リアルテックファンド、非侵襲生体イメージング機器を開発するTOMOCLOUDへの出資を実施

UntroD Capital Japan株式会社(所在地:東京都港区、代表:永田 暁彦)が運営するリアルテックファンド* は、電気インピーダンストモグラフィ(Electrical Impedance Tomography:EIT)技術を用いた非侵襲生体イメージング機器を開発する株式会社TOMOCLOUD(本社:千葉県千葉市、代表取締役:小川 良磨、以下「TOMOCLOUD」)へ出資を実施したことをお知らせいたします。TOMOCLOUDは今回の調達資金をもとに、リンパ浮腫をはじめとした浮腫状態の早期検知と継続モニタリングの社会実装を推進してまいります。
企業概要
株式会社TOMOCLOUDは、次世代の可視化技術である電気インピーダンストモグラフィ(Electrical Impedance Tomography:EIT)技術により、全ての人が自分らしく生きることのできる社会の実現を目指して、2025年8月に創業した千葉大学発スタートアップです。リンパ浮腫をはじめとする「むくみ」の早期発見・モニタリングを起点に、将来的には医療・ヘルスケア・介護領域における複数疾患・複数部位の可視化へと拡張可能なプラットフォームの構築を目指しています。
資金調達の目的と使途
TOMOCLOUDはリアルテックファンドから出資を受け、5,000万円の資金調達を行いました。本資金は、医療機関向けデバイスの非臨床試験準備および実用化に向けた開発を進めるとともに、在宅向けのプロトタイプ開発を加速します。
担当者コメント
TOMOCLOUDが掲げる「見えないものを可視化する」というビジョンは、医療が進化してきた本質そのものだと捉えています。たとえば血圧は、測定できるようになったことで数値として把握され、日常的にモニタリングできる世界が実現しました。同様にリンパ浮腫においても、これまで“数値化されていなかった状態”を定量化し、継続的にモニタリングできるようにする点が極めて革新的です。リアルテックファンドは、TOMOCLOUDが自社技術を通じて「むくみの量」だけでなく「むくみの質」まで評価可能にし、治療選択や早期介入につながる新たな医療インフラを創出していく挑戦を支援してまいります。
(UntroD Capital Japan株式会社 グロースマネージャー 平泉 裕美)
*正式名称:「リアルテックファンド4号投資事業有限責任組合」
株式会社TOMOCLOUDについて
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設立年月:2025年12月
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所在地:千葉県千葉市中央区富士見二丁目7番9号 富士見ビル609号
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代表者:小川 良磨
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資本金:500万円(現在、3,000万円にて修正中)
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事業内容:非侵襲生体イメージング機器の開発・製造販売
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出資時期:2025年12月
UntroD Capital Japan株式会社およびリアルテックファンドについて
UntroD Capital Japan(アントロッドキャピタルジャパン)株式会社は、地球や人類の課題解決に資する研究開発型の革新的テクノロジーを有するディープテック・スタートアップの社会実装を目的とした「リアルテックファンド」を2015年に設立し、シード・アーリーステージのスタートアップへのリード投資およびハンズオン支援を行ってきました。現在までに、リアルテックファンド1号~4号(日本ファンド)、リアルテックグローバルファンド1号・2号(グローバルファンド)、リアルテックグロースファンド1号(日本ファンド)、およびクロスオーバー・インパクトファンド(日本ファンド)を運用し、運用総額は400億円以上に達しています。社会に必要とされながら資本が流れにくい未踏領域に誰よりも最初に踏み出し、その経済性を証明することで資本や人材が供給され続ける持続的な仕組み創りを目指す、その意志をより一層体現するため、「未踏」を意味する「UntroD」を社名として掲げ、2024年6月に再始動しました。
お問い合わせ
UntroD Capital Japan株式会社
広報担当:成田
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