千葉市民の肥満および肥満症実態調査で「肥満と肥満症の違い」への認知が64.5%へ向上

千葉市、千葉大学と推進するプロジェクトを認知している市民では「肥満症を理解している」が53.4%と肥満症への理解が浸透

ノボ ノルディスク ファーマ株式会社

ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 (代表取締役社長:小谷啓輔、本社:東京都千代田区) は、千葉市内在住の20~70代の男女2,400名を対象に、肥満および肥満症についての実態調査を実施しました。その結果、「肥満」と「肥満症」の違いについて「知っている」または「聞いたことがある」と回答した方は64.5%となり、前年調査から5.5ポイント向上しました。さらに、千葉市、千葉大学、当社が3者で推進している「千葉市 肥満と肥満症ほっとかない!プロジェクト」 (以下 「本プロジェクト」) を知っている人のうち、肥満症の内容を理解している人は53.4%にのぼり、肥満の人に対して「医療機関での治療をおすすめしたい」と回答した割合も非認知者より13.0ポイント高い結果となりました。

本調査は、2024年10月に締結した「千葉市、千葉大学及びノボ ノルディスク ファーマ株式会社の肥満及び肥満症対策に関する連携協定」 (以下 「肥満及び肥満症対策に関する連携協定」) の活動推進の一環として実施したものです。千葉市民の肥満および肥満症についての意識・行動の現状把握と、本プロジェクトの成果検証を目的とし、千葉市および千葉大学の協力のもと調査項目を作成しました。同様の調査は昨年にも実施されており、今回が第2回目の調査となります。

【調査サマリー】

  1. 「肥満」と「肥満症」の違いの認知が向上

    肥満と肥満症の違いについて、「 (よく) 知っている」または「聞いたことはある」と回答した人は64.5%となり、前年調査から5.5ポイント向上した。

  2. プロジェクト認知者では肥満症への理解が進展

    本プロジェクト認知者では、「肥満症の内容を詳しく知っている」「なんとなく知っている」の合計が53.4%となり、肥満症への理解がより浸透していた。

  3. プロジェクト認知者では肥満症に対する意識変化の傾向

    肥満の方に対して「医療機関での治療をおすすめしたい」と回答した割合は、プロジェクト認知者が非認知者を13.0ポイント上回った。肥満症を医療で対応すべき疾患という意識が高い傾向が示された。

  4. 3人に1人が医療機関への相談・治療に前向きな意向

    肥満の悩みについて、医師に相談したいと回答した人は34.9%となり、3人に1人以上が医療機関への相談意向を示した。また、肥満症の疑いがある人の37.8%が治療を受けてみたいと回答し、前年から8.3ポイントの向上が見られた。

  5. プロジェクト認知者では健康行動への意欲も高い傾向

    本プロジェクト認知者では、「健康を改善したり、より良くするために時間や労力をかけてよい」「お金をかけてもよい」と考える人が6割以上を占めた。また、今後の減量方法として「医師の指導の下で治療する」を選択する割合も非認知者より10ポイント以上高かった。

この調査結果を受けて、3者は下記の通りコメントを述べています。

千葉市: 「今回の調査で、肥満や肥満症に関する認知や理解の向上に加え、医療機関への相談・治療を前向きに捉える意識の高まりが確認されました。千葉大学の専門性やノボ ノルディスク ファーマ株式会社の知見を活かした連携により、市民の皆さまへの情報発信や啓発が着実に浸透してきたものと受け止めています。今後も官民連携による取組を推進し、肥満と肥満症の正しい理解の普及と行動変容の促進を通じて、市民の健康推進につなげてまいります。」

千葉大学: 「肥満がからだの状態 (身体徴候) であるのに対し、肥満症は肥満に伴う合併症を有し医療による治療対象と考えられています。肥満や肥満症が自己責任ではないこと、治療のために医療機関を受診してよいことを理解している方が1年で増えたことはたいへん喜ばしく、継続的に調査する意義の大きさを感じます。一方、ますます多くの千葉市民に肥満と肥満症について正しい理解をいただくとともに、肥満症で医療機関を訪れた際に適切な診療が提供されるよう、特定健診を用いた肥満症を持つ方の拾い上げや受診される医療機関の整備など,さらなる仕組みづくりに尽力してゆきます。」

