今年のGWにZ世代がしたいのは「ご当地グルメ爆食い旅」?旅行に関する実態調査を実施!

Z世代が旅行で重視するポイントは「コストパフォーマンス」。宿よりも食事やアクティビティ重視か

僕と私と

Z世代向けの企画・マーケティングを行う『僕と私と株式会社』は、全国のX・Y・Z世代を対象に、旅行に関する調査を実施しました。

本調査からは、旅行に対する価値観や情報収集、行きたい場所の管理方法、記録の残し方などに、世代ごとの明確な違いが見られました。

調査サマリ

Z世代は、旅行を自分の関心や目的に沿って組み立てる世代であることが浮き彫りとなりました。

推し活をきっかけに旅に出た経験がある人は41.8%にのぼり、X世代の19.5%、Y世代の26.0%と比較しても圧倒的に多く、Z世代の旅の強力なドライバーになっているようです。

旅先の情報収集も、X世代が参考にしているテレビや雑誌ではなく「SNSの一般ユーザーの投稿」(49.3%)「旅行系インフルエンサーの投稿や動画」(36.5%)が主流で、リアルで等身大な情報に共感しやすい傾向がうかがえます。

また、旅行前には「行きたい場所を保存しておく」と答えたZ世代が65.7%と、X世代(36.0%)を大きく上回り、GoogleマップやInstagramの保存機能を使ってプランニングを可視化する行動も特徴的。特にInstagramやTikTokでの情報収集・保存・投稿まで一連の“旅のSNS活用行動”が明確化。Z世代の旅は「自分で発見・保存・共有する一連のプロセス」がセットになっていることが分かりました。

旅の予算配分では「宿は節約して、その分食や体験にこだわりたい」という声も多く、価値ある体験への投資意欲が強いことが分かりました。

その結果、今年のGWでやってみたいZ世代の旅行も体験型・テーマがある旅が人気で、「ご当地グルメ爆食い旅」に加え、「レトロ喫茶・順喫茶巡り」「テーマパーク&アトラクション制覇」が人気となりました。

Z世代の旅は、「目的」「体験」「共有」を軸に構築されており、旅行業界にとどまらず、SNS、飲食、宿泊、エンタメ、広告業界など、幅広い業種にとって今後の企画・マーケティングのヒントとなるはずです。

全調査対象世代の6話位以上が旅行に行きたいと思っている

まず、「旅行に行きたいと思うか」という質問に対して、X世代が最も多く66.7%。年代が高いほど旅行に対する意向度が高いものの、もっとも少ないZ世代でも60.1%と、6割以上が前向きな回答をしました。

直近1年で一番旅行している世代はZ世代(57.7%)

続いて、直近1年間で旅行(1泊以上)に行ったのは、先の質問に対する回答とは比例せず、実際に旅行した層はZ世代(57.7%)が多い結果に。

ただし、いずれの世代も5割を超える人が直近1年以内に旅行をしていることもわかりました。

Z世代の41.8%は推し活による旅行経験がある

あわせて、旅行に一緒に行く相手や目的について聞いたところ、年齢層も関係するためか、Z世代は全体的に他の世代と比べて旅行そのものの経験の割合は少ない結果に。

しかし、推し活による旅行はどの世代よりも多く、41.8%が経験ありと回答しました。

一人旅(ソロ活)に興味があるZ世代は約63.0%

さらに、一人旅(ソロ活)については、経験の有無だけではなく、関心度まで含めるとZ世代がもっとも高く、約63.0%が一人旅(ソロ活)に興味があると回答しました。

このあたりの抵抗感の低さも、推し活のための旅行経験に一定数寄与していると考えられます。

Z世代が旅行で最も重視するポイントはコストパフォーマンス

ここからは、先の設問で旅行に対して意向度が高い500人を対象に調査しました。

まず、旅行で重視するポイントを聞いたところ、Z世代は、1位「コストパフォーマンス」で、49.0%、次に「明確なテーマのある旅行」で35.8%、「映えや写真映えするスポット」34.4%と続きました。

