BS-TBS『Sound Inn “S”』
2019年5月18日(土)18時30分から放送~ゲストは、ショッピングモールの歌姫・半崎美子
最高のアーティストと最高のサウンドメーカー(アレンジャー)、さらに最高のミュージシャンが、この番組のためだけに、一堂に会し、「一夜限りで、時を超えた、ここでしか聴くことのできないサウンド」をお届けしている、『Sound Inn “S”』。
この4月から、放送時間を、よる18時30分からに変更になった。
5月のゲストは、主にショッピングモールで歌い続ける半崎美子。
彼女の歌声を聞いた人たちは、みなこう語る。
「声を聞くだけで涙が出る」
「魂が震える」
「寄り添ってくれる歌詞」
その活動から、今や、「ショッピングモールの歌姫」と言われている。
下積み歴17年のシンガーソングライター半崎美子の密着も含め時間の許す限り紹介する。
1曲目は、自身の楽曲「サクラ~卒業できなかった君へ~」。
この曲のアレンジを担当した音楽プロデューサーの島田昌典は、彼女の魅力を、「地声で歌っていきながら、普通はキーの高い部分でファルセットになるところ、地声とファルセットの間の声を持つミックスボイス」だという。
そのためなのか、歌詞が不思議と入ってきて、情景が浮かんでくるのではと分析。
2曲目は、中島みゆきの名曲「帰省」をカバー。
アレンジは、坂本昌之。
本番収録に入る前、なぜこの曲を今回歌うことにしたのかの思いを坂本に語る。
3曲目は、笹路正徳アレンジで、敬愛する母への感謝を綴った自身の最新曲、「母へ」。
笹路は、「母」をイメージした楽器にファゴットを用意。
笹路自身も、「期待してください!」と語るアレンジでのリハーサルで想像を遙かに超える優しいサウンドに、感極まり涙を流す半崎美子。
そんな彼女の歌だけでなく、ショッピングモールでの密着では、その歌っている様子だけでなく、最も大切にしていているという、ひとりひとりの話をしっかり聞きながら行うサイン会の様子も紹介する。
彼女の原動力になっているというこのサイン会の様子を見ると、次回の彼女のイベントにぜひ行ってみたくなるであろう。
※『Sound Inn “S”』 とは
1974年4月~1981年3月に、TBS系列にて放送されていた音楽番組。
当時もセイコーによる一社提供番組で、今回も、 現セイコーホールディングスによる、一社提供番組として、
BS-TBSにて復活を遂げ、毎月第3土曜日に好評放送中。
今年4月からは放送時間が18時30分~19時00分に変更。
また、動画配信サービス「Paravi」では、過去の放送回を独占配信中!
5月はmiwa、スキマスイッチの出演回が新たに配信開始されている。
<番組HP>
http://www.bs-tbs.co.jp/music_stage/sis/
<番組公式Twitter>
https://twitter.com/soundinns
<番組公式facebook>
https://www.facebook.com/soundinns/
<Paravi配信ページ>
https://www.paravi.jp/title/34869
<今月のゲスト、半崎美子さんのコメント>
一つの曲が、名だたる音楽職人の方々の手腕により、様々な配色になっていく。
その過程までもが見られる希有な番組。
そんな稀少な番組に光栄にも出演の機会を頂き、感謝しきりです。
笹路正徳さんにアレンジして頂いた「母へ」は、ピアノ一本で歌ってきたシンプルなバラード曲です。
楽器編成が増えると華やかになり、素朴な母の生き方と印象が異なるのかなと思っていたら、大きな間違い!
