ハイチ・キューバをハリケーン「マシュー」が直撃、被災者750,000人に食糧を
4日、ハイチをハリケーン「マシュー」が直撃し、これまでに300人以上が死亡しました。
国連WFPは、被災者を支援するため、物資輸送や現地調査チームを派遣しました。ハイチやキューバ東部では、大規模な洪水や土砂崩れが発生し、道路や建物が崩壊、停電や断水も発生している他、農作物への被害も出ています。
国連人道問題調整事務所(OCHA)は、750,000人が早急に人道支援を必要としていると推定してます。
国連WFPは、被災者を支援するため、物資輸送や現地調査チームを派遣しました。ハイチやキューバ東部では、大規模な洪水や土砂崩れが発生し、道路や建物が崩壊、停電や断水も発生している他、農作物への被害も出ています。
国連人道問題調整事務所(OCHA)は、750,000人が早急に人道支援を必要としていると推定してます。
8日(土)には、ハイチ政府やその他国際機関等と連携し、約100トンの支援食糧(米、豆、油など)を陸路で首都・ポルトープランスから島の南西に位置するレカイまで、さらに14トンをグランダンス県のジェレミーに運びました。
7日(金)には、チャーターしたヘリコプターを用い、支援活動従事者や支援物資の搬送も開始しました。支援物資の倉庫として使用するテント6張も併せて運送中で、うち2張はレカイとジェレミーにそれぞれ設置されます。
また、ジェレミーには、もともと学校給食用に備蓄していた食糧がありましたが、その食糧の購入費を提供してくれた支援国の承諾を受け、急遽、使用用途を変え、緊急支援用として近日中に配給予定です。これで9,000人に1週間分の食事を提供することが可能となります。
さらに、カリブ海地域で最も支援の必要性が高い地域に向け、栄養強化ビスケット30トンも空輸します。このような緊急時、多くの人は調理など日常生活を送ることができなくなるため、調理不要の栄養強化ビスケットは支援食糧として適しています。
キューバでも緊急支援活動の準備が進められています。国連WFPは今後、特に妊婦や授乳中の母親、3歳未満の子ども、そして65歳以上のお年寄りなど、最も弱い立場にある人々に食糧を届けるため、現地政府主導の支援活動を後押ししていきます。
キューバではハリケーン襲来に備え、政府の呼びかけで100万人が事前に避難していたため、現時点で死者の報告はありません。被害はバラコア、マイシ、イミアス、そしてサン・アントニオ・デル・スールなどを含むグアンタナモ州に集中しています。農業や食糧生産が打撃を受け、歴史的な町並みで有名なバラコアの90%の住宅が崩壊しました。
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