AIによる文章解析で多言語ドキュメントの作成を効率化する「Acrolinx」の提供開始

説明書や手順書の用語や文体を自動解析し、翻訳しやすい日本語を作成することで多言語翻訳を支援

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:山本 二雄/以下、日立ソリューションズ)は、Acrolinx GmbH(所在地:ドイツ、CEO:Volker Smid、以下Acrolinx社)が提供する、AIによる文書解析によってコンテンツの効率的な作成を支援するプラットフォーム「Acrolinx」(アクロリンクス)の販売代理店契約を締結し、2月15日から提供開始します。
 Acrolinx は、Microsoft Corporation、The Boeing Company、Google LLCをはじめ、189社を超えるグローバルリーディングカンパニーに採用されており、用語や文体といった企業固有の表記ルールや文法の遵守、他言語へ翻訳しやすいかどうかを自動チェックします。Microsoft Wordなどのドキュメント作成ツールやブラウザ、コンテンツ管理システムと連携して、それぞれのアプリケーション上で、コンテンツの補正を提案することで、コンテンツの品質向上を支援します。日本語だけでなく、英語、中国語、ドイツ語など多言語のドキュメントのチェックも可能です。
 グローバル展開を推進する企業はAcrolinxを活用することにより、コンテンツ作成において、ライターごとに異なる用語の使用や表現の統一を図れ、人による確認作業を減らして分かりやすさや正確性の向上を実現します。また、翻訳しやすい文章かどうかの自動チェックにより、誤訳や手戻りのリスクを抑え、的確なコンテンツを短期間で完成させることができ、ライティングにおける大幅なコスト削減を実現します。
日立ソリューションズは、お客様の目的に合わせたAcrolinxの設定などの導入支援も提供し、ドキュメント作成のプロセス改善を支援します。

 

図1:Acrolinxの利用イメージ図1:Acrolinxの利用イメージ

図2:Acrolinxのチェック内容図2:Acrolinxのチェック内容

​■ 背景

 グローバルで事業を展開する企業は、製品説明書、手順書などのドキュメントを多言語で翻訳し、公開しています。製造業では、製品や部品の名称や分類、操作方法における用語や文体などが企業固有の表記ルールに則っていない、正しい文法で書かれていないなどの品質不良がある場合、ユーザーの誤操作につながり、大きな問題につながります。ブランドを大切にする企業は表現の統一のために、校正や翻訳に多くの労力を掛けており、コストや負荷の増大が課題となっています。
 Acrolinxは、製造や金融、ITサービスなどさまざまな業種の企業で導入され、平均で、コンテンツ制作の速度60%向上、人件費などのコスト40%削減、翻訳のコスト43%*1削減を達成した実績があります。
 日立ソリューションズは、事業のグローバル展開をさまざまな面で支援しており、コンテンツの多言語展開の面からも支援できるよう、Acrolinxをラインアップし、提供することにしました。
*1 Acrolinx社調べ

■ 「Acrolinx」の特徴
1. AIで構文を分析し、企業のドキュメント作成ルールや言語の文法に基づいて自動チェック。
  コンテンツの品質向上や企業ブランディングを支援
2. 他言語への翻訳のしやすさという観点から文章をチェックし、補正提案が可能
3. コンテンツのガイダンス適合性やAcrolinxの利用状況など、設定した目標や目的に対する
  パフォーマンスを可視化

■ Acrolinxの活用事例
1. 製品説明書、社内向け研修資料
 多言語への翻訳で、ベースとなる日本語原稿の用語統一と翻訳しやすい文章への見直しを実施し、
 翻訳コストを削減
2. 仕様書や手順書
 使用する用語の絞り込みと文章の明確性の向上を実施し、作業品質の向上とスピードアップを実現
3. マーケティングコンテンツやカタログ
 言い回しや用語の統一を実施し、企業イメージの向上を実現

■Acrolinx GmbH Vice President of Global Partners and Alliances の Daniel Nutburn氏からのエンドースメント
“We’re thrilled to partner with Hitachi Solutions to create a one-of-a-kind content solution that combines Acrolinx’s ability to improve the quality and effectiveness of documentation and Hitachi Solutions’ expertise in software deployment, operation, and servicing. We look forward to meeting the complex content challenges of Japanese companies together.”
(和訳)「私たちはこのたび、日立ソリューションズとパートナー提携することで、ドキュメントの品質および有効性を向上させるAcrolinxの機能と、日立ソリューションズの持つ、導入・運用・サービスに関する専門知識を組み合わせた唯一無二のコンテンツソリューションを提供できることを大変嬉しく思います。日本企業の複雑な文書の課題解決に、日立ソリューションズと協力して取り組むことを楽しみにしています。」

■ 提供価格(税込)
 個別見積

■ 販売開始日
 2023年2月15日

■ 「Acrolinx」 について
 Acrolinx社は、AIで世界をリードする研究機関の一つであるドイツのDFKI(German Research Centre for Artificial Intelligence)の出身者が設立した自然言語処理エンジンのプロフェッショナル企業です。主力製品の「Acrolinx」は、文章の品質管理をシステマティックに行うシステムであり、技術文書の品質をコントロールすることで、海外市場進出にかかるコストの削減、リードタイムの短縮を支援します。
 URL:https://www.acrolinx.com/

■ 「Acrolinx」 紹介URL
 URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/acrolinx

■ 商品・サービスに関するお問い合わせ先
 URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/

※ Acrolinx は、Acrolinx GmbHの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
※ その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

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会社概要

URL
https://www.hitachi-solutions.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区東品川4ー12ー7 日立ソリューションズタワー
電話番号
03-5780-2111
代表者名
山本二雄
上場
未上場
資本金
200億円
設立
1970年09月