アドバンテック、COMPUTEXでNVIDIA Jetson Thorとのフルスタック統合をライブでご紹介
~MIC-743で進化する次世代ロボティクス~
アドバンテック株式会社(東京都台東区、代表取締役社長 吉永和良)の本社 Advantech Co., Ltd (台湾、TWSE: 2395、以下 アドバンテック)は、COMPUTEX 2025のブースK0605にて、NVIDIA Jetson Thorとのフルスタック統合を披露します。
▶ Advantech Co., Ltd – 発表資料
※以下、本プレスリリースの翻訳となります。
アドバンテック、COMPUTEXでNVIDIA Jetson Thorとのフルスタック統合をライブでご紹介

2025年5月19日 - Advantech Co., Ltd (台湾、TWSE: 2395、以下 アドバンテック)は、COMPUTEX 2025のブースK0605にて、NVIDIA Jetson Thorとのフルスタック統合をライブでご紹介します。高性能エッジAIプラットフォーム「MIC-743」を搭載し、インテリジェントモビリティ、エッジでのビジョン言語モデル(VLM)、ヒューマノイドロボティクスに最適化された、コンパクトかつ堅牢なソリューションを提供します。
このライブデモでは、マルチフォーマットのカメラ入力からエッジでのリアルタイムAI処理に至るまで、センサ入力からAI推論までのフルパイプラインを構築するアドバンテックの技術力を紹介します。
完全なエッジAIアーキテクチャ:センサからリアルタイム推論まで
アドバンテックは、センサレベルから始まるシステム統合を提供し、MIPI CSIをはじめとする高速産業用カメラインターフェイスに対応します。センサデータは、低遅延対応の「NVIDIA Holoscan Sensor Bridge」を経由し、アドバンテックの高速センサスイッチを通じて集約。データは、NVIDIA Jetson ThorモジュールとHoloscanプラットフォームを活用した高性能AIシステム「MIC-743」にリアルタイムでストリーミングされます。これにより、次世代AIおよびロボティクスに向けた高効率な推論パイプラインが実現します。
Camera over Ethernetと高速データ転送ネットワーキングを活用したこのアーキテクチャは、安全性が重要なモバイルアプリケーションやエッジAIアプリケーションにおいて、超低遅延と効率的なデータ処理を実現します。
MIC-743: フィジカルAIおよびヒューマノイドロボティクス向け小型組込みコンピュータ
MIC-743は、過酷な環境でのエッジ展開に特化した製品で、次の特長を備えています:
● NVIDIA Blackwell GPUを搭載し、2,070 FP4 TFLOPSのAI性能を誇るNVIDIA Jetson Thorモジュールを搭載
● LLM、VLM、Vision Transformersを含むジェネレーティブAIモデルをシームレスに実行するための128GB LPDDR5Xメモリを搭載
● 広帯域センサ入力用100GbE QSFP28 x 1 + 5GbE LAN x 1
● 豊富なI/Oポート:USB 3.2 x 4、HDMI、CAN x 4、I2C、SIMカード、オーディオ
● 拡張性:GMSL2カメラサポート、M.2 NVMe、M.2 Wi-Fi、SATA、TPM
● 堅牢な設計:動作温度範囲 -10℃~60℃、3Grmsの耐振動性、9~36V入力対応
従来のx86システムをARMベースの単一プラットフォームに置き換えることで、MIC-743は高いAI性能、低消費電力、コンパクトな設置面積、迅速な展開を実現し、フィジカルAIやヒューマノイドロボティクスに最適です。
エコシステム統合で展開を加速
エッジアーキテクチャにおける豊富な経験を活かし、アドバンテックはAIハードウェア、センサインフラストラクチャ、ネットワークを即時導入可能なエッジAIソリューションへと結びつけます。MIC-743は、重機からヒューマノイドロボティクス、自律システムに至るまで、迅速な市場投入を実現し、ビジョンベースの意思決定を行うためのリアルタイム性能で同時処理を可能にします。この統合アプローチは、顧客に対して次のようなメリットを提供します:
● システムの複雑さと導入時間の削減
● 従来のシステムに対して、フォームファクターとエネルギー効率の最適化
● 最小限のエンジニアリング作業で、モビリティや産業用途の拡張が可能
COMPUTEXでライブデモを体験 – ブースK0605
COMPUTEX 2025において、アドバンテックはNVIDIA Video Search and Summarizationを搭載したフルスタックJetson Thor実装の独占ライブデモを実施します。来場者は、MIC-743におけるセンサフュージョンとAIアクセラレーションの連携を体験することができます。
アドバンテックのウェブサイトまたはブースK0605で、モビリティ対応AIコンピューティングの未来をぜひご覧ください。
※ 本リリースに記載されている会社名、サービス名、商品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 本商品の仕様は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
【会社概要 : アドバンテック株式会社】
1983年台湾にて、アドバンテック(研華股份有限公司)を創設。40年以上にわたり産業向けに高品質・高性能のパソコンを開発して参りました。2024年現在、3,000を超える様々なIoT機器をラインナップ。世界26か国95都市にて拠点を構えた産業用パソコン市場の世界シェアNo.1※メーカーとして、「Enable an Intelligent Planet」のビジョンを掲げ、AI × IoTプラットホームサービスを通じ社会課題を解決することで豊かな未来を育むことを目指しています。
※出典元:OMDIA - 産業用PCの市場の世界シェア1位。42.5% (2023年版)
日本においては、1997年に「アドバンテック株式会社」を設立。2018年にオムロン直方株式会社と資本業務提携をし、さらなる販売拡充とともに、市場のご要望に迅速にお応えできるよう設計から生産までを請け負う(DMS/ODM)サービスも展開しています。台湾のスピードとこれまで培ってきた技術力を融合させることで、パートナー様と一緒にエコシステムの共創活動に取り組んでいます。
会社サイト:https://www.advantech.co.jp/
紹介動画 :公式Youtube「Advantech Connect -Japan-」
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