【導入事例】三井海洋開発の投資家専用サイトをSPIRALで構築 問い合わせ件数と対応時間を1/6に削減し、効率的かつ公平な情報発信を実現
デジタルで未来最適をリードするスパイラル株式会社(東京都港区、代表取締役グループCEO 佐谷 宣昭)は、三井海洋開発株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 宮田 裕彦、以下「三井海洋開発」)へ、主力製品のローコード開発プラットフォーム「SPIRAL ver.1」を基盤に「投資家専用サイト」を構築し提供しました。これにより、月に約60件・約30時間にのぼる問い合わせ対応を1/6の約10件・約5時間へと大幅に削減し、効率的かつ公平な情報発信体制を実現しました。このたび、導入インタビュー記事を2025年10月21日に公開しましたので、お知らせいたします。

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導入事例【三井海洋開発株式会社】
インタビュー全容はこちらからご覧いただけます。
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事例概要
~ 導入の経緯と概要 ~
三井海洋開発は、世界中の石油会社に対してFPSO(※1)をはじめとする浮体式生産設備の建造から洋上でのオペレーションおよびメンテナンスまでを一貫して提供しています。
近年では、FPSO業界初となるプロジェクトボンド(※2)発行による資金調達を採用し、国内外の投資家から大きな注目を集めていました。
従前は投資家向け情報をメールで提供し、それに対する月数十件の問い合わせにもメールで個別対応していました。なかには「資料を再送してほしい」といった初歩的な依頼も多く、メールでの個別対応が業務を圧迫しているという課題がありました。また、プロジェクトボンドは金融商品であるため、すべての投資家に対して公平かつ均質な情報提供が不可欠です。回答レベルや質の精査を入念におこなう必要があるため、効率的かつ公平な投資家対応体制の強化も課題となっていました。さらに、世界の競合他社も同様にプロジェクトボンドを発行し始め、投資家向け情報への期待も一層高まったことを受け、三井海洋開発は改めて体制づくりを検討し、投資家専用サイト構築の検討に至りました。以前より他部門で「SPIRAL ver.1」を導入・活用されていたことから当社にご相談いただき、費用対効果および短納期での構築が可能な点を評価され、構築基盤に「SPIRAL ver.1」をご選定いただきました。
※1:Floating Production, Storage and Offloading systemの略。浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備。
※2:プロジェクトの資金を債券化し、投資家から調達する手法。
~ 投資家専用サイトの概要 ~
会員登録をした投資家のみがアクセスできる専用サイトです。対象プロジェクトに関連するFAQや定期レポート、格付け情報などを公開しています。新しい情報を公開した際は「SPIRAL ver.1」から対象のユーザーにメールを一斉送信しています。
投資家専用サイトの公開にあたっては段階的に準備を進めました。第1フェーズでは、ユーザーからのニーズが高い会員専用サイトおよび会員登録申請ページを先行公開しました。第2フェーズでは、担当部門の管理者専用ページを構築し、レポートの公開・削除やお知らせ投稿、会員登録の承認・会員一覧の閲覧などを実行できる体制を整えました。また、会員登録については申請内容を確認のうえ承認する仕組みを設けることで、情報を必要とする投資家に適切に届けられるようにしています。

~ 導入効果 ~
(1)投資家への個別メール返信対応が約6分の1に減少し、業務負荷および心理負担を軽減
これまでは月60件ほどの問い合わせ対応に30時間ほど要していましたが、投資家専用サイトにてユーザーが必要な情報をいつでも自由に閲覧できるようになったことで、対応件数は月10件ほど、対応時間は5時間ほどまで削減されました。さらに、FAQや過去レポートなどを投資家専用サイトに公開したことにより、関連する問い合わせはほぼゼロになりました。併せて、担当部門の心理負担軽減にも寄与しました。
(2)問い合わせ対応の削減により、プロジェクト改善の戦略的な議論時間を創出
問い合わせ件数および対応に要する時間が削減されたことで、プロジェクトの改善に向けた議論や施策実行のための時間を確保できるようになり、投資家への効果的な情報発信につながっています。
(3)投資家からの好評の声
投資家専用サイトの使いやすさについて「必要な情報を見つけやすくなり助かる」といった反応が寄せられており、投資家との関係強化にも結びついています。
三井海洋開発は、サイトユーザーである投資家からの意見をふまえ、さらなる利便性向上を目指しています。動画公開など新たな形式での情報公開を検討するなど、充実した情報提供につながる投資家専用サイトの改良を今後の展望としてお話しいただきました。
当社は今後も、お客様の業務課題の解決に「SPIRAL」をご活用いただくことはもちろん、お客様の顧客接点DXの強化を実現するための高セキュリティなデータ利活用環境を追求し、業務効率化、開発生産性向上に寄与できる安全・安心な開発プラットフォームの提供と、お客様に寄り添った課題解決型サービスの提供に努めてまいります。
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導入事例【三井海洋開発株式会社】
インタビュー全容はこちらからご覧いただけます。
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ご参考
メーカー・製造業界向けソリューションページ
URL: https://www.spiral-platform.co.jp/solution/manufacturing-group/メーカー・製造業界での「SPIRAL」導入事例ページ
URL: https://www.spiral-platform.co.jp/case/job/manufacturing/会員管理システム・会員サイト構築ソリューションページ
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「SPIRAL」とは
「SPIRAL」は、国内最大規模のローコード開発プラットフォーム「SPIRAL ver.1」と、Webサイトや業務アプリケーションの作成ができるローコード開発プラットフォーム「SPIRAL ver.2」の総称です。
「SPIRAL ver.1」は、官公庁、金融、医療、不動産、教育機関など、のべ14,000社以上(2025年4月末時点)の幅広い業種・業態のお客様にご利用いただいている国内最大規模のローコード開発プラットフォームです。販売促進やCRMにおける顧客情報から、給与明細のような従業員情報まで、重要情報資産をクラウド上で安全に管理し、情報活用のためのWebアプリケーションを手軽に開発できます。
URL:https://www.spiral-platform.co.jp/service/spiralv1/
「SPIRAL ver.2」は、Webサイトの作成から登録データの運用までワンストップでできる機能を揃えたローコード開発プラットフォームです。国際化対応はもちろんのこと、業務担当者にもご利用いただける管理画面だけでなく、開発会社が必要とするWebアプリケーションやサイト運営に必要なコンポーネントが揃っています。プログラミング知識がなくても、マウス操作で自社専用のWebアプリケーションを手に入れることができます。
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三井海洋開発株式会社 概要
【会社名】 三井海洋開発株式会社
【所在地】 東京都中央区日本橋二丁目3-10 日本橋丸善東急ビル4階・5階
【代表者】 代表取締役社長 宮田 裕彦
【事業内容】 浮体式海洋石油・ガス生産設備(FPSO、FSO及びTLP等)の
設計・建造・据付、販売、リース及びオペレーションサービス
【Webサイト】https://www.modec.com/jp/
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スパイラル株式会社 概要
【会社名】 スパイラル株式会社
【所在地】 東京都港区赤坂2-9-11 オリックス赤坂2丁目ビル
【代表者】 代表取締役グループCEO 佐谷 宣昭
【事業内容】 ローコード開発プラットフォーム事業、クラウドSI事業、オンサイト事業、
Enabler事業、SaaS事業、行政・自治体向けDX事業、ECソリューション事業、
美容業界向けDX事業、タウンマネジメントのDX推進事業、メディア事業
【Webサイト】https://www.spiral-platform.co.jp/
※「SPIRAL」はスパイラル株式会社の登録商標です。
※内容は発表日現在のものです。予告なしに変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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