400Fが提供する金融DXソリューション「オカネコDX」を、デロイトトーマツコンサルティングが採用

金融営業業界における「顧客接点の最適化」をコンサルティングと実行支援で伴走し、顧客体験向上と売上改善を目指す

400F

2024年9月3日 10時00分

株式会社400F（本社：東京都中央区、代表取締役社長：中村仁、以下「400F」）は、デロイトトーマツグループのデロイトトーマツコンサルティング合同会社（本社：東京都千代田区、代表執行役：神山友佑、以下「デロイトトーマツコンサルティング」）が、金融DX支援先へのソリューションとして400Fが提供する「オカネコDX」を新たに採用したことをお知らせいたします。

採用の背景

昨今、新NISA制度の拡充をはじめとした「貯蓄から投資へ」の推進により、個人の資産運用への注目が高まっています。

金融庁が2024年7月19日に公表した「NISA口座の利用状況調査」の結果（※1）」によると、2024年3月末時点の新NISAの口座数は2,322万7,848口座となり、NISA制度が創設された2014年1月末時点の492万4,663口座から約5倍に増えています。

※1：金融庁：NISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20240612.html

また、世界的な流れとして「Embeded Finance（組込型金融）」の進展により、顧客ごとに最適な資産運用を実現するためのサポートは、金融業だけでなく顧客接点を保有するすべての企業に求められています。

そのため、様々な企業がweb完結での金融サービスを自社の顧客に提供しておりますが、商品の複雑性等を理由に依然として、相談を通じた対話型金融サービスへのニーズを訴える顧客も多く存在しております。

そのような中、“お金の問題を出会いで解決する”ことを目指す400Fは、2018年11月から家計診断やオンラインでのお金に関する相談、面談、セミナー参加などができる、to Cサービス「オカネコ」を運営し、対話型金融サービスの先駆けとして、累計100万ユーザー（※1）の金融課題の解決に向けサポートを行ってまいりました。当社所属のアドバイザーによる対話サポートのみならず、蓄積したデータと生成AIを活用し、ユーザーへの自動応答機能や質問に返答する「AIおかねこ」を開発、人間と生成AI双方の長所を活かした効率的なサポートを実現してまいりました。

「オカネコ」で培ったノウハウやデータ基盤を活かした、to Bサービス「オカネコDX」は、企業へ上流となるデジタル営業戦略の策定から、チャットシステム・データ分析・金融コンテンツ等の実行支援を提供しており、企業は電話や対面での接点を持ちづらい層へも、アプローチ手段を持つことが可能となります。さらに、企業は家計・家族・お悩みデータをもとに、オカネコDXによる分析、改善提案から、ユーザーに合わせた営業活動を行うことができます。

今回、日本において、大手通信事業者、小売（EC）事業者、製造業、人材サービス会社を始めとするさまざまな業種の金融事業参入を支援してきた実績豊かなデロイトトーマツのコンサルタントチームが、400Fの「オカネコDX」の導入をはじめ、金融事業の参入戦略の策定から体制の整備、既存CRMとの融合までワンストップでの支援を実施します。

デロイトトーマツコンサルティングと400Fは、Embedded Financeと対話型金融を中心に、生成AI技術を活用した顧客体験設計や営業人材のエンパワーメントに焦点を当て、金融営業業界の顧客体験の向上と売上改善をともに目指していきます。

※1：現時点当社データベースより概算

デロイトトーマツコンサルティング合同会社執行役員：赤星弘樹コメント

自社サービスに金融機能を組み込むEmbedded Financeの流れはグローバルで加速しています。組み込む金融機能としてはペイメントが先行しましたが、国内では新NISA制度の拡充等、「ファイナンシャル・ウェルネス」への注目も高まっています。

400F社のソリューション活用により、企業が自社顧客の「ファイナンシャル・ウェルネス」を実現するにあたって、営業人材の活躍を前提にしたユニークな顧客体験の設計を可能にします。

株式会社400F 代表取締役CEO：中村仁コメント

フィンテックの中核であるEmbedded Financeは生成AIの登場によって次のステージに発展していくことが想定されます。そして対話型金融があらゆる金融サービスに埋め込まれていくことになります。この新しい技術を金融機関が取り入れていくためには営業人材によって生み出されるデータの蓄積と、それらを活用したUI/UXの設計になります。今後デロイトトーマツコンサルティングと400Fが組むことによって、対話型金融の新たなトレンドを創出していきます。

金融関係企業向け：『オカネコDX』について

オカネコDXは、400Fがオカネコ事業で培ってきた、ITと人の対応を融合させた顧客体系モデルとデータを活用した改善活動を基軸に、顧客コミュニケーションの活性化とビジネスの促進を後押しする実行支援型のサービスです。コンサルティングだけでも、システムの導入だけでもない、自分たちで金融事業を展開している400Fだからこそできる、成果にコミットしたご支援を提供いたします。

ユーザー向け：『オカネコ』について

スマホから居住地や年齢、年収、家族構成などの約20問の質問に答えるだけで、同エリア・同年代・同世帯構成の人と比較したユーザーの家計状況を診断。さらに、診断結果から推定した簡易ライフプランやFP（ファイナンシャルプランナー）やIFA（金融商品仲介業者）等のお金のプロからの個別アドバイスコメントが届き、ユーザーはチャットや面談で個別相談もすることができます。匿名・無料で気軽に利用できるオンラインサービスです。