世代別に見ると、Y世代も1位は「コストパフォーマンス」で、63.4%と全世代の中でもっとも多い回答に。2位は「明確なテーマのある旅行」でここまでの順位はZ世代と同様ですが、Z世代の3位にランクインした「映え」に関しては10ポイント近く低く、25.0%となりました。

ちなみに、X世代では「映え」に対するポイントはさらに下がり18.0%で、Z世代がいかに映えを重視するかがわかる結果となりました

なお、X世代も過半数を超える51.0%がコストパフォーマンスを重視しましたが、もっとも高かったのは「明確なテーマのある旅行」で61.0%でした。

Z世代/Y世代が旅行先やプランを決める先に参考にするのは「SNSの一般のユーザーの投稿」

次に、旅行先やプランを決める際に参考にした情報源について聞きました。

Z世代やY世代は「SNSの一般ユーザーの投稿」が一番多く、いずれも約50.0%という回答に。次いで、「旅行サイトのまとめ記事」「旅行系インフルエンサーの投稿」「Google マップの口コミやレビューが」と続きました。

なお、X世代は、「旅行サイト・まとめ記事」が一番多く58.0%、次に「テレビの情報番組・旅番組」「旅行雑誌、ガイドブック」が4割となり、SNSは比較的少ない結果になりました。

一方で、もっとも参考にした情報源も、Z・Y世代は「SNSの一般ユーザーの投稿」が一番多く、約25%という結果に。そして、X世代は「旅行サイト・まとめ記事」が一番多く32.0%となりました。

また、旅行雑誌も18.0%と多いのが特徴で、SNSは数パーセントにとどまりました。

上記を踏まえると情報収集においては、とくにSNSの活用の面でZ・Y世代とX世代との間に大きな違いが生まれるようです。

影響を受けやすいSNSはYouTubeとGoogle検索

上記を踏まえて、旅行先やプランを決める際の情報収集において、影響を受けやすいSNSはどれかを聞いてみました。

まず、SNSに絞って聞いたところ、どの世代もYouTubeやGoogle検索が多い結果となりました。また、世代別に見ると、Z・Y世代ではInstagramの投稿・ストーリーが圧倒的な支持を得ているのに対し、X世代および一部のY世代ではYouTubeが支持を集めていることがわかりました。

なお、Z世代にとってYouTubeよりもTikTokが大きな影響力を持つことがわかりました。

Z世代は旅行先で行きたい場所をGoogleマップとInstagramの保存機能で管理している

では、旅行先で行きたい場所の管理について、どのように行っているのでしょうか。

回答結果を見ると、下の世代ほどツールを活用して管理を行う一方で、上の世代に行くにつれて管理を行わず、その場の流れで決めていることがわかりました

特にX世代においては、過半数を大きく超える64.0%が「管理をしない」と答える結果に。

一方、Z世代は65.6%が何かしらの方法で行きたい場所を管理しているとの回答で、その方法としてはGoogleマップ(43.4%)とInstagramの保存機能(37.2%)が多く見られました。

Z世代の85%は旅マエに旅行先で行くカフェやレストランを決めている

続いて、旅行先のカフェやレストランを決める際、もっとも影響を受ける情報源について聞いてみました。

まず、Z世代に関しては事前に行きたい場所を管理・保存しているからか、旅行先で行きたいカフェやレストランもその場の雰囲気・直感で決める割合も一番低く、約85.0%が何かしらネットで情報を見たうえで決めていました

そのなかでも、もっとも多いのが「Instagramの口コミ・投稿」(30.9%)、「Google マップのレビュー・評価」(23.6%)、「食べログ・ぐるなびなどのグルメサイト」(18.1%)で、Y世代も同じ傾向であることがわかりました。

一方、X世代は「食べログ・ぐるなびなどのグルメサイト」を見ている割合が他世代の2、3倍と圧倒的に高い結果でした。

Z世代は旅先で食事やアクティビティにお金をかけたい

今度は旅行中の予算の使い方について聞いてみました。

まず、Z世代は「できるだけ節約派」が28.5%、「宿泊や交通費を抑え食事を重視する」20.5%、「宿泊や交通費を抑えアクティビティを重視する」が13.2%と、お金を使うのであれば食事やアクティビティなどに使いたい傾向が見られる結果に。

