イエシル、2024年最新「選ばれる不動産会社の特徴」を発表
~顧客が求めているのは「対応の早さ」と「デメリットも伝える誠実さ」~
株式会社リブセンス(代表取締役社長:村上太一、本社:東京都港区、証券コード:6054)が運営する不動産情報サービス「IESHIL(イエシル)」(URL:https://www.ieshil.com/)は、不動産売買経験のある会員を対象に「選ばれる不動産会社の特徴」に関するインターネット調査を実施いたしました。
不動産会社(仲介会社)の選び方から、評判の良い不動産営業担当者(以下、営業担当者)の特徴や希望のコミュニケーションツールに至るまで、不動産取引経験者のリアルな声が集まりましたのでお知らせします。
※本調査内容をご利用の際は、【不動産情報サイト「IESHIL(イエシル)」調べ】の記載、および、イエシルコラムの記事(URL:https://www.ieshil.com/columns/625/)へのリンク設定をお願いします。
<調査結果サマリー>
営業担当者とのコミュニケーションに関するユーザーの意見
■ 連絡手段の希望は「メール」が1位
■「電話」や「ビデオ通話」は避けたい傾向に
■「迅速な返信」「客観的にデメリットも伝える誠実な提案」に高い満足度
■「しつこい営業」「対応の遅さ」は不信感を招く要因に
<調査結果>
【購入時の不動産会社(仲介会社)の選定方法】(複数回答可)
「インターネット等で会社を調べて選んだ」ケースが106票と最も多く、次点は95票の「ポータルサイトから物件問い合わせをしたときに対応してくれた会社に任せた(不動産会社は選ばなかった)」でした。また、「知人の勧め」、「不動産会社主催の購入セミナー経由」も30票前後と割と多いです。「家にチラシが投函されていた会社」も23票と、アナログですが根強い集客方法のひとつであることがわかります。
【営業担当者とのコミュニケーションツール】
メインで使用したい営業担当者とのコミュニケーションツールは「メール」が43.1%と圧倒的でした。次いで「対面でやりとり」が18.1%でした。
一方で、利用を避けたいツールは「特にない」と回答した方が39.9%と最多でしたが、「電話」が22.4%、次いで「ビデオ通話」が14.9%、「LINE」が13.9%でした。
不動産営業担当者の対応について、自由記述でも回答いただきました。
その一部を抜粋してご紹介します。
【営業担当者の対応で、嬉しかったこと・感心したこと】
丁寧で親身な対応:約60%
「直接は関係のない物件近隣の情報にも親身になって細く調べていただいた」
「状況の連絡をこまめにメールでいただいた」
「不安を取り除いてくれる、話をよく聞いてくれる」
信頼できる情報提供とプロとしての専門知識:約18%
「内見した際、こちらが気付かないようなことやデメリットも含めて正直に教えていただける方は信頼できると感じる」
「査定額の根拠や妥当性を詳細に解説してもらった」
「物件のみならず税制やローン関係に関する知識の豊富さ」
「地域の小さな情報や歴史を知っている」
レスポンスの早さ:約17%
「LINEの回答が極めて早い」
「質問・要望に対する迅速な対応」
「レスポンスが早い。遅い人は信用できない」
「スピード感を持って対応していただける会社は良かった。こちらの質問にすぐリプライがある会社にお願いすることにした」
その他
「強引な営業はせず、こちらの希望・ペースに合わせてくれた」
「物件移動時にタクシーを利用してくれた」
「仲介手数料を値引きしてもらった」
【営業担当者の対応で、嫌な思いをしたこと】
しつこい連絡:約20%
「電話がしつこい、断っても何度もかかってくる」
「時間帯関係なくかけてくる、しつこい電話に迷惑した」
態度の悪さ:約14%
「横柄な態度」
「購入しないことを決断した途端に態度が変わった」
「不動産売却の契約締結後、営業担当者の対応が明らかに雑になった」
担当者の知識・経験不足:約10%
「知識が乏しい、不安を感じる対応」
「最初に対応した方が新人の方で、こちらの質問への回答も曖昧なことが多かった。高額な買い物なので信頼できる方が良かった」
利益重視の強引なセールス:約8%
「こちらの条件に合う物件ではなく、売りたい物件をしつこく勧めてくる」
「故意に不安にさせるような会話をする。メリット・デメリットがフェアに話せない方。契約しません」
「希望にそぐわない提案をしたり、売却が進まないからと焦燥感を煽る話をしたりされた」
対応スピードの遅さ:約6%
「メール返信が遅い」
「レスが遅く、希望の物件がなくなってしまった」
