【8月31日は空き家整理の日】シニア世代の「住まい」に関する意識調査　〜半数以上が「空き家」ではなく「資産」と認知　地域差で異なる関心の実態〜

株式会社オースタンス

2025年8月29日 14時30分

国内最大級（会員数42万人）のシニア向けコミュニティサービス『趣味人倶楽部』（しゅみーとくらぶ）を運営しつつ、法人向けのマーケティング・事業開発を支援している株式会社オースタンスは、45歳以上の中高年シニア553名を対象に、「住まい」への意識と実態を調査しました。

50歳以上の人口が日本の総人口の半数を超える2025年を迎える中、中高年・シニア世代が自宅や実家をどのように捉えているのか、不動産の売却・活用・相続にまつわる実態や課題を明らかにしました。

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調査サマリ

持ち家率は85.6%と高く、ほとんどの方が持ち家に住んでいる。
住まいを考えるきっかけは、親の死別（44.2%）、病気・介護（18.7%）、定年退職（15.5%）など、ライフステージの変化が重要な契機となっている。
自宅の捉え方は、55.2%が「資産・財産（プラスの価値）」と回答した一方、44.9%は「管理・維持の負担」や「売却・処分の不安」を感じており、居住地域によって差が見られた。
バナー検証においては、「空き家」訴求より「資産」訴求の方がクリック率が約20%高い結果となった。
一方、地域別にみると地方では「空き家」への関心も高く、地域差が存在することがわかった。

調査結果（一部抜粋）

シニア世代の「8割以上」が持ち家に居住

自宅・実家の相続や売却、土地活用 ― 2人に1人が考えたことあり

「自宅」はプラスの価値、「実家」はマイナスの価値が過半数

バナー検証｜「相続＝資産」とポジティブに捉えた方が約6割以上

シニアDXラボ編集長のコメント

50歳以上が人口の半数を占める時代において、シニア世代の「住まい」に対する意識や行動特性はますます多様化しています。自宅や実家の整理、相続、土地活用に関する関心や行動のタイミングは、年代や居住地域、家族構成、ライフスタイルによって大きく異なることが今回の調査でも明らかになりました。

調査からは、空き家整理や相続を考えるきっかけだけでなく、シニア世代が直面する具体的な課題や、実際に取り組んでいる状況まで見えてきました。企業にとっては、シニアを一律に捉えるのではなく、地域や年齢、状況に応じた情報提供や支援を工夫することが、今後の空き家や不動産関連サービスでの顧客獲得につながる重要なポイントだと考えています。