木管楽器の優しさと温かみ、弦楽器アレンジの包容力により、そっと優しく見守る、しっかりと手を引いてくれる、
そんな様々な母の姿を音の中に見つけました。その調和の中で歌わせて頂いた時、自然と涙が溢れていました。
島田昌典さんにアレンジして頂いた「サクラ~卒業できなかった君へ~」は、エモーショナルという言葉そのままに、最初のドラムのフィルインから、何かを突きつけられているかのようなハッとする感覚と、押さえ込んでいた感情がそこで一気に溢れ出てしまうような感覚がありました。
気付いたら私は導かれるままに歌っていました。
最後のハープの音色が空に繫がっているような、空に届いたような気がしてやはりこの歌はレイクエムなのだと胸の奥が熱くなりました。
坂本昌之さんにはカバー曲で中島みゆきさんの「帰省」をアレンジして頂きました。
同じ札幌出身の坂本さんにこの故郷に思いを馳せる歌をアレンジして頂いたことにも意味を感じております。
チェロの三重奏という発想など微塵もなかった私は、その音のもつ深みに身を委ねました。
郷愁にかられる心と、都会で自分を奮い立たせる心、その狭間を縫うように沁みいってくる音色に心が震えました。
優しく導いて下さり、新たな気付きを下さった、笹路正徳さん、島田昌典さん、坂本昌之さん、ミュージシャンの皆様、本当にありがとうございました。
音楽への熱量が高く、細やかな配慮をしていただいた『Sound Inn “S”』のスタッフさん、そして素晴らしいご縁を頂いた「SEIKO」さんに、感謝致します。
偉大な音楽プロデューサーの皆様から頂いた、有り難いお言葉の数々を胸に、もう半年頑張れそうです。
<番組からのコメント>
記念すべき50回目のゲストは、“ショッピングモールの歌姫”と呼ばれるシンガーソングライター・半崎美子。
デビューから17年もの間、事務所やレーベルに所属せず全国のショッピングモールを渡り歩き音楽活動を続けてきた彼女は、歌うと会場のどこかで必ず涙する人が出ることから「泣き歌の女王」との異名も。
今回はその原点であるショッピングモールでの活動に密着し、彼女の半生を振り返りながら、歌唱をお楽しみいただきます。
まずは、5月に発売となった新曲「母へ」。
この曲はタイトル通り、母への感謝をつづった半崎なりの“母の日ソング”。
オリジナルはピアノとオルガンのみのバラード曲となっており、アレンジャーの笹路正徳は母をイメージした木管楽器や弦の音色をプラス。その優しいメロディーを聴いた瞬間、彼女の目には自然と涙が溢れていました。
続いては、彼女の代表曲となったレクイエム「サクラ~卒業できなかった君へ~」を、島田昌典がアレンジ。
“エモーショナル”をテーマに掲げた島田のサウンドそのままに、情感豊かに歌う彼女のボーカルに耳を奪われます。
最後は、同じ北海道出身で尊敬する歌手・中島みゆきの「帰省」をカバー。
この曲は大学を中退して単身上京し、パン屋に住み込みで働きながら作曲活動を続けてきた半崎美子の心をまさに投影した楽曲。
こちらも北海道出身であり、中島みゆき本人をよく知る坂本昌之がアレンジし、チェロの三重奏をメインにしたサウンドと彼女の温かみのある歌声で“郷愁”を見事に表現したセッションとなりました。
半崎美子のノスタルジックな歌声と、メッセージ性の高い歌詞を、極上のサウンドでお届けする今回の
『Sound Inn “S”』は、皆さんの心の琴線にも響いてくれるのではないでしょうか。
どうぞお楽しみください。
※曲順は放送順と異なる場合があります。
※半崎美子の「崎」は正式には、「大」が「立」です。システムの都合上「崎」となっています。
<出演>
Artist 半崎美子
Arrange & Wurlitzer 笹路正徳
Arrange & Piano 島田昌典
Arrange & Rhodes 坂本昌之
Piano/Organ 紺野紗衣
Drums 坂田学
E/W.Bass 一本茂樹
A./E.Guitar 佐々木貴之
A.Guitar 古澤衛
Percussion 野崎めぐみ
Harp 朝川朋之
Violin Top 室屋光一郎
Violin 沖祥子
申愛聖
楢村海香
入江繭
氏川恵美子
Viola 島岡智子
金孝珍
Cello 堀沢真巳
結城貴弘
奥泉貴圭
Flute 高桑英世
若松純子
Oboe 庄司さとし
Clarinet 重松希己江
Fagott 大沢昌生
Chorus 永村かおる
<ナレーション>
恒松祐里
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