<2025 AIトレンド通信 7月号>押さえておくべき主要AIツール別 最新動向

注目AIニュースを網羅的にコンパクトにわかりやすく解説

株式会社SHIFT AI

「日本をAI先進国に」を掲げ、AIのビジネス活用を学べるAI大学「SHIFT AI」を運営する株式会社SHIFT AI(東京都渋谷区、代表取締役 木内翔大)より、AIトレンド通信7月号をお届けします。

本号では、めまぐるしく変化するAI業界の最新情報を主要なAIツール別に、7月の注目すべきAI業界の動向を網羅的にご紹介します。


■主要AIツール別 7月最新動向ハイライト

■ OpenAI

「ChatGPTエージェント」リリース

Deep ResearchやOperator、ChatGPTの会話スキルを統合したエージェントシステム。

洋服の購入や旅行の手配、プレゼント作成など、長時間思考しながら自律的にタスクを遂行。

ChatGPTの画像生成機能に9つのスタイルを追加

画像生成機能にスタイル選択機能が追加され、特定のスタイルを指定して統一感のあるビジュアル制作が簡単に作成可能に。

 利用可能なスタイル一覧

 ①サイバーパンク(近未来と光の演出)

 ②アニメ(キャラ風イラストの柔らかい印象)

 ③劇的な顔写真(陰影と感情が強調された顔)

 ④塗り絵(線画ベースで色を加える楽しみ)

 ⑤写真撮影(リアルな被写体と質感表現)

 ⑥レトロ漫画(古き良き昭和風のタッチ)

 ⑦80年代の魅惑(ビビッドでポップな懐かしさ)

 ⑧アールヌーボー(曲線と装飾が美しい構図)

 ⑨シンセウェイヴ(ネオンと夜の都市感覚)

AIブラウザを近日発表予定と報道

ロイター通信によると、OpenAIが数週間以内にAIブラウザを発表する予定。

ChatGPTのチャットUIと「Operater」を内蔵し、ブラウザの自動処理も可能になると報じられている。

次世代モデル「GPT-5」を近日発表か

OpenAI 最高経営責任者(CEO)のサム アルマトン氏が「X」で「GPT-5はまもなくリリースされる」と発言したことで、期待が再燃。さらに、ロイター通信によるとGPT-5は早ければ8月初旬にも登場する可能性がある。

■ Google

NotebookLMに「注目のノートブック」セクションが追加

「featured notebooks」から信頼性の高い専門的な8つのノートブックが閲覧可能。

新しいノートブックが順次追加予定で、更なる進化に期待。

Google検索のAIモードが米国で導入

ユーザーがより複雑でマルチモーダルな質問をすることを可能にするGoogle検索のAIモードは現在はアメリカのみでの展開。日本でも順次公開予定。


■ xAI

最新モデル「Grok 4」「Grok 4 Heavy」発表

Grokシリーズの最新かつ最も強力なAIモデル「Grok 4」(月額$30)を発表。Grok3から性能が10倍向上。「Grok 4 Heavy」(月額$300)はGrok 4の発表時にリリースされたGrok最高モデルでマルチエージェント化されており、複数のエージェントが協調し最適な回答を出力。SuperGrokに含まれる内容をすべて使用でき、新機能の早期アクセス権あり。Grok 4および Grok 4 Heavy はほとんどのベンチマークで最高スコアを記録し、どのベンチマークでもChatGPTやGeminiを圧倒。

 実装された新機能

 ①Thinkモード

 → ステップ推論を可視化し、複雑な内容でも論理的に思考できる

 Heavy版ではBig Brain相当の長時間推論が可能(DeepSearchも同様)

 ②DeepSearchモード

 → 最新情報を取得するためのエージェント検索機能

推論パフォーマンス比較

Grokのコンパニオンモードが話題に

iOS版「Grok」で3Dキャラクターと対話できる「コンパニオンモード」の提供を開始。

美少女キャラ「Ani」などが質問に対して身振り手振りを交えながら音声で答えてくれる。

■ Perplexity AI

AI搭載ブラウザ「Comet」を一般公開

AI検索エンジンでおなじみのPerplexityが、AIを搭載したブラウザ「Comet」を一般公開し、より効率的な情報収集に期待。

パワーユーザー向けの新プラン「Perplexity Max」の提供開始 (Web/iOS向け)

AIを駆使した生産性向上を無制限に追求したいユーザー向けの月額$200の最上位プラン。

 Perplexity Maxの主な機能 

 ①すべての高度なAIモデルへの無制限アクセス

 OpenAIやAnthropicなどが提供している最新の高度なAIモデルへの迅速なアクセス

 ②研究や実験用に強化されたモデル

 ③Perplexity Labsへの無制限アクセス(レポートやプロジェクトを必要なだけ作成可能)

