【報道参考資料】南スーダン紛争 国外への避難者増加中、北部の情勢厳しく
北部で乳幼児死亡率が上昇/日本人スタッフ活動中
※本信は、ユニセフ本部からの情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳・編集したものです
※原文はhttp://www.unicef.org/appeals/files/UNICEF_South_Sudan_SitRep13_11March2014.pdf
でご覧いただけます
■数字で見る概況
・国内避難民 70万5,800人(12月15日以降/OCHA2014年3月6日発表)
・避難民のうち18歳未満の推定値 37万7,400人
・国外へ避難した人 22万6,000人(ウガンダ9万7,177人、エチオピア6万2,657人、
スーダン4万2,011人、ケニア2万2,597人など/ OCHA2014年3月6日発表)
※前回2月6日時点と比べ、約9万人の増加
(東部の情勢悪化に伴い、接するエチオピアへの流出増加)
・参考情報:南スーダンの人口 1,083万人
(2012年、ユニセフ『世界子供白書2014統計版』)
■状況
・国内避難民の数は前回より2万人ほど減少したが、一方で
国外へ逃れた人は約9万人の増加
・依然として北部を中心に不安定な情勢は続いており、
各地で戦闘も勃発
・避難所やキャンプの人口密度は極めて高く、南スーダン政府
はキャンプの新設や拡張を承認
・北部の上ナイル州マラカルの市民保護施設からの報告に
よると、5歳未満時死亡率が上昇しているとのこと
・数例は、下痢など水に起因する病気が原因
・現在、入院できる医療施設がないことから復旧と、支援の
強化が必要に
・雨季が例年(4月~)より早く到来
・首都ジュバ近くのトンピンや北部ユニティ州のベンティウ、マラカルでは、大量の
雨による被害が発生
・水と衛生の取り組みへの大きな妨げとなっている
・雨季に降る雨の量は多く、川は増水し、道路がぬかるんで通行が難しくなることから、
各地へのアクセスが困難に
・ユニセフとパートナー団体は、コレラ集団感染の可能性を最小限にとどめるため、
予防策・対応策を実施中
・経口コレラワクチンの接種キャンペーン第1回を行っており、トンピンの避難民
キャンプで1万4,112名に、アウェイル州のミンカマンで5万2,398人に実施
■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Dominic Stolarow ユニセフ南スーダン事務所
Emergency Specialist +211(0)955639658 dstolarow@unicef.org
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を
促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと
協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場
にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての
子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org)
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※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会
のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ
活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
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