ノボ ノルディスク ファーマ株式会社: 「まずは、肥満と肥満症の認知度が向上していることに一定の手応えを感じています。今後は、認知を行動変容や適切な医療につなげていくことが重要です。国の『骨太の方針』にも肥満症対策が盛り込まれるなど、肥満症対策の必要性と社会的意義が一層高まる中、本プロジェクトを官民学連携による先進事例として発信するとともに、市民の皆さまの健康づくりに貢献してまいります。」

【調査結果の詳細】

1. 「肥満」と「肥満症」の違いの認知が向上

「肥満」と「肥満症」が違うことを知っているか伺ったところ、「 (よく) 知っている」や「聞いたことはある」と答えた人の合計が64.5%となりました。前回の59%と比べて5.5ポイント向上する結果となりました。

2. プロジェクト認知者では肥満症への理解が進展

プロジェクトを認知している方への「肥満症の内容を理解しているか」の問いについて、半数以上が「内容まで詳しく知っている」「内容をなんとなく知っている」のいずれかを答えたことがわかりました。一方で、プロジェクト認知者は11.9%と全体の1割程度にとどまる結果となり、今後も本プロジェクトの認知拡大が一つの課題であることが見て取れます。

3. プロジェクト認知者では肥満症に対する意識変化の傾向

肥満の人に「医療機関での治療をおすすめしたい」と思っている人は、本プロジェクト認知者が非認知者より13.0ポイント多く、肥満症は医療機関で対応するべき疾患という意識が高いことが分かりました。

4. 3人に1人が医療機関への相談・治療に前向きな意向

市民の中で自分自身または同居の家族が太っていることに悩んでいる人でかつ、肥満症で現在通院していない方に、肥満の悩みに対する医師への相談意向を伺ったところ、34.9%が「そう思う」「ややそう思う」と回答しました。肥満の悩みを抱える市民の3人に1人以上が医師に相談をしたいと考えていることがわかりました。

また、肥満症の治療の意向について肥満症の疑いがある方に伺ったところ37.8% が「受けてみたいと思う」と回答しました。これは昨年よりも8.3ポイント治療意向が高まってきていることを示しています。

5. プロジェクト認知者では健康行動への意欲も高い傾向

健康に対する意識や考え方について伺ったところ、プロジェクト認知者の6割以上が、健康を改善したりより良くするために「時間や労力をかけてよい」や「お金をかけてもよい」と回答しました。「お金をかけてもよい」と答えた人の割合においては、認知者と非認知者で17.4ポイントの差が生まれています。

今後行いたいと思う減量/ダイエット方法についても伺うと、本プロジェクト認知者のうち13.8%が「医師の指導の下で治療する」と回答し、非認知者より10ポイント以上高いことがわかりました。

【調査概要】

  • 調査手法:インターネット調査

  •  調査対象:千葉市民 (市内在住) 男女 20~70代

  •  調査時期:2026年4月11日 (土) ~ 2026年4月15日 (水)

「千葉市 肥満と肥満症 ほっとかない!プロジェクト」の振り返りと今後について

2024年10月の「肥満及び肥満症対策に関する連携協定」締結を機に、本プロジェクトはこれまで以下の活動を展開してきました。詳細は以下、ウェブページをご覧ください。

https://himantohimansyo.city.chiba.jp/

【これまでの主な活動実績】

2025年: 市民公開講座の開催、大阪・関西万博 (北米パビリオン) にて「持続可能なヘルスケアエコシステムを目指して」を出展、千葉駅周辺での広告展開

2026年: 千葉ロッテマリーンズ冠協賛試合「肥満と肥満症 ほっとかない!DAY」の開催による、市民への正しい知識の普及と偏見解消の推進

【今後の展望:「肥満症ほっとかない!研究」の推進】

今後は、特定健康診査での受診勧奨や受診後の治療経過観察において、協力医療機関への啓発および医療連携の強化を図ります。肥満・肥満症対策を「社会的な介入が必要な課題」と位置づけ、官民学連携の先進事例として、市民の皆様へさらに広く認知してもらうことを目指します。

市民公開講座の様子
「千葉市 肥満と肥満症ほっとかない!プロジェクト」千葉駅 広告展開の様子
千葉ロッテマリーンズ冠協賛試合「肥満と肥満症ほっとかない!DAY」の様子

■参考情報

千葉大学とノボ ノルディスク ファーマ株式会社と協力し、肥満・肥満症に対する対策をスタート 

https://himantohimansyo.city.chiba.jp/topics-post/1/

ほっとかない!プロジェクトの取り組みを紹介したメディア向けセミナーを開催しました 

https://himantohimansyo.city.chiba.jp/topics-post/2/

千葉市民の肥満および肥満症実態調査、肥満および肥満症に対する正しい理解の欠如が効果的な取り組みを阻む一因となっていることが示される

https://www.novonordisk.co.jp/content/dam/nncorp/jp/ja/news/media/2025/07/25-31.pdf

