JaDHA、AIセーフティ・インスティテュート(AISI)連携プロジェクト ヘルスケア分野におけるAIセーフティ評価の枠組み整備のための検討を開始
~AIの信頼性と安全性を備えたデジタルヘルス社会の実現に向けて~
Ubie株式会社(本社:東京都中央区、共同代表取締役:阿部吉倫・久保恒太、以下「Ubie」)がワーキングリーダー企業として参加する日本デジタルヘルス・アライアンス(以下「JaDHA」)は、AIセーフティ・インスティテュート (以下「AISI」)と連携し、ヘルスケア分野におけるAIセーフティ評価の枠組みづくりに向けた活動を開始したことをお知らせいたします。この活動において、UbieはヘルスケアSWGのリーダー企業を務めます。

■本活動の背景と目的
近年、ヘルスケア分野におけるAIの利活用は急速に進展しており、医療機関の効率化や製薬企業における創薬、生活者の健康管理など多岐にわたる領域でその利活用が期待されています。一方で、AIの社会実装を進める上では、その安全性と信頼性の確保が不可欠であり、特に人々の健康や生命に関わるヘルスケア分野においては、安心したAI技術の利活用を促進する「AIセーフティ評価」の基準や評価の枠組みの確立が求められています。
AISIは、「信頼とイノベーションが両立するAI社会の実現」を目指し、AIの安全な利活用を促進するための評価に関する実証事業を進めています。特に、国際的に関心が高く、AI利活用の進展とAIセーフティの確保が重要なヘルスケア分野におけるAIセーフティ評価の枠組みを検討するヘルスケアSWGを今年度から設置しました。このヘルスケアSWGでは、Ubieがリーダー企業を務めます。(※1、2)
JaDHAは、「国民の健康増進と産業発展に貢献する」ことを目的とし、デジタルヘルス産業の健全な発展に向けた活動を推進しています。これまでも、ヘルスケア領域における生成AI活用の業界ガイドラインの策定など、AIの安全かつ適切な利活用に向けた活動を推進しています。JaDHAは、更なるAIの利活用促進の加速に向け、ヘルスケア分野におけるAIセーフティ評価の共通理解の醸成と具体的な実装への道筋を示すため、AISIと連携してヘルスケア分野におけるAIセーフティ評価の枠組みづくりを推進することとしました。
(※1)事業実証ワーキンググループ設置のお知らせ
https://aisi.go.jp/activity/activity_information/250327/
(※2)AISI事業実証ワーキンググループ・ビジョンペーパー ~信頼とイノベーションが両立するAI社会の実現に向けて~ の公開
https://aisi.go.jp/output/output_information/250630/
■具体的な活動
AISIが設置したヘルスケア分野におけるAIセーフティ評価に関するワーキンググループ(以下「ヘルスケアSWG」)に、JaDHAの「デジタルヘルスアプリの適切な選択と利活用を促す社会システム創造ワーキンググループ(WG4)」におけるSubWG-B(生成AIに関する検討)のメンバーが参画し、ヘルスケア分野に特化したAIセーフティ評価の枠組みづくりに関する検討や議論を進めてまいります。
具体的には、AIセーフティ評価に関する有識者ヒアリング、それらを踏まえたヘルスケア分野における評価項目や評価方法、評価データセットや評価ツール策定にむけた検討を推進します。
■今後の展望
本活動を通じて、利用者のリスク理解を前提としたAIセーフティ評価の枠組みを具体化し、ヘルスケアAIの信頼性と安全性を高めることで、より多くの人々が安心してデジタルヘルスの恩恵を受けられる社会の実現を目指します。
■検討体制
本活動はJaDHAの「WG4:デジタルヘルスアプリの適切な選択と利活用を促す社会システム ワーキンググループ」におけるSubWG-B(生成AIに関する検討)のメンバーの一部が参画しています
味の素株式会社(https://www.ajinomoto.co.jp/)
株式会社Awarefy(https://www.awarefy.com/)
シミックホールディングス株式会社(https://www.cmicgroup.com/)
株式会社テックドクター(https://www.technology-doctor.com/)
株式会社MICIN(https://micin.jp/)
Ubie株式会社(本WG 4リーダー企業、https://ubie.life/)
JaDHA特別顧問(硴﨑 裕晃 氏)
株式会社日本総合研究所(JaDHA事務局)(https://www.jri.co.jp/)
(五十音順)
【日本デジタルヘルス・アライアンス(略称: JaDHA)について】
業界の垣根を越えた横断的研究組織であることを特長とし、各業界の都合、論理や思惑を排除し、真の価値追求に向け、あるべき論に立脚した議論と活動の推進を理念とする組織です。
具体的には、日本におけるデジタルヘルス産業の発展、関連サービス・技術の普及促進を阻害する課題を深く洞察し、課題を克服するための施策および方策の研究を進め、研究成果の情報発信・政策提言・普及活動などにとどまらず、政策・制度の実装の追求を通じ、デジタルヘルス産業の活性化および関連サービス・技術等の社会的受容性の向上などの実現により、国民の健康増進と産業発展に貢献することを目的としており、ICT企業、ベンチャー企業および医薬品・医療機器メーカーなど100社以上の会員が活動しています。
【Ubie株式会社について】
「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げ、医師とエンジニアが2017年5月に創業したヘルステックスタートアップです。AIをコア技術とし、症状から適切な医療へと案内する「ユビー」と、診療の質向上を支援する医療機関向けサービスパッケージ「ユビ―メディカルナビ」等を開発・提供。誰もが自分にあった医療にアクセスできる社会づくりを進めています。
所在地 :〒103-0023 東京都中央区日本橋本町三丁目8番4号 日本橋ライフサイエンスビルディング4 5F
設立 :2017年5月
代表者 :共同代表取締役 医師 阿部 吉倫・共同代表取締役 久保 恒太
URL :https://ubie.life
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