アウディ、フォーミュラEタイトル防衛に向けて新シーズンスタート
ダニエル アプトとルーカス ディ グラッシがAudi e-tron FE05で参戦/新しいマシン、新しいチーム、新しいルールで2018/19シーズン(シーズン5)が始まる/初戦は12月15日にディルイーヤ(サウジアラビア)で開催
2018年12月10日、ノイブルク アン デア ドナウ:電気自動車のレースシリーズ、フォーミュラEの2018/19シーズン(シーズン5)がいよいよ開幕します。5か月のシーズンオフを経て、今週の土曜日(12月15日)に、サウジアラビアの首都、リヤド郊外のディルイーヤで初戦が開催されます。昨シーズンにチームタイトルを獲得したTeam Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)のダニエル アプトとルーカス ディ グラッシは、新開発のAudi e-tron FE05と共に、ディフェンディングチャンピオンとしてスターティンググリッドに登場します。
今年7月にニューヨークで開催された昨シーズンの最終戦で、Team Audi Sport ABT Schaefflerは、見事な逆転劇を演じてチームタイトルを獲得しました。新しいシーズンでは、マシンやルールが変わり、新たなバトルが展開されます。チーム代表のアラン マクニッシュは、次のように述べています。
「シーズンの開幕が待ちきれません。昨シーズンの最終戦で味わった感動が、はるか昔のことのように感じられます。私たちは今、先を見つめています。スペインのバレンシアで行われた合同プレシーズンテストでは、新たなシーズンに向けて一定の手ごたえを感じました。しかし、モータースポーツは、実際にシーズンが始まって、予選・決勝を戦ってみるまでは何が起こるか分からない世界です。ノイブルクに戻って、チームスタッフ全員で何か月間もハードワークを続けてきましたが、実戦に出てはじめて自分たちの実力が分かります。まさに期待と不安が入り混じった心境です」
ディルイーヤの開幕戦は、フォーミュラEにとって新たな時代の始まりとなります。もっとも大きく進化した点は、新世代のマシンに搭載される大容量バッテリーによって、レースの途中でマシンを交換する必要がなくなったことです。同時に“アタックモード”が導入されたことにより、以前と同様に戦略面でのエキサイティングな駆け引きが行われることに変わりはありません。この新しいルールでは、マシンが“アクティベーションゾーン”と呼ばれる区間を通過する際に、出力を一時的に225kW(306hp)に引き上げることができます。主催者のFIAは、アクティベーションの回数とその持続時間をレースごとに個別に設定して、レース直前に発表します。その内容に従って、各チームは戦略を練ることになります。
レースは、従来のシーズンと同様、45分プラス1周で行われます。レースモードにおける出力は、昨シーズンの180kWから200kWに引き上げられました。ファンは、フォーミュラEウェブサイト及び他の投票プラットフォームから投票することにより、お気に入りのドライバーをサポートすることができます。投票はレースの6日前から決勝レース開始の15分前まで行うことができます。もっとも多くの投票を集めた5人のドライバーは、レース後半に、出力を一時的に250kWに引き上げることができる“ファンブースト”と呼ばれる機能を使用することができます。
今シーズンは、Envision Virgin Racing(エンヴィジョン ヴァージン レーシング)から、もう2台のAudi e-tron FE05が参戦します。サム バード及びロビン フラインスの2人のドライバーを擁するこの英国のレーシングチームは、Audi Schaeffler MGU03と呼ばれる新しいモータージェネレーターユニットを搭載したアウディのレーシングカーでシーズンを戦うことになります。アウディ モータースポーツ代表のディーター ガスは、次のように語っています。「Envision Virgin Racingを含め、合計4台のAudi e-tron FE05が参戦することは、大変素晴らしいことです。この有名なチームがアウディのパワートレインを選択したことは、私たちのエンジニア及び開発パートナーのSchaefflerの高い技術力を証明するものです」
フォーミュラEを取り巻く環境が大きく変化する中で、アウディは昨シーズンと同じ盤石のチーム体制で新しいシーズンに挑みます。これまでに開催された45回のフォーミュラEレースすべてに参戦しているのは、わずか5人のドライバーのみですが、ダニエル アプトとルーカス ディ グラッシはこのうちの2人です。両ドライバーは、35回の表彰台を獲得して、圧倒的な戦歴を誇っています。フォーミュラEの4年間の歴史の中で、合計27回の表彰台と611ポイントを獲得したディ グラッシは、フォーミュラEでもっとも成功したドライバーです。
アプトは、次のようにコメントしています。「26歳で熟練ドライバーの仲間入りをするとは、思いませんでした。しかし、フォーミュラEが大きく変化していることを考えると、新しいシーズンでは、22人のドライバー全員がルーキーだといえるでしょう。私たちはこの数か月間、サーキットの中だけでなく、サーキットの外でもハードワークを続けてきました。開幕戦では、最高のスタートを切って、印象的なレースを見せたいと思っています」
フォーミュラEが極東で行われるようになって4年目を迎えた今年、今回初めて開幕戦がサウジアラビアで開催されます。歴史的な建造物の前に設営されたサーキットは、長いストレートと90でコーナーを備えた2.494kmのコースで、スリリングなレースが期待されます。ディ グラッシは次のようにコメントしています。「昨シーズンの勢いを、今シーズンも続けたいと思っています。シーズン後半には、8回連続して表彰台を獲得しました。この流れを、さらに加速させるつもりです。Audi e-tron FE05は非常にパワフルなマシンです。チームは再び結束を固め、これまで以上に緊密な関係を築いています。すべてのチームがフォーミュラEにより多くの資金を投入しているので、競争が激しくなるのは明らかです。僕たちは、細部に至るまでマシンを熟成させ、さらにパフォーマンスを向上させています。戦いの準備はできています」
