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【高卒社会人アンケート】就活体験振り返り(24卒)「勉強より働く方が合っている」44%で働く意欲高まる。「職場見学」は「2社以上」64%

ジンジブ


高校生の就職を支援している「ジンジブ」(本社・大阪市)は、この4月に入社した高卒の社会人を対象に「就職活動の体験」アンケートを行いました。高校生の就活は、7月から求人情報が公開され、9月に応募と面接がはじまります。
昨年の就活体験を通して高校生の就職活動の実態や、今の動きを考察します。
本アンケートは、高卒の新社会人の研修「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」の参加者にお答えいただきました。
(調査期間:2024年5月13日~5月24日、有効回答数:159人)


<調査結果サマリー>

  • 就職理由の上位は「勉強より働く方が合うと思ったから(44.7%)」、「進学してまでやりたいことがなかったから(32.1%)」で、高校生の就職に対する意欲は高い

  • 職場見学に行った社数の上位は「2社(35.8%)」が最も多く、昨年から6.2ポイント増

  • 就職活動の方法は「先生から紹介してもらった(46.5%)」と依然として多い


■アンケートの実施背景

高校生の就職活動は毎年「求人票の解禁時期」「求人募集の解禁時期」など、年間でスケジュールが決められています。
7月〜8月は高校生にとって応募企業の選定や、応募前の職場見学を行う期間となります。また、企業も求人情報へ伝えるため高校訪問を行い、2025年卒の高校生の採用活動が9月の応募開始に向けて本格的に開始しました。


2024年度の初任給は、大学卒が「22万5,457円(前年度比3.85%増)」に対して、高校卒「18万8,168円(前年度比4.58%増)」で、高卒の増加率が高い結果でした(※1)。若手人材確保に向けて、高校生の採用活動に注力する企業が増加していることが分かります。しかし高卒採用を新たに考える企業には、採用活動の進め方が分からないという課題もあります。
さらに高校生の就活では、多くの高校生は学校の紹介で就職先を決めています。就活イベントや自分で情報を得られる機会はまだ少ない状況です。


本アンケートでは、2024年4月入社した高卒の新社会人に就職活動の経験を伺い、採用活動のヒントを考察します。


※1 出典元:産労総合研究所「2024年度 決定初任給調査」2024年度 決定初任給調査 | 決定初任給調査 | 賃金制度・春闘 | 産労総合研究所 (e-sanro.net)


<アンケート結果>

1.就職した理由を教えてください。※複数回答可(n=159)

就職理由を聞いたところ「勉強より働く方が合うと思ったから(44.7%)」という回答が最も多く、次いで「進学してまでやりたいことがなかったから(32.1%)」と、「はやく自立したいから(25.2%)」という結果になりました。

昨年実施した【高卒社会人アンケート】高校生の就活体験(23卒)でも、「勉強より働く方が合うと思ったから」という理由が上位に挙がっていましたが、昨年と比較すると10.9%の増加が見られ、高校生の就職意欲が高まっていることがうかがえます。(*2)


※2 ジンジブ:【高卒社会人アンケート】高校生の就活体験(23卒) 「職場見学は1社」(43%)、「職業適性のサポートが欲しかった」(50%) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000112.000048030.html


2.就職活動はどのように行いましたか。(n=159)


就職活動をどのように行ったかについては、「先生から紹介してもらった(46.5%)」という回答が最も多く、次いで「自分で会社を探して先生に紹介してもらった(35.8%)」という結果になりました。「自分で会社を探して自分で応募した(13.2%)」という回答も上位に入っていますが、依然として先生からの紹介が就職活動に大きな影響を与えていることがうかがえます。

3.何を見て応募先を見つけましたか。※複数回答可(n₌82)

問2で、「先生から紹介してもらった」以外の回答をした方に、何を見て応募先を見つけたのかを聞いたところ、「求人票(81.7%)」が最も多い回答となりました。就職活動を行う高校生にとっては、学校に届く求人票を見て応募先を見つけていると言えます。次いで「会社のホームページ(11.0%)」で、昨年実施した『【高卒社会人アンケート】高校生の就活体験(23卒)』と比較すると1.4ポイント増加しました。求人票から応募先を見つける高校生が多い一方で、気になる会社のホームページを見て決定している高校生も増えてきていると言えます。

4.企業に応募した決め手はどんなところですか。※複数回答可(n=159)

企業に応募した決め手について聞いたところ「仕事内容(47.2%)」が最も多く、次いで「社風・雰囲気(37.7%)」、「人間関係の良さ(35.8%)」となりました。「社風・雰囲気」や「人間関係の良さ」については、学校に送られてくる求人票だけでは把握できないため、高校生に対してどんなことを発信するか、どんな人と働くのかを伝えることが重要だと言えます。

5.就職活動はいつ頃から始めましたか。(n=159)

就職活動を始めた時期で最も多いのは、求人票が解禁される「7月(15.7%)」でした。3年生の7月以前と以後で比較をすると、「7月以前に始めた人(4~6月)」は32%、「8月以降に始めた人(8月~1月以降)」は29%でした。情報解禁の前から動く高校生と同程度、周りが動き出してから就職活動を始める高校生も多いことが分かります。


