EVカーシェアでマンション暮らしを便利に 停電時は給水ポンプを動かして水を確保
~レジル株式会社による非常用電源・カーシェア連携モデルの実証へ参加~

株式会社REXEV(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:渡部 健、以下「当社」)は、神奈川県横浜市金沢八景に所在する分譲マンション「金沢八景パーク・ホームズ」にて、レジル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:丹治保積、以下「レジル」)が主導して行うEVカーシェアの運用実証(以下「本実証」)へ参加いたします。
本実証により、居住者は日常的には利便性の高いEVカーシェアを利用でき、災害時にはEVを“走る蓄電池”として活用することで、マンション共用部の給水ポンプやエレベーターなど、生活インフラを維持することが可能になります。
これまでEVの電力活用は主に家庭向けのV2Hが中心でしたが、今回採用したIKS社製の充電器を通じて、マンションに不可欠な動力電源(給水ポンプ・エレベーター等)への給電が可能となりました。特にマンションでは災害時に「水が出ない」「エレベーターが止まる」という課題が深刻であり、本ソリューションはそれを解決する新たな防災インフラの形を示すものです。
当社はこれまで、EVを「走る蓄電池」としてエネルギーマネジメントに活用する技術・実績を培ってきました。本実証においても、カーシェアの運営ノウハウとエネルギー制御の知見を活かし、レジルと共に「暮らしに寄り添う防災ソリューション」を実現します。
詳細はレジルのプレスリリースをご参照ください。
レジル、横浜市の分譲マンションにて防災機能と利便性向上を両立するEVカーシェアの運用実証を開始〜「走る蓄電池」を活用した電力供給機能と居住者利用の側面から実用性を検証〜

<本実証における当社の強み|なぜREXEVと行うのか>
本実証では車両運用の最適化や充放電制御など、レジルが提供するサービス面のサポート領域を担います。
本実証では、平常時には居住者向けカーシェアとして利便性を提供し、非常時には生活インフラへの非常用電源として機能させる仕組みを提供します。これらを成立させるには、マンション分野においてエネルギー供給の知見を有するレジルと、EVを活用した運用技術に強みを持つ当社の双方の連携が不可欠です。
当社は本実証を通じて、居住者にとって身近で安心な「暮らしに寄り添う防災ソリューション」の実現を目指します。
<本実証の概要>
・実施主導:レジル株式会社
・実施内容:EVカーシェアの需要や稼働状況などのデータを収集
・実施場所:金沢八景パーク・ホームズ
・実施期間:2025年10月1日(水)〜2026年9月30日(水)
・使用車両:日産リーフ(バッテリー容量40kWh、技術実証時は2台接続)
※1台目の車両のSOCが一定以下になった際に、電源供給元が自動的に2台目の車両に切り替わるかを検証
・利用料金:たまに使いプラン:308円/15分(税込)
いつも使いプラン:264円/15分(税込)
・提供時間:24時間(清掃・メンテナンス期間を除く)
・利用方法:専用アプリによる予約
本実証の開始に先立ち、2025年9月19日(金)には同マンションにて技術実証を行い、停電時にEVから給水ポンプへ自動で給電が切り替わること、また2台接続時には一方のEVが給電できなくなった際にもう一方へ自動で切り替わることを確認しました。
次の段階として、居住者専用カーシェアの稼働状況や需要を把握するとともに、日常利用と防災機能を両立できる仕組みとしての実用性を検証することを目的として1年間の実証を行います。
関連情報
釧路ガスに向けたEVカーシェアサービスの提供開始〜地域におけるエネルギー循環社会を目指す〜
ローカルエナジー向けにEVカーシェアシステムの提供開始〜EVカーシェアリングに向けた社内実証実験をサポート〜
本件に関するお問い合わせ
株式会社REXEV 広報担当
Tel:03-3525-8008 E-mail:info@rexev.co.jp
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