【社会人になってから1万円~3万円のお金を借りた理由ランキング】496人アンケート調査
社会人になってから1万円~3万円のお金を借りた理由に関する意識調査
社会人になると、学生時代よりも多くの収入を手にします。
一方で「同僚や友人との交際費」「一人暮らしの生活費」などの出費も発生するため、やりくりに困ってお金を借りる人も。
そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hits( https://bizhits.co.jp/media/ )は、社会人になってから1~3万円を借りた経験がある男女496人に「お金を借りた理由」についてアンケート調査を実施。
その結果をランキング形式でまとめました。
調査概要
調査対象:社会人になってから1~3万円を借りた経験がある方
調査期間:2022年11月15日~26日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:496人(男性255人/女性241人)
回答者の年齢(お金を借りた当時):10代 3.4%/20代 82.7%/30代 12.1%/40代 1.6%/50代 0.2%
調査結果サマリー
・社会人になってから1~3万円を借りた理由1位は「生活費の補填」
・社会人になって初めてお金を借りたのは20代前半が5割
・お金を借りた相手は「家族・親族」が1位
・1~3万円の返済期間は平均6ヶ月半
・社会人になってからお金を借りた回数は平均3.8回
社会人になってから1~3万円を借りた理由1位は「生活費の補填」
社会人になってから1~3万円を借りた経験がある496人に「お金を借りた理由」を聞いたところ、1位は「生活費の補填(153人)」でした。
2位「娯楽・遊興費(88人)」、3位「現金の持ち合わせがなかった(41人)」、4位「返済・支払い(39人)」と続きます。
「生活費の補填」が圧倒的1位。まとまったお金が必要なわけではなく、日常の生活費がほしくて借金している人も多いとわかります。
また今回のアンケート調査では金額を1~3万円に限定しているため、「たまたまお財布の中に現金がなくて」など、軽めの理由でお金を借りた人も多くなりました。
<1位 生活費の補填>
・給与が下がり、生活が苦しくなったので(23歳 男性)
・結婚後すぐに離婚してシングルマザーになり、生活に困ってお金を借りました(27歳 女性)
・退職後に転職先を探しており、生活費の助けとして借りました(30歳 男性)
生活費が足りなくなった理由は「浪費」「離職」「収入減」など。
離職や収入減で生活苦が続くと、借金を何度も繰り返す可能性があります。
上記のような場合には、「副業」や「公的な給付金の活用」など、借金以外に生活費を工面する方法も検討する必要があるでしょう。
<2位 娯楽・遊興費>
・好きなアイドルのライブに遠征するため(21歳 女性)
・ゲームのダウンロードコンテンツが欲しかったから(30歳 男性)
・突然友達から旅行に誘われ、給料日前でお金がなかったので借りました(48歳 女性)
「旅行に行きたい」「友達と遊びたい」「趣味にお金がかかる」などの理由でお金を借りた人も多数。
「今、旅行を申し込んだら割引がある」などの場合、給料日を待たずにとりあえずお金を借りて申し込む人もいるかもしれません。
<3位 現金の持ち合わせがなかった>
・キャッシュレスに慣れており現金を持ち歩いていなかったため、飲食の席で現金がなく借りました(23歳 女性)
・財布を忘れて一文無しで、もしものことがあったら困るから(28歳 女性)
・帰省したときに銀行でお金を下ろす暇がなく、親戚の子どもにお年玉を渡すときに借りました(32歳 男性)
「財布を忘れた」「たまたま財布のなかに現金がなかった」といったパターンです。
最近ではキャッシュレス決済が浸透し現金を持ち歩かない人も多いため、「現金しか使えないお店」だと手持ちがなくてとっさに借りるケースもあるでしょう。
日本ではまだまだ「現金会計のみ」のお店もあるので、ある程度はお財布に入れておいたほうがよさそうですね。
<4位 返済・支払い>
・奨学金返済のために両親から1万円借りた(23歳 女性)
・カードの支払いが滞ってしまい、返済に充てるため(25歳 男性)
・キャッシングの返済のため(29歳 女性)
「奨学金の返済」「キャッシングの返済」など、借りたお金を返すために新たに借金している人もいました。
借りる先が変わっただけで借金は減っていないので、自転車操業状態です。
また「クレジットカードを使いすぎて、支払いが厳しかったため」というコメントもありました。
支払いに困る状態が続くと、滞納や借入額増加につながる可能性があるので、支出の見直しが必要でしょう。
<5位 買いたいものがあった>
・どうしても買いたい服があったので(23歳 男性)
・期間限定のBlu-Rayを買いたいからです(25歳 女性)
・パソコンの買い替えが必要になったが、手元に十分なお金がなかったため(28歳 男性)
「どうしても欲しいものがある」などの理由で借りた人もいました。
「足りないなら貯めてから買ったらいいのでは」という意見もあるでしょうが、期間限定商品などですと「今、お金を借りてでも手に入れなきゃ」という気持ちになる人もいます。