6.就職活動ではおよそ何枚くらい求人票をみましたか。(n=159)

就職活動でおよそどれくらいの求人票を見たか聞いたところ、「5〜9枚(18.2%)」が最も多く、次いで「10〜19枚(17.6%)」という結果になりました。30枚以上見ている人は、15.1%ほどです。


7.職場見学には何社行きましたか。(n=159)

職場見学に行った社数を聞いたところ、最も多い回答は「2社(35.8%)」でした。昨年実施した『【高卒社会人アンケート】高校生の就活体験(23卒)』と比較し、6.2ポイントの増加でした。昨年は、「1社」の回答が約4割でしたが、今回の調査では「4社」と答えた人も5.4ポイント増え、複数の職場見学をした高校生が多くなったことが分かりました。
この背景には、2023年5月から新型コロナウイルスが5類感染症に移行したことの影響や、多くの企業を見る機会を得たいという希望が高校生に強まっていることが考えられます。

8.就きたい職業には就けましたか(n=159)

就きたい職業に就けたかどうかを聞いたところ、「就けた(80.5%)」と回答した人が最も多いことがわかりました。

9.ご自身の就職活動は満足して選択できましたか。(n=159)

就職活動についての満足度を聞いたところ、「とても満足している(47.2%)」と「まあ満足している(39.6%)」を合わせると、約8割の人が満足した就職活動ができたと考えられます。
問8の回答と合わせて、高校生の就職活動の満足度は高いことが分かります。

10.就職活動で満足できなかったことがあれば教えてください。※複数回答可(n=84)

問9で、「あまり満足していない」「どちらとも言えない」「まあ満足している」と回答した方にその理由を聞いたところ、「自分に合った仕事がわからなかった(44.0%)」が最も多く回答が集まりました。次いで「短期間で決めないといけなかった(25.0%)」「就職活動の仕方がよくわからなかった(23.8%)」という結果になりました。このことから、高校生にとって限られた時間の中で自分に合った仕事を見つけることが難しい状況であるということがわかります。

11.就職活動の際にどんなサポートをして欲しかったですか。 ※複数回答可(n=84)

問9で、「あまり満足していない」「どちらとも言えない」「まあ満足している」と回答した方に就職活動の際にどんなサポートがほしかったことを聞いたところ、「自分がどんな職業にむいているか(39.3%)」が最も多い結果となりました。職業理解や自己理解について知る、考える機会や、個別に寄り添ったサポートが、今後は必要だと考えられます。


12.就職活動時と入社してから「良い」ギャップに感じていることはありますか。 ※複数回答(n=159)

就職活動時と入社してからの「良い」ギャップについて聞いたところ、「生活リズムの変化(47.2%)」次いで「社内でのコミュニケーション(34.6%)」、「人間関係(32.7%)」という結果になりました。

13.就職活動時と入社してから「マイナス」なギャップに感じていることはありますか。※複数選択可(n=159)

就職活動時と入社してからの「マイナス」なギャップについて聞いたところ、「仕事の難しさ(21.4%)」次いで、「生活リズムの変化(19.5%)」という結果になりました。この結果から、高卒社会人が就職後に予想外の仕事の難しさや生活リズムの変化に直面していることがわかります。就職活動中の理想と現実のギャップが、仕事の難しさを感じる一因と言えます。
また、これまでの学校生活から、通勤時間や毎日約8時間勤務するという生活の移行に体力的・精神的に負担に感じギャップを感じていると考えられます。
人間関係やコミュニケーションの回答は、「良い」ギャップに比べると少ない結果で、大切に育成していることが伺えます。


<アンケート結果からわかること>

今回のアンケート結果では、「勉強より働く方が合うと思ったから(44.7%)」という理由で、就職を選んだ高校生が最も多く、就職に対して意欲的な回答割合は昨年より増えています。この傾向からは、「高校生が早く社会に出て働きたい」という強い意欲が見えます。
これは、勉学よりも実務経験を重視する社会の風潮や、大学進学にかかる経済的な負担を避けたいという背景が影響していると言えそうです。

そのような中、就活において職場見学をした社数を見ると、昨年調査では「1社(43%)」が最も多かったですが、24年は「2社(35.8%)」でした。この結果からは、高校生が自分にあった企業を見つけるために、より多くの職場見学をしたり、情報収集を重視していることがわかります。
インターネットやSNSの普及により、情報にアクセスしやすくなったことや、新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことで、収集できる情報量が増え、職場見学などの就活が以前と比べて活発に行える状況と言えます。
しかし、応募先を決定する情報源では、「求人票(81.7%)」がいまだ大きく回答を占めています。企業側は高校生にとって魅力的な求人票を作成し、情報発信に力を入れる必要があると言えます。

さらに、就職活動の方法では、「先生から紹介してもらった(46.5%)」の回答が最も多く、依然として高校生の就職活動において先生の役割が大きいことが示されています。また、「自分で会社を探して先生に紹介してもらった(35.8%)」「自分で会社を探して自分で応募した(13.2%)」と自分で会社を探す高校生も半数近くに増えてきています

