人100人」に選出され世界的なデザイン賞の数々を受賞。作品は世界の主要美術館に多数収蔵されている。これまで出演したテレビ番組は、「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK)、「アナザースカイ」(日本テレビ系)など。主な著書に「ネンドノカンド 脱力デザイン論」(小学館)、「問題解決ラボ」(ダイヤモンド社)、「佐藤オオキのスピード仕事術」(幻冬舎)、「佐藤オオキのボツ本」(日経BP)、「コップってなんだっけ?」(ダイヤモンド社)などがある。
『ブレン』商品開発経緯
従来のボールペンは、インクのなめらかさを訴求したものが多かったが、これまでと全く別の方法で書き心地の良さを実現する方法を模索していた。他社商品を含め多くの種類のボールペンを買い集めて、手の感覚がおかしくなるくらい書き比べていた時、筆記時のペンの振動が気になった。これを抑えることができれば書き心地が良くなり、無意識のうちにかかっていたストレスを軽減できるのではと考えた。ペンの振動を制御するために、中芯やノック部を抑えるための部品を入れたところ効果があると分かったものの、部品点数が増えるためコストが上がった。しかし、このストレスフリーな書き心地をより多くのお客様に感じてもらうために、他の部品を共通化するなどの工夫をして買いやすい普及品価格で発売することにこだわった。開発には多くの社員が携わって2015年から約3年かかったが、結果として思っていた以上に多くのお客様が『ブレン』の良さを認めてくれて嬉しい。
『ブレン』の筆記振動の検証データ
「振動周波数調査」(名古屋工業大学 佐野・田中研究室)
筆記時に生じる振動周波数を、従来品とブレンで比較し、名古屋工業大学 電気・機械工学専攻 機械工学分野 佐野明人教授・田中由浩准教授と共同で調査を行いました。
ブレンは、測定したすべての周波数帯で、筆記中の振動が最も制御されていることがわかりました。
ボールペン振動比較映像
拡大カメラでペン先を撮影し、従来品とブレンの振動の様子を映像で比較しています。実験動画はゼブラ公式YouTubeチャンネル(https://youtu.be/sdsdqoYuHys)でご覧いただけます。
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