レース終了後の日曜日(12月16日)には、同じサーキットで公式テストが行われる予定です。このテストでは、Audi Sport ABT Schaefflerのテスト及び開発担当ドライバーのニコ ミュラーが、Audi e-tron FE05のステアリングを握って開発を進めます。
※本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。
Audi Japan Press Center: https://www.audi-press.jp/
今年7月にニューヨークで開催された昨シーズンの最終戦で、Team Audi Sport ABT Schaefflerは、見事な逆転劇を演じてチームタイトルを獲得しました。新しいシーズンでは、マシンやルールが変わり、新たなバトルが展開されます。チーム代表のアラン マクニッシュは、次のように述べています。
「シーズンの開幕が待ちきれません。昨シーズンの最終戦で味わった感動が、はるか昔のことのように感じられます。私たちは今、先を見つめています。スペインのバレンシアで行われた合同プレシーズンテストでは、新たなシーズンに向けて一定の手ごたえを感じました。しかし、モータースポーツは、実際にシーズンが始まって、予選・決勝を戦ってみるまでは何が起こるか分からない世界です。ノイブルクに戻って、チームスタッフ全員で何か月間もハードワークを続けてきましたが、実戦に出てはじめて自分たちの実力が分かります。まさに期待と不安が入り混じった心境です」
ディルイーヤの開幕戦は、フォーミュラEにとって新たな時代の始まりとなります。もっとも大きく進化した点は、新世代のマシンに搭載される大容量バッテリーによって、レースの途中でマシンを交換する必要がなくなったことです。同時に“アタックモード”が導入されたことにより、以前と同様に戦略面でのエキサイティングな駆け引きが行われることに変わりはありません。この新しいルールでは、マシンが“アクティベーションゾーン”と呼ばれる区間を通過する際に、出力を一時的に225kW(306hp)に引き上げることができます。主催者のFIAは、アクティベーションの回数とその持続時間をレースごとに個別に設定して、レース直前に発表します。その内容に従って、各チームは戦略を練ることになります。
レースは、従来のシーズンと同様、45分プラス1周で行われます。レースモードにおける出力は、昨シーズンの180kWから200kWに引き上げられました。ファンは、フォーミュラEウェブサイト及び他の投票プラットフォームから投票することにより、お気に入りのドライバーをサポートすることができます。投票はレースの6日前から決勝レース開始の15分前まで行うことができます。もっとも多くの投票を集めた5人のドライバーは、レース後半に、出力を一時的に250kWに引き上げることができる“ファンブースト”と呼ばれる機能を使用することができます。
今シーズンは、Envision Virgin Racing(エンヴィジョン ヴァージン レーシング)から、もう2台のAudi e-tron FE05が参戦します。サム バード及びロビン フラインスの2人のドライバーを擁するこの英国のレーシングチームは、Audi Schaeffler MGU03と呼ばれる新しいモータージェネレーターユニットを搭載したアウディのレーシングカーでシーズンを戦うことになります。アウディ モータースポーツ代表のディーター ガスは、次のように語っています。「Envision Virgin Racingを含め、合計4台のAudi e-tron FE05が参戦することは、大変素晴らしいことです。この有名なチームがアウディのパワートレインを選択したことは、私たちのエンジニア及び開発パートナーのSchaefflerの高い技術力を証明するものです」
フォーミュラEを取り巻く環境が大きく変化する中で、アウディは昨シーズンと同じ盤石のチーム体制で新しいシーズンに挑みます。これまでに開催された45回のフォーミュラEレースすべてに参戦しているのは、わずか5人のドライバーのみですが、ダニエル アプトとルーカス ディ グラッシはこのうちの2人です。両ドライバーは、35回の表彰台を獲得して、圧倒的な戦歴を誇っています。フォーミュラEの4年間の歴史の中で、合計27回の表彰台と611ポイントを獲得したディ グラッシは、フォーミュラEでもっとも成功したドライバーです。
アプトは、次のようにコメントしています。「26歳で熟練ドライバーの仲間入りをするとは、思いませんでした。しかし、フォーミュラEが大きく変化していることを考えると、新しいシーズンでは、22人のドライバー全員がルーキーだといえるでしょう。私たちはこの数か月間、サーキットの中だけでなく、サーキットの外でもハードワークを続けてきました。開幕戦では、最高のスタートを切って、印象的なレースを見せたいと思っています」
フォーミュラEが極東で行われるようになって4年目を迎えた今年、今回初めて開幕戦がサウジアラビアで開催されます。歴史的な建造物の前に設営されたサーキットは、長いストレートと90でコーナーを備えた2.494kmのコースで、スリリングなレースが期待されます。ディ グラッシは次のようにコメントしています。「昨シーズンの勢いを、今シーズンも続けたいと思っています。シーズン後半には、8回連続して表彰台を獲得しました。この流れを、さらに加速させるつもりです。Audi e-tron FE05は非常にパワフルなマシンです。チームは再び結束を固め、これまで以上に緊密な関係を築いています。すべてのチームがフォーミュラEにより多くの資金を投入しているので、競争が激しくなるのは明らかです。僕たちは、細部に至るまでマシンを熟成させ、さらにパフォーマンスを向上させています。戦いの準備はできています」
レース終了後の日曜日(12月16日)には、同じサーキットで公式テストが行われる予定です。このテストでは、Audi Sport ABT Schaefflerのテスト及び開発担当ドライバーのニコ ミュラーが、Audi e-tron FE05のステアリングを握って開発を進めます。
※本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。
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