「クリスマス」「母の日」など、特定の日に合わせた買い物のためにお金を借りている人もいました。
<6位 車の購入・維持費>
・車の修理をするため(21歳 女性)
・車検代がなかったので(24歳 男性)
・車の買い換え(32歳 男性)
「車やバイクの購入」「車検」「自動車税の納付」「修理」には、まとまったお金がかかります。
事故や急な故障で修理が必要になったら、お金が足りなくて借りざるを得ない人もいるでしょう。
また「自動車税の納付」や「車検」は定期的にあるのに、つい忘れてしまいがち。
直前になって「まずい、まとまったお金が必要だ」と慌てた経験がある人も多いのではないでしょうか。
<7位 冠婚葬祭の費用>
・ご祝儀が続いて払えなかったから(24歳 女性)
・結婚式のお祝い金を借りました(26歳 男性)
・給料日前に取引先で不幸があり、お葬式に行くことに。香典を出すためのお金を借りました(27歳 男性)
結婚はおめでたいですが、「立て続けに招待されると、ご祝儀が負担」という方も多いのではないでしょうか。
不思議と友人・同僚の結婚式が続くことも多いですよね。
そのためご祝儀が用意できなくてお金を借りる人も多くなりました。
<同率7位 引っ越し費用>
・就職時に引っ越し費用などがかかり、お金が足りなくなった(23歳 男性)
・引っ越しの際、予想以上にお金が必要になったため(24歳 女性)
・引っ越しするため、賃貸の初期費用を借りた(29歳 女性)
引っ越し時には「引っ越し料金」のほか、「賃貸物件の初期費用」「家具・家電の購入費用」なども必要です。
就職にあたっての引っ越しだと、初任給がまだ出ていないのにまとまった費用が必要になるため、お金を工面できなくて借りる人もいます。
なお新生活にかかる費用を安くしたいなら、「荷物を自分で運ぶ」「中古やレンタルの家具を利用する」「敷金・礼金のない物件を選ぶ」といった方法があります。
社会人になって初めてお金を借りたのは20代前半が5割
次に「初めてお金を借りたときの年齢」を聞いたところ、もっとも多かったのは「20~24歳(50.2%)」でした。
大学卒業後就職して新生活をはじめるにあたり、引っ越し費用や「初任給が出るまでの生活費」を借りる人が多いと推測できます。
また社会人になったことで気が大きくなって使いすぎ、支払いできなくなって借りるというパターンもあるでしょう。
社会人になりたてだと「社会人になったら、どんな出費がどれくらいあるのか」がまだわからず、お金のやりくりに困ってしまう人も多いのではないでしょうか。
お金を借りた相手は「家族・親族」が1位
続いて「お金を借りた相手」を聞いたところ、ダントツは「家族・親族(47.4%)」でした。
2位「カードローン・消費者金融(18.3%)」、3位「友人・恋人(15.1%)」と続きます。
安心感があり相談しやすい「家族・親族」から借りた人が多数。
「友人」「同僚」も含め、身近な人から借りた人が多くなりました。
<1位 家族・親族>
・一番信用できるし、利子がいらないから(24歳 男性)
・金融機関は不安がありました。また理由が子どもの医療費だったので、親も「ぜひ協力したい」と言ってくれたからです(28歳 男性)
・親なので相談しやすかったです(32歳 女性)
家族から借りた理由としては、「利子がいらない」「返済の融通が利く」などのメリットが挙げられています。
家族や親族になら、「実はお金に困っていて」という相談もしやすいですよね。
年齢が若ければ、親にちょっと甘えるという感覚で頼める人も多いでしょう。
またカードローンやキャッシングの利用に抵抗があり、家族に頼んだ人も多くなりました。
<2位 カードローン・消費者金融>
・「30日間利息ゼロ円」をやっていたので、「次の給料日までに返せる」と思って選んだ(20歳 女性)
・審査が緩くて即日融資してくれるところを基準に選びました(24歳 男性)
・知っている人に「投資で失敗した」とは言えなかったから(35歳 男性)
即日融資できるカードローンも多いため、「すぐお金が欲しかった」という回答が多くなっています。
「初めての利用だと30日間無利息」といったキャンペーンがあることも、利用の後押しになっているようです。
また、家族や友人には借りたくなかったという声も。
お金を借りる理由によっては、「恥ずかしくて知り合いには言いにくい」と感じる人もいるとわかります。
<3位 友人・恋人>
・金融機関からの借り入れは、「利息」「担保」がちらつくため考えませんでした。親族に経済的余裕のある人が多くなく、利息や担保をとらずに口約束で貸してくれる友人を選びました(24歳 男性)
・財布の盗難にあったとき一緒にいた友人だったから(27歳 男性)
・何でも話せるから(36歳 女性)
家族同様「相談しやすい」「利息がつかない」などの理由で友人に頼んだ人が多くなりました。
ただ、口約束だとのちのちトラブルになりかねません。
「何度も借りることになりそう」「返済まで時間がかかりそう」といった場合には、貸し借りに関する書面を交わしておくと、お互い安心です。
また、「友人とショッピング中にたまたま現金がなかったため借りた」というケースも多くなっています。
<4位 上司・同僚>
・同僚。「財布を忘れた」と気づいたとき横にいて、「翌日会社で会えて、すぐに返せる」と思ったから(25歳 女性)
