保護犬や保護猫への関心と支援のギャップ。多くの人が感じる「不安」とは?:ペット保険「PS保険」調べ

迎え入れへの障壁と必要とされるサポート──殺処分問題の解決に向けた課題

ペット保険「PS保険」を提供するペットメディカルサポート株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:米満 明仁)はこの度、全国の20~69歳の犬や猫の飼い主1,818名(有効回答数400)にアンケートを実施し、「保護犬や保護猫」に関する実態を調査しました。その結果を、詳しく紹介いたします。

「保護犬を迎えたい」「保護猫を助けたい」といった思いを抱く人が増えている一方で、今回の調査では、関心の高まりとは裏腹に、実際の支援や行動に結びついていない現状が浮き彫りとなりました。多くの飼い主が迷いや不安を抱えている現実から、今後は支援体制の整備と、より多くの人が安心して行動できる環境づくりが求められています。

【調査概要】

期間:2025年8月27日(1日間)

対象:全国の20~69歳の犬や猫の飼い主

方法:インターネットリサーチ

有効回答数:400(調査の対象となったのは1,818名で、22.0%にあたる400名から回答を得ました。)

※本集計データを引用する場合は、出所元として「ペット保険『PS保険調べ』」と明記をお願いします。

【調査結果:保護犬や保護猫に関する実態】

・47.5%が保護犬や保護猫に興味あり。しかし、実際の支援経験者はごく一部に。

・保護犬や保護猫を迎え入れる動機は、「動物を助けたい」が最多の52.0%。

・保護犬や保護猫の迎え入れに際し、51.3%が「健康状態や性格、行動面での不安」と回答。

・保護犬や保護猫の迎え入れた後に必要とされるサポートは、「しつけや問題行動のアドバイス」が53.5%。

・殺処分問題の解決策として、「ペットの飼い方と飼い主の責任に関する啓発」(56.8%)が最多。

※本集計データは小数点以下第1位を四捨五入しているため、集計値の合計は必ずしも100%とならない場合があります。

※グラフ内に「複数回答可」と記載している設問は、設問に対する回答者数を分母として選択肢ごとの割合を算出しているため、集計値の合計が100%を超える場合があります。

保護犬や保護猫の支援意識と実際の経験

「保護犬や保護猫に興味がある」(47.5%)が最多でした。「興味がない」(31.8%)という回答もあり、支援活動への関心にはばらつきが見られました。

一方で、実際に「保護犬や保護猫を迎え入れたことがある」(14.3%)、「犬や猫を保護したことがある」(13.8%)、「支援団体に寄付や寄贈をしたことがある」(12.3%)、「譲渡会や関連イベントに参加したことがある」(8.8%)と、関心を行動に移している人は少数派であることがわかります。

この結果から、保護犬や保護猫への関心と、実際の支援・行動との間にはギャップが存在していることがうかがえます。

保護犬や保護猫を迎え入れる動機や理由

「動物を助けたい」(52.0%)が最多で、半数以上の飼い主が保護活動に対する思いや共感を動機として挙げています。一方で、「特別な理由はない(犬や猫が好きだから)」(29.0%)と答える人も多く、純粋な愛情が迎え入れの理由として役割を果たしていることがわかります。

また、「社会貢献や責任感」(13.5%)、「商業的な繁殖や販売に反対」(12.5%)、「過去に保護犬や保護猫を迎え入れた経験」(9.5%)という意見も見られ、保護活動に対する多様な価値観が存在していることがうかがえます。

保護犬や保護猫を迎え入れる際の心配事

「健康状態や性格、行動面での不安」(51.3%)が最多で、半数以上の飼い主が、保護犬や保護猫の個体特性に対する懸念を抱いています。次いで、「新しい環境への適応」(27.5%)、「飼育にかかる費用や手間」(26.5%)、「先住動物や家族との相性」(24.8%)、「住環境や飼育設備の問題」(19.8%)、「最後まで責任をもって飼えるかどうか」(17.3%)と続き、迎え入れ後の生活全般に対する現実的な懸念が、数多く挙げられました。

一方で、「特に心配なことはない」(9.0%)、「関心がない」(6.5%)といった回答もあり、不安の有無やその内容には、個人差があることがうかがえます。

保護犬や保護猫を迎え入れた後に必要とされるサポート

「しつけや問題行動のアドバイス」(53.5%)が最多で、飼い主の半数以上が保護犬や保護猫の行動面でのサポートを強く求めていることがわかりました。次いで、「医療面のサポート(予防接種や定期健診など)」(41.3%)が挙げられ、健康管理の重要性も高く認識されています。