先生からの紹介は、依然として主要な方法であることから、学校と企業のネットワークの強化は今後も重要視されます。
企業には、学校との連携の強化も、高校生に対して魅力的な情報を提供することも、どちらも優秀な人材を採用する上で必要とされていきます。
また求人票公開の7月を除くと、就職活動を始める時期は、7月以前と、8月以降で同程度の割合であることから、継続して情報発信を行うことが重要と言えます。

これらのアンケート結果から、現在の高校生の就職活動では、「自分で探す」・「先生からの紹介を受ける」に関わらず、より多くの情報を収集し、その中から比較検討する姿勢が強まってきていることがわかります。

弊社が実施した「採用担当者向けの2024年卒の採用募集人員の増減や充足状況、採用活動での取り組みを聞いた実態調査」の結果では33%の企業が「高校生の新卒採用の募集人数を増やした」と回答(*3)していることから、若年層の採用のため高校生の採用に積極的に取り組む企業が増えています。
多くの求人企業から高校生の比較検討の選択肢として選ばれるためには、企業は、明確かつ求職する高校生に対して、魅力的な自社情報をその時その時に提供し、継続して若年層の採用競争力を高めることが求められます。


*3:ジンジブ:【25卒】高校新卒採用に関する企業動向調査(2024年4月)

■調査概要

【調査期間】 2024年5月13日~5月24日  

【調査方法】 アンケート回収
【調査対象】 高卒の新社会人の研修「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」に参加する2024年4月入社の高卒社員
【有効回答】 N=159人

■回答者属性



■ 株式会社ジンジブ

代表取締役:佐々木 満秀(ささき みつひで)
本社所在地:大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階
拠点:大阪本社・東京・福岡・名古屋・仙台・広島・新潟・岡山・熊本・静岡
設立:2015年3月23日(グループ創業1998年9月1日)
株式情報:東京証券取引所 グロース市場(証券コード:142A)
HP:https://jinjib.co.jp/

ジンジブは「高卒」の若者のための社会課題解決企業です。
同じく「高卒社長」である佐々木が、「夢は、18才から始まる。」をスローガンに掲げて事業をはじめました。高校生のキャリア教育や、就活の情報提供、就職後の定着やスキルアップやキャリア形成、転職時の情報提供やサポートを行います。
初めて社会に出る高校生は、将来に対する漠然とした不安をいだきながら、社会に出ることを決意しています。ジンジブでは、かかわる若者や会社に対して、不安な時には真剣に向き合い、自己理解・社会理解・マインド・スキルなど社会で生き抜くための力を高めるサポートを行い、自分の意思で未来を選択できる機会をつくります。
たとえ失敗してもすぐに手を差し伸べ、その人生にずっと寄り添い、これからを生きる人の夢を増やしてまいります。

●高卒就活採用支援サービス 「ジョブドラフト」
高卒新卒で就職する高校生は、限られた情報や期間の中で、社会経験や自己理解の機会や、やりたいことや向いていることを考える期間が少ない中、就職先を選んでおり、将来に対して漠然とした不安を抱えています。
情報不足、理解不足などで納得できる企業選択ができず就職し、入社後にギャップを感じてしまうことが、入社1年目の「超早期離職」の要因の一つといえます。
そこで「ジョブドラフト」では、進路決定前から将来について考えるきっかけを与えるキャリア教育支援「ジョブドラフトCareer」や、これまでは文字情報のみの求人票でしか収集できなかった求人情報を、高校生に向けた発信をする就職情報アプリ「ジョブドラフトNavi」や、1日で多くの企業に直接話を聞ける高校生のための合同企業説明会「ジョブドラフトFes」を運営し高校生が未来を自分の意思で形作るためのサービスを展開しております。
また、卒業後の生徒には、高卒第二新卒や既卒者へのリスキリングと就職・転職を支援する「ジョブドラフトSchool」「ジョブドラフトNext」を運営し、社会に出た後にも寄り添ってまいります。
2023年12月「第13回キャリア教育アワード※4」(主催:経済産業省主催)にて「優秀賞」を受賞。

※4:ジンジブ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000129.000048030.html

ジョブドラフトNavi:https://job-draft.com/
ジョブドラフトFesの様子


●人材育成サービス
社会人として必要となる基礎スキルやマインド、DXを始めとしたこれからの社会で必要になるスキルの学びの講座を開発し、高校生や高卒社会人が人生100年時代の中、キャリアアップを実現するためのサポートを運営しております。
Z世代の採用育成を行う企業向けには、入社後の定着のための研修「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」では社外の同期もつくります。デジタルマーケティング講座「DMU」などのスキルアップ講座も提供し、企業発展を促す若手人財の育成を支援してまいります。

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会社概要

株式会社ジンジブ

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業種
サービス業
本社所在地
大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階
電話番号
06-7777-7779
代表者名
佐々木満秀
上場
東証グロース
資本金
2億5900万円
設立
2014年02月