伊豆シャボテン動物公園で初めて!「アガベ・ビルモリニアナ(オクトパスアガベ)」もうすぐ2株が開花
花が咲くまでに10~50年!アガベ(リュウゼツラン)は一生の終わりに一度だけ咲く
伊豆シャボテン動物公園では、巨大なリュウゼツラン「アガベ・ビルモリニアナ(オクトパスアガベ)」の花穂の成長が進み、現在4mほどまで伸長しております。今後1週間ほどで花穂の下の方から開花が始まるという状況となっており、開花から2~3週間の間に少しずつ上へ、上へと無数の小さな黄色い花が咲き進んでいくものと予想されます。
当園では「アガベ・ビルモリニアナ」を3株展示しておりますが、その内、「カピバラ虹の広場」横のスペース(歩行者ゲート側)で1株、ロックガーデン(プレーリードッグ展示場近辺)で1株が長い尾のような形の花芽をあげております。
このアガベは英名を「オクトパスアガベ」と言い、タコの足のように曲がりくねって伸びる葉が特徴です。寒さに強く育てやすいという性質を持っていますが、日本では流通が少ないため花が咲くことはとても珍しく、当園でも初めての開花となります。
リュウゼツラン属(アガベ属)の多肉植物は開花期になると巨大な花茎を伸ばし、5~10mに達したところで黄色い花を咲かせます。生涯の終わりに一度だけ開花し、花が咲き終わるとその株はゆっくりと枯れてゆきます。諸説ありますが、花が咲くまでに10~50年を費やすため、古くは100年に一度開花する“センチュリー・プラント”とも言われていました。
/////// アガベ・ビルモリニアナ(タコリュウゼツラン) ///////
【学 名】 Agave vilmoriniana
【英 名】 Octopus Agave(オクトパスアガベ)
【和 名】タコリュウゼツラン(蛸竜舌蘭)
【分 布】メキシコ
【分 類】キジカクシ科(リュウゼツラン科)の多肉植物
【生 態】メキシコの標高600~1700mの崖上に自生しています。葉には多量のサポニンが含まれており、自生地の先住民は石鹸の代用として使用したこともあると言われています。
■伊豆シャボテン動物公園公式ホームページ
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