・派遣会社の社長。地元を離れており、相談できる人がほかに思いつかなかったから(29歳 女性)
・職場仲間。コミックやゲームの趣味仲間でもあり、自分がお金を貸したこともあったため(43歳 男性)
職場で毎日顔を合わせるため返しやすいと答えた人が目立ちました。
「会社の食事会などで手元に現金がないときに借りて、翌日返す」といったパターンが多そうです。
また就職して地元から離れていると、家族や親しい友人が近くにおらず、「一番相談しやすいのが先輩や上司」というケースも考えられます。
<5位 クレジットカードのキャッシング>
・新たに申し込んだり契約することなく、簡単に借りられたので(22歳 女性)
・カードを持っていたので(24歳 男性)
・家族にバレず返済できそうだったから(28歳 女性)
所持しているクレジットカードに「キャッシング枠」がついていれば、新たな契約や申し込みなしで、簡単にお金を借りられます。
そのため「簡単だった」「気軽だった」と答えた人が多数。
普段から使っているクレジットカードであれば、安心感もあるのでしょう。
コンビニATMなどで簡単にお金をおろせるため、「誰にもバレないから」と答えた人も多くなりました。
1~3万円の返済期間は平均6ヶ月半
「借りたお金を返済するまでの期間」を聞いたところ、平均は195.8日で、およそ平均6ヶ月半という結果になりました。
比較的少ない1~3万円という額ながら、返済まで長期間かかっている人が多いように見えます。
ただし、もっとも多かったのは「2週間超~1ヶ月(23.1%)」という回答。
具体的には「次の給料日に返済した」という人が多くなっています。
現金の持ち合わせがなくて借りた人の場合、「翌日すぐ返した」「2~3日で返した」というケースも多いです。
ただ返済までに1年超かかるなど、長くお金を借り続けた一部の人が平均を押し上げています。
返済までの期間が長くなってしまった人には、「家族から借りたので、つい返済が後回しになってしまった」「生活が苦しく、なかなか返せなかった」などの事情があるのかもしれません。
社会人になってからお金を借りた回数は平均3.8回
最後に「社会人になってからお金を借りた回数」を聞いたところ、平均は3.8回。
ただし、もっとも多かったのは「1回だけ」という人たちでした。
家計管理が甘くてお金を借りることになった人からは、「反省してしっかりやりくりするようになったので、1回のみ」というコメントもありました。
ただ「10回以上借りている」など、何度もお金を借りている一部の人が、平均回数を増やしています。
「やりくりに慣れていない」というわけではなく、収入や小遣いの関係で常にお金が足りない人も多いようです。
また、娯楽やギャンブルなどに使ってしまい、生活費が足りなくなる人も複数いました。
カードローンやキャッシングで簡単に借り入れできるとわかり、「便利」と考えて繰り返し利用している人もいるかもしれません。
まとめ
社会人になってから1~3万円という少額のお金を借りる理由としては、「生活費の補填」が多くなりました。
初めて借りた年齢は20代前半が多かったことから、「新社会人でお金の管理がうまくできなかった」「初任給が入るまでの生活費が足りなかった」という人が多いのだろうと考えられます。
また「クレジットカードが使えないお店で支払う必要があったので現金を借りた」という回答も多く、キャッシュレス意識の浸透が伺えました。
借りた相手としては家族や友人など「身近な人」が多く、カードローンやキャッシングで借りることへの抵抗感が垣間見えました。
一方でカードローンやキャッシングで借りた人からは「すぐ借りられる」「家族や同僚に知られたくなかった」という声も。
「誰から借りるか」は、周囲との関係性や「お金が必要な理由」にもよるのだと考えられます。
■株式会社ビズヒッツについて
当社では、社名と同じ「Biz Hits」という名の仕事・転職・求人情報サイト( https://bizhits.co.jp/work/ )と、ビジネスの問題解決を考えるメディア( https://bizhits.co.jp/media/ )を運営しています。
また、上記メディア運営の中で得た知識と経験を元に、業務効率化サポート・リモートワークとクラウドソーシング導入コンサルティングも行っております。
■Biz Hits編集長:伊藤陽介のプロフィール
株式会社ビズヒッツ代表取締役。
2011年から東京~鈴鹿間でリモートワークによる遠隔経営を10年以上続けており、スタッフの8割以上がリモートワーカーによる複数のWebメディア、求人サイト運営を行う。
※プロフィール詳細はこちら
https://bizhits.co.jp/itoyosuke_profile/
■会社概要
社名 : 株式会社ビズヒッツ
所在地 : 〒510-0208 三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21
代表者 : 代表取締役 伊藤 陽介
設立 : 2009年1月19日
資本金 : 300万円
事業内容 : WEBメディアの運営・コンサルティング
URL : https://bizhits.co.jp/company/
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