ZOZOマリンスタジアムで「肥満と肥満症ほっとかない!DAY」を開催

https://www.novonordisk.co.jp/content/nncorp/jp/ja/news/media/2026/04/20260406_1.html

■肥満と肥満症について¹

日本では、脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した状態で、体格指数 (BMI) 25以上のものが「肥満」と定義されています。「肥満症」は、肥満があり、肥満に起因ないし関連する健康障害*を合併するか、その合併が予測され、医学的に減量を必要とする病態と定義されています。

*肥満症の診断に必要な健康障害: 1. 耐糖能障害 (2型糖尿病・耐糖能異常など)、2.脂質異常症、3.高血圧、4.高尿酸血症・痛風、5.冠動脈疾患、6.脳梗塞・一過性脳虚血発作、7.非アルコール性脂肪性肝疾患、8.月経異常・女性不妊、9.閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群、10.運動器疾患 (変形性関節症:膝・股関節・手指関節、変形性脊椎症)、11.肥満関連腎臓病

千葉市について

千葉市は人口99万人の政令指定都市。令和3年 (2021年) 1月、市政施行から100周年の節目を迎え、令和8年

(2026年) 6月に千葉開府900年を迎えました。

これからの100年先の未来を見据え、市民・団体・企業・大学等を含む教育機関、そして行政など街に関係する多様な主体が共に手を携えながら、私たちの千葉市をより豊かなものとしていくためのまちづくりを進めているところです。

日本人の平均寿命は、2050年には女性は90歳を超えると推計されています。千葉市においても令和7年3月末時点で100歳以上の高齢者は400人を超え100歳まで生きることが珍しくない社会となっていきます。しかし長くなった人生を豊かに生きるためには健康寿命を延伸させることが重要です。そのため、千葉市では健康寿命の延伸と不健康期間の短縮に向けて、「疾病の発症予防・重症化予防に重点をおいた健康づくりの施策」と「成育過程にある者及びその保護者等が健やかに暮らせる社会づくりの施策」を総合的・効果的に推進するため、市民や行政・関係機関・団体等が一体となって取り組むための行動計画として、「健やか未来都市ちばプラン (第3次健康増進計画) 」を策定しました。

詳細はウェブサイトをご覧ください。

(https://www.city.chiba.jp/hokenfukushi/kenkofukushi/suishin/sukoyakamiraitoshichibaplan.html)

国立大学法人千葉大学について

千葉大学は、約150年前に設立された千葉師範学校や共立病院などを前身として、昭和24年に5学部から成る新制国立大学として設立されました。現在では、11学部、9大学院を有し、学部の枠を超えた幅広い教養と高度の専門性を習得できるアカデミア環境を整備しています。

「つねに、より高きものをめざして」の理念のもと、2025年にはあらたに「YOKOTE VISION」を策定し、「生命、環境、そして社会へ。知の共鳴で未来を拓く千葉大学」を主題に掲げ、すべての教職員、学生が一丸となり、目指す姿の実現に向けて取り組んでいます。

詳細はウェブサイトをご覧ください。https://www.chiba-u.ac.jp/

ノボ ノルディスクについて

ノボ ノルディスクは、1923年創立のデンマークに本社を置く世界有数のヘルスケア企業です。私たちのパーパスは、糖尿病で培った知識や経験を基に、変革を推進し深刻な慢性疾患を克服することです。その目的達成に向け、科学的革新を見出し、医薬品へのアクセスを拡大するとともに、病気の予防ならびに最終的には根治を目指して取り組んでいます。ノボノルディスクは現在80カ国で事業を展開し、製品は約170カ国で販売されています。日本法人のノボ ノルディスク ファーマ株式会社は1980年に設立されました。詳細はウェブサイトをご覧ください。 www.novonordisk.co.jp

参照資料

1. 日本肥満学会:「肥満症診療ガイドライン2022」、日本肥満学会、ライフサイエンス出版、東京、2022

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会社概要

URL
http://www.novonordisk.co.jp
業種
製造業
本社所在地
東京都千代田区丸の内2-1-1 明治安田生命ビル
電話番号
03-6266-1000
代表者名
小谷啓輔
上場
海外市場
資本金
21億400万円
設立
1980年06月