人の心の中は、どうしてこう見えにくいんだろう。友だちでも。家族でさえも。文研出版より『アナタノキモチ』を発売!
あらすじ
夏の終わり、母親に置き去りにされた5歳のハルくん。
わたしの家に引き取られたものの、ハルくんには障がいがあった。
空気を読めない。人の気持ちもわからない。
だけど、わたしはどうなんだろう。
ほんとうに、人の気持ちがわかっているのだろうか―。
編集者より
相手の気持ちが想像できず、人への興味が希薄なハル。そんなハルと突然暮らすことになった家族が、自分の気持ちや相手の気持ちに向き合い、見つめ直す物語です。
「人の気持ちを理解する」とはどんなことなのか。自分の心の中に広がる世界は、ちゃんと他者に伝わっているのか。ひより、浩之、ハルの、孫と祖父の語りを通して描かれる、コミュニケーションの根幹を正面から捉えた著者渾身の1冊。年代を問わず、多くの方に触れていただきたいと思います。
著者
安田夏菜(やすだ・かな)・作家
兵庫県に生まれる。「あしたも、さんかく」(のち『あしたも、さんかく 毎日が落語日和』と改題し講談社より出版)で第54回講談社児童文学新人賞佳作を、『むこう岸』(講談社)で第59回日本児童文学者協会賞および貧困ジャーナリズム特別賞を受賞。『むこう岸』が国際推薦児童図書目録「ホワイト・レイブンズ」に、『セカイを科学せよ!』(講談社)が厚生労働省社会保障審議会推薦 児童福祉文化財および第六十八回青少年読書感想文コンクール・中学生の課題図書に選定された。ほかの著書に、『おはなしSDGs 貧困をなくそう みんなはアイスをなめている』(講談社)、『あの日とおなじ空』(文研出版)などがある。日本児童文学者協会会員。
商品情報
『アナタノキモチ』
シリーズ:じゅべにーるYA
対象:小学校高学年以上
判型:四六判
本体価格:1,600円(税別)
ISBN:978-4-580-82572-7
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