このほか、「先住動物との相性や適応に関するアドバイス」(27.5%)や「譲渡後のトラブル対応」(21.0%)など、迎え入れ後の暮らしを支える情報や支援に対するニーズも一定数見受けられました。一方で、「特になし」(18.0%)と回答した人もおり、すべての飼い主が支援を求めているわけではないこともわかります。

犬や猫の殺処分問題の解決に向けて必要なこと

「ペットの飼い方と飼い主の責任に関する啓発」(56.8%)が最多で、半数以上の飼い主が飼育者の意識向上が重要だと感じています。次いで、「殺処分の現状と背景の正しい情報提供、教育」(48.3%)、「里親制度や保護犬・保護猫の譲渡に関する理解」(37.8%)が続きました。

また、「不妊・去勢手術の重要性に関する啓発」(32.5%)や「動物保護活動や地域との連携・支援の強化」(23.8%)といった啓発活動や地域の協力にも一定の支持が集まっています。この問題に取り組むためには、多面的なアプローチが必要だと考える飼い主が多いことがうかがえます。

さらに、「子ども向けの動物福祉教育や体験プログラム」(22.3%)や「動物保護活動への参加促進」(20.3%)といった、次世代への教育と社会的な参加を促す取り組みの重要性を訴える声も見られました。

これらの結果から、殺処分問題の解決には、飼い主一人ひとりの意識改革はもちろんのこと、地域社会、教育機関、行政が連携した総合的な支援が求められていることが浮き彫りになっています。

まとめ

今回の調査結果からは、多くの飼い主が保護犬や保護猫に関心を持ちながらも、実際の受け入れや支援には慎重な姿勢を見せていることが明らかとなりました。行動面や健康面への不安、生活環境や飼育設備への懸念、さらには譲渡後のサポート体制への不安など、さまざまな現実的な課題がその背景にあります。

一方で、殺処分問題の解決には飼い主一人ひとりの意識向上と行動が必要であり、多くの人が、社会全体で支えるための仕組みや、情報提供の充実が大切だと感じています。

保護犬や保護猫と安心して暮らす社会を実現するためには、関心を行動につなげる環境づくりが不可欠です。さらに、命と向き合う責任をしっかり支える体制が整うことが求められます。ペット保険は、その支援の一環として、飼い主が不安なく保護犬や保護猫と共に暮らすためのサポートとなる可能性があります。保護犬や保護猫を迎える際に感じる不安やリスクを軽減し、飼い主が長期的に責任を持ってケアできる環境を提供することが、より多くの支援と安心につながると考えられます。

本調査が、保護犬や保護猫に対する理解を深める一助となり、「支えたい」という想いが、より多くの人の、具体的な行動へと結びつけるきっかけとなることを願っています。

ペットメディカルサポートのペット保険「PS保険」は、契約者さまへのサービスとして、経験豊富な獣医師に24時間365日電話相談できる「獣医師ダイヤル」を無料(※1)で提供しています。かかりつけの動物病院の診察時間外の時なども、すぐに相談できて安心です。

※1 通話料はお客さまのご負担になります。

■24時間365日対応 獣医師ダイヤル

https://pshoken.co.jp/summary/veterinarian_dial.html

PS保険の補償内容は、軽微な通院治療から手術をともなう入院まで幅広く対応しています。お手ごろな保険料で十分な補償が受けられるうえ、保険料の引き上げ(※2)は3歳ごとに1度とゆるやかなので、生涯にわたり無理なく続けやすいペット保険です。

※2 将来の保険料を約束するものではありません。

■ペット保険商品「PS保険」の特長

https://pshoken.co.jp/summary/

【会社概要】

商号   : ペットメディカルサポート株式会社

代表者  : 代表取締役社長 米満 明仁

所在地  : 〒107-0052 東京都港区赤坂8-4-14 青山タワープレイス2階

営業開始日: 2008年5月2日

事業内容 : 少額短期保険業(登録番号 関東財務局長(少額短期保険)第24号)

資本金  : 3億3,275万円(2025年3月時点)

URL   : https://pshoken.co.jp/

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会社概要

URL
https://pshoken.co.jp/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都港区赤坂8丁目4番14号 青山タワープレイス2階
電話番号
03-6631-4610
代表者名
米満 明仁
上場
未上場
資本金
3億3275万円
設立
2008年05月