一方、Y世代は、節約派も多いものの、全体のバランスをとる割合や、食事、快適さを重視する割合も多いなど、結果にばらつきがありました。

X世代は、圧倒的に「快適さ」に予算をかける割合が高く、33.0%となりました。

Z世代の40.6%が旅ナカでSNSでの発信を行う

旅行中のSNSの使い方について、Z世代は旅行中のSNS投稿も多く、40.6%がよく/たまに投稿すると回答しました。

一方、Y世代・X世代に関しては過半数以上が「全く投稿しない」との回答に。旅マエの情報収集段階では、Z世代に匹敵するほどSNS活用が見られたY世代も、旅ナカでは両世代の違いが明確にわかれる結果となりました。

Z世代の旅行の記録の42.4%はInstagramのストーリーに

SNSの使い方で違いが出た各世代ですが、旅行の記録に関しても世代間の違いがあることがわかりました。

Z世代の75.7%は何かしらの形で記録を残しており、もっとも多かったのはInstagramのストーリーで42.4%。一方、Y世代は21.4%で、世代間の違いが多く出る結果に。

また、約2割が「TikTokやInstagramで旅行まとめのショート動画をつくる」と回答したのもZ世代の大きな特徴で、スマホアプリでのアルバム作成は、若い世代ほど少ない傾向にありました。

Z世代が2025年のGWにやってみたいのは「ご当地グルメ爆食い旅」

最後に、Z世代に対して今年のGWでやってみたい旅行テーマについて聞いたところ、「ご当地グルメ爆食い旅」が1位で31.9%。次に「レトロ喫茶・順喫茶巡り」で28.5%、「テーマパーク&アトラクション制覇」で28.1%となりました。

調査概要

調査名:Z世代/Y世代/X世代に聞いた!旅行に関する実態調査

対象条件:全国のZ世代(15~28歳)・Y世代(29~43歳)・X世代(44~59歳)

調査期間:2025年3月19~25日

調査方法:インターネットを利用したアンケート

調査有効回答数:3,000名(Z世代1,500人・Y世代900人・X世代600人)

※調査を引用いただく際は、出典元が「僕と私と」であることを明記いただきますようお願いいたします。

Z世代のホンネを独自調査します

僕と私と株式会社では、まだ世間には知られていないリアルなZ世代の本音や、最新の流行を、今後も独自調査により解き明かしていきます。

クライアントのニーズに合わせて、アンケートなどからデータを取得・分析する定量調査に加え、想定ターゲットへのデプスインタビュー、実際にテスト商品を使用してのワークショップなどの定性調査なども行なっています。

また、企業様との共同調査も行っていますので、ご興味のある方は以下のメールアドレスからぜひお問い合わせください。

僕と私と株式会社 担当:福永

guava@boku-to-watashi-and.com

僕と私と株式会社について

僕と私と株式会社は、Z世代を代表する企画・エモマーケティング会社です。また、リモート制度やサウナ採用、地方へのワーケーションなどを取り入れた新しい働き方も実践中。「メンバー全員天才」を目指し、社内からも多くの企業が生まれています。

(1)企画・エモマーケティング

Z世代に特化した心を動かす企画・マーケティングを専門としています。ハッピーな共感をフックに購買行動に繋げる「エモマーケティング」をベースに、今を生きるリアルなZ世代の視点も取り入れた企画、クリエイティブ制作、コミュニケーションまでを一貫して担当しています。

(2)Z世代調査・ブレストサービス「Zview lab.  lab.」

「餅は餅屋に、Z世代はZ世代に」をコンセプトに、Z世代の本音やインサイトを調査する事業です。Webアンケートなどからデータを取得・分析する定量調査と、 インフルエンサーをはじめとするキーオピニオンリーダーへのインタビューやワークショップなどの定性調査を実施しています。

■ 会社概要

代表取締役:今瀧 健登

所在地:東京都渋谷区円山町5-5 Navi渋谷V 3階

事業内容:Z世代に関する企画・マーケティング事業、ブランド事業

HP:https://boku-to-watashi-and.com

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サービス業
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今瀧健登
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2020年11月