前田工繊、2025年6月期 第３四半期 決算発表

土木・建築資材及び各種不織布を製造・販売する前田工繊株式会社（本社：東京都港区、社長：前田尚宏）は、2025年5月15日(木)に、2025年6月期第3四半期（2024/7/1～2025/3/31）の決算を発表いたしました。

2025年６月期　第３四半期　決算

　当第３四半期連結累計期間の売上高は47,558百万円（前年同期比13.5％増）となりました。利益面におきましては、営業利益は10,152百万円（同26.0％増）、経常利益は10,227百万円（同25.1％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益は7,004百万円（同25.3％増）となりました。

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

≪ソーシャルインフラ事業≫

　主力の公共工事事業においては、盛土補強材、河川護岸材、海洋土木製品の販売が好調に推移した結果、売上・利益ともに前年同期を上回る水準で好調に推移しました。不織布事業では、スパンボンド（連続長繊維不織布）の自動車資材向け販売が回復傾向にあるほか、医療・衛生資材の受注が堅調に推移し、売上・利益とも前年同期比で増加しました。

　未来のアグリ株式会社の農業用資材事業における園芸用ハウスなどの一部製品の伸び悩み、株式会社釧路ハイミールの水産加工事業における海外製品の流入による販売単価の低迷などの影響により、農水産関連分野については、売上・利益とも前年同期を下回る結果となりました。また、天幕や帆布生地製品を取り扱う未来テクノ株式会社では、防衛関連向け製品の需要が底堅く推移したことから、売上・利益とも前年同期比で増加しました。海外子会社であるMAEDA KOSEN VIETNAM CO., LTD.においては、取扱製品の拡充により安定した受注を確保できたことから、売上・利益とも好調に推移しました。

　なお、当第３四半期連結累計期間より、2024年12月19日付で子会社化した株式会社犀工房の業績を連結の範囲に含めております。

　以上の結果、当事業の売上高は26,618百万円（前年同期比7.7％増）、営業利益は5,966百万円（同10.8％増）となりました。

≪インダストリーインフラ事業≫

　自動車用鍛造ホイール事業については、国内及び海外とも製品の販売が堅調に推移し、海外子会社であるBBSMotorsport GmbHによる欧州での販売も好調に推移した結果、前年同期と比べ売上・利益ともに堅調に推移しました。

　衣料・各種産業資材事業については、電力料や仕入れ価格の高騰によるコスト増加の影響があったものの、精密機器製造用ワイピングクロス等の売上が回復し、売上・利益とも好調に推移しました。

　以上の結果、当事業の売上高は20,939百万円（前年同期比21.9％増）、営業利益は5,185百万円（同49.0％増）となりました。

★詳細につきましては、本日発表の2025年6月期 第３四半期　決算短信〔日本基準〕（連結）をご覧ください。

決算短信 – 前田工繊株式会社 (maedakosen.jp)

https://www.maedakosen.jp/ir/irlib/tanshin/

前田工繊株式会社

1972年の設立以来、インフラ（社会資本）の整備・維持に携わる会社として、土木資材の製造・販売ならびに各種繊維を原料とした産業資材および不織布の製造・加工・販売を行うことで業容を拡大してまいりました。
「ジオシンセティックス」の総合企業として、地域の皆様の安心・安全で豊かな社会づくりや、より災害に強い国土づくりに貢献しています。