 ④エージェントブラウザー「Comet」などの製品への早期アクセス

 ⑤専用のインフラと迅速な対応による最高レベルのサポート

■ Genspark

Genspark内でGrok 4を無料開放

すべてのユーザーに向けてGrok4を開放し、Plusプラン以上では無制限で利用が可能。

AIスライドに「アドバンス編集」機能リリース

AI生成後の成果物を手動編集可能な機能が実装され、AIの爆速生成と手動編集の細かいこだわりというスタイルが実現可能。

AIドキュメント登場

「スケジュールを作って」など、一言伝えれば自動でドキュメントを生成する機能。


■その他AI関連注目ニュース

Meta

超知能研究所「MSL」を設立

各社から優秀な人材を高額報酬でヘッドハンティングしており、人材獲得競争が激化。

Microsoft

AIへの巨額投資のため大規模レイオフ実施

今年2度目の大規模レイオフで9,000人を削減。AIへの投資と人材戦略に注目。

米国

人工知能(AI)分野の競争力強化に向けた「AI行動計画」を発表。

規制緩和や輸出管理厳格化など表明。

EU(欧州連合)

AI法案(AI Act)を予定通り施行へ。

大手企業からの延期要請を拒否し、安全性と透明性を最優先する姿勢を明確に。

AIの利用における企業の責任がより厳しくなる。

■株式会社SHIFT AI 代表取締役 木内翔大 コメント

7月のAIニュースを振り返ると、私たちは歴史的な転換点の真っ只中にいることを改めて痛感させられます。xAIの「Grok 4」が叩き出した驚異的なスコアは、もはやAIが特定業務の”代替”ではなく、人間の知性を超える”拡張”ツールへと進化したことを示しました。OpenAIの「ChatGPTエージェント」の登場は、資料作成から旅行の手配まで、かつては人間が行っていた複雑なタスクをAIが自律的にこなす未来が、すぐそこまで来ていることを予感させます。

この変化の波は、私たちの働き方を根本から変えようとしています。OpenAIやPerplexityが開発を進める「AIブラウザ」は、私たちがインターネットから情報を得るという行為そのものを再定義するでしょう。もはや「何を検索するか」ではなく、「AIに何を達成してほしいか」を問う時代が始まろうとしています。重要なのは、これらの進化が、もはやエンジニアや専門家だけのものではないという事実です。ChatGPTに新たに追加された「スタイル選択機能」のように、誰もが簡単に、そして直感的に、プロレベルのビジュアルを創り出せるようになりました。これは、すべてのビジネスパーソンが「AIを使いこなす」スキルを身につけることが、競争優位性を確立するための必須条件になったことを意味します。

私たちSHIFT AIの使命は、この大きな変化の時代において、皆様一人ひとりがAIを最強の武器として活用できるよう、実践的な学びの場と最新情報を提供し続けることです。私たちの情報発信が皆様のAI活用のヒントとなり日本がAI先進国へと飛躍するための一助となれば幸いです。

【会社概要】

株式会社SHIFT AIは、「日本をAI先進国に」というビジョンのもと、生成AIをはじめとするAI技術のビジネス活用を学べる、利用者数No.1※のコミュニティ「SHIFT AI」を運営しています。会員数は2万人を超え、法人向けのリスキリング支援サービス「SHIFT AI for Biz」や、教育機関向けの「SHIFT AI for School」など、幅広い分野でAI人材の育成を推進。さらに、独自メディア「SHIFT AI Times」の運営をはじめ、情報発信・研修・イベントを通じて、個人と組織の成長を支援し、日本全体のAI活用を加速させています。

社 名  株式会社SHIFT AI

所在地  東京都渋谷区渋谷2丁目24-12 渋谷スクランブルスクエア

代表者  代表取締役 木内 翔大

設立年月 2022年3月18日

資本金  8,300万円(資本準備金含む)

事業内容 コンサルティング / コミュニティ運営 / Youtubeチャンネル運営 / スクール運営

URL:https://shift-ai.co.jp/

※利用者数No.1

GMOリサーチ&AI株式会社調べ

■調査項目/調査時点(2025年2月)における累計登録者数

■調査対象/企業が運営するAI活用事例や実践ノウハウなど、ビジネス目的でのAI活用に関する講義を提供するコミュニティサービスを対象とし、講義を行わないネットコミュニティや個人運営のコミュニティ、ビジネス目的以外のコミュニティサービスは対象外とする

【代表取締役 木内 翔大について】

木内 翔大(きうち しょうた)

株式会社SHIFT AI 代表取締役 / 一般社団法人生成AI活用普及協会 協議員 / GMO AI&Web3株式会社 AI活用顧問 / GMO AI&ロボティクス商事 AI活用アドバイザー

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フォロワー数 12.9万人 (2025年7月現在)

「日本をAI先進国に」をテーマに生成AIについて発信。

URL:https://x.com/shota7180

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会社概要

株式会社SHIFT AI

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URL
https://shift-ai.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区渋谷渋谷スクランブルスクエア42階
電話番号
03-6555-3510
代表者名
木内翔大
上場
未上場
資本金
8300万円
設立
2022年03月