「大手の不動産会社で期待していたのですが、若い担当者ということもあってか、対応が遅かったり本人の休暇で連絡が取りにくかったりと対応が悪い状況が続いた。会社のサポートも少なく、結果として不動産会社を変えることにした」
その他
「完全に囲い込みされて嫌な気分になった」
「売却しようとした時、初めは高い金額で買う客が決まっていると言いながら、後からかなり安い金額を提示される事が何回もあった」
囲い込み:物件情報を他の不動産会社に公開せず、売主買主両方から仲介手数料を得るために自社の顧客のみに紹介すること。買い手が見つかるまで時間がかかる等、売主の不利益となるケースがあります。
※割合は、すべての回答者281名を対象に算出しています。また、自由記述回答につき、1人の方が複数の回答を記述している場合もありますので、合計は100%ではありません。
【まとめ】
不動産売買において、営業担当者とのコミュニケーションツールは「メール」が主力である一方で、伝統的手段である「電話」や「対面」は比較的敬遠される傾向にあります。
興味深い点は、「レスポンス・対応の早さ」が望まれていますが、電話やLINEの利用を避けたい方が一定数いることです。「スピーディーさは欲しい」けど「生活のペース/テリトリーは乱されたくない」というニーズが伺えます。
営業担当者の対応については、丁寧で迅速な対応や、デメリットも伝える誠実で客観的な提案が評価されるポイントであり、信頼感の醸成に寄与することが回答から見えてきます。
一方で、しつこい営業電話や利益重視と感じられるセールス、対応の遅さが不信感を招く要因となり、取引を他の会社に変更される場合もあることが分かりました。
顧客のニーズが多様化している昨今、不動産業界にはより良い取引体験の提供が求められています。
不動産業界の課題である透明性向上や売買における不安の解消を目指すイエシルは、専門家でないと価格の妥当性の判断が難しかった中古マンションの参考相場価格を、ビッグデータをもとに算出して一般公開しています。また、顧客の売買取引に中立の立場で伴走するアドバイザーサービスを提供しており、ご希望の方にはご相談内容に最適な営業担当者の紹介もしています。
本調査を通じて、イエシル会員の不動産会社へのニーズを再確認するとともに、より良い不動産取引体験が増えていくことを目指しサービスを開発、運営してまいります。
より詳しい調査結果は「イエシルコラム」にてご覧いただけます。
URL:https://www.ieshil.com/columns/625/
<調査概要>
・調査対象:不動産売買経験のあるイエシル会員 281名
(内訳:購入のみの経験 156名、購入と売却両方の経験 124名、売却のみの経験 1名)
・調査期間:2023年12月25日〜2024年1月9日
・調査方法:インターネット調査
■IESHIL(イエシル)について(URL:https://www.ieshil.com/)
「お客様にどこよりも透明化された不動産サービスを提供する」
多くの人にとって「家」は数少ない人生で最も大きな買い物ですが、それゆえに売買の経験や知識がある人は少なく、意思決定の良し悪しすら判断できないことも珍しくありません。一方、不動産会社の利益の源泉は「成約」であり、「消費者の満足や利益」を追求する動機は薄いのが現状です。この結果、今も不動産業界には一般消費者との知識差や情報の非対称性によって利益を上げる構造が存在し、法律の規制や業界慣習等によりシステム化や効率化も十分に進んでいるとは言えません。
イエシルはこのような構造に大きな課題とビジネスチャンスを見出し、「透明性」と「ITによる効率化」を武器に不動産業界の構造的な課題を解決し、より納得感の高い不動産取引の実現を目指します。
■株式会社リブセンスについて(URL:https://www.livesense.co.jp/)
株式会社リブセンスは、「あたりまえを、発明しよう。」をコーポレートビジョンに掲げ、HR領域、不動産領域をはじめとした多様なサービスを展開。新しい“あたりまえ”の発明を通じて、より多くのお客様に、そして広く社会に必要とされる企業を目指しています。
・所在地:東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝10F
・設立:2006年2月8日
・資本金:237百万円
・代表者:代表取締役社長 村上 太一
・事業内容:インターネットメディア運営事業
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