「資格は意味ない!?」60%の採用担当が求職者の保有資格を「あまり重視しない」と回答!その理由とは…
「資格はあまり重視しない」が最多の60%、「重視する」と回答した採用担当はわずか10%という結果に
本記事はこちら https://elabel.plan-b.co.jp/lessons/11231/
- 企業の採用担当は「求職者の保有資格をあまり重視しない」が60%!
その中で、「採用選考において求職者の保有資格はどのくらい重視しますか?」という質問をしたところ、下記のような結果となりました。
今回アンケートにご協力いただいた企業の採用担当の半数以上が求職者の資格を「あまり重視しない」と回答し、最も多い結果となりました。続いて、「どちらかといえば重視する」が22%、「重視する」が10%、「重視しない」が8%と続きました。
企業の採用選考を受ける求職者からしてみれば、保有資格は、自身の能力をアピールできる重要な材料と考えている方は多いのではないでしょうか。
では、実際に企業の採用担当は、求職者の保有資格をどのように見ているのでしょうか。
※当アンケートは資格を必須としない営業職・販売職・事務職などの採用基準に関する結果です
※専門職の中には、資格がないと就くことができない職種もありますので、職種によっては保有資格が大いに有利になる場合ももちろんあります
こちらの調査情報の詳細は下記の記事に掲載しています。
▼「資格は意味ない」って本当?役立たないと言われる理由は?
https://elabel.plan-b.co.jp/lessons/11231/
- 採用担当はここを見る!資格よりも重視するのは「人柄」や「経験」
新型コロナウイルスの影響もあり、「手に職をつけたい」「安定した職に就きたい」という考えから資格取得を検討し始めた方は多いのではないでしょうか。
しかし、採用担当からは、資格よりも「人柄」「これまでの経験」が大事という意見が多く集まりました。
【実際の採用担当の意見】
「基本所有されている資格の内容がほとんど同じ物が多くそこで差を付ける事が難しいためそこまで重視しません。(サービス業)」
「資格よりこれまでの実績や、本人の意欲を大切にしたいです。ただ、業務に関係ない資格であっても、取得した事実については評価の対象になります。(福祉業)」
「人柄重視なので、まずはお会いした時の印象が優先です。目を見て話す、質問に対して的確に答えられるという方が資格を持っていることよりも大事でした。また、資格を持っていることに越したことはないですが、後から取得できるものでもあるのであまり重要視してませんでした。(サービス業)」
「資格を保有している人の中に資格を多く持っていることへの優越感を持っている方が多くいます。それが技術として身になっていれば良いですが、時にそれがプライドとなって素直さが欠けることもありますので資格に重きをおかないように気をつけています。(メーカー)」
「職種によりますが、資格よりもコミュニケーション能力や臨機応変に対応できる能力、またはこれまでに経験してきた事柄の方が重要かと思います。(IT・通信系)」
採用担当の意見をもっと知りたい方は本記事をご確認ください
▼「資格は意味ない」って本当?役立たないと言われる理由は?
https://elabel.plan-b.co.jp/lessons/11231/
▼【業界別】転職に役立つおすすめ資格一覧
https://elabel.plan-b.co.jp/lessons/11341/
今回このようなアンケート結果が出ましたが、資格を取ることは決して「意味のない」ことではありません。資格を取るために学んだ知識は財産となり、自信やモチベーションにも繋がるでしょう。
やみくもに人気資格を取って満足するのではなく、自分がどんな仕事に就きたいのか、どんなキャリアアップを目指したいのかを明確にして、その思い描く未来に資格が必要であれば採用担当が重視するか否かは関係なく、積極的に取得することをおすすめします。
- 採用担当おすすめ!転職時に「持っておいた方が良い資格」とは?
アンケートにご協力いただいた採用担当経験者の中には「資格を重視する」と回答した方ももちろんいました。
資格を「重視する」「どちらかというと重視する」と回答した採用担当の中でも「この資格があれば目にとまる」と名前が多くあがった資格を職種別に紹介します。
【企業の採用担当に聞く!持っておいた方が良い資格とは?】
・サービス業…TOEIC
・営業職…簿記検定
・事務職…MOS
まずサービス業では、お客様と接する機会の多いため、外国人のお客様とのコミュニケーションにもスムーズに対応できるよう、「TOEIC」など英語力を証明する資格を重視するという採用担当が多くいました。一般的なTOEICテストは会話力というよりは「聞く・読む」力を証明するもの(※)ですが、ある程度英語の知識があるという証明として評価されるようです。
また、営業職で特に多かったのは、「簿記検定」でした。簿記といえば経理職に強い資格と思われがちですが、
企業のお金の流れや、決算書の内容を理解する能力は経理職だけでなく営業職でも大いに役立ちます。営業職以外にサービス業・事務職の採用でも「簿記検定を持っている人は評価する。」というコメントが多く見られ、全体的に最も多く名前があがった資格でした。
そして、事務職ではパソコンを使う機会が多いことから、パソコンスキルを証明できる「MOS」などの資格を評価するという声も見られました。
※TOEICには、「聞く」「読む」の英語力を測る「Listening & Reading Test」と、「話す」「書く」英語力を測る「Speaking & Writing Tests」がありますが、一般的に普及し受験者が多いのは、「Listening & Reading Tests」です。(参考:https://www.iibc-global.org/toeic.html)
【実際の採用担当の声はこちら】
「営業職なら簿記を持っているかを重視します。今の時代、営業と言えど顧客へのコンサルティングが必須です。その時に、顧客の損益分析や貸借対照表からの問題点発見能力が必要だからです。(メーカー)」
「営業職や販売職においては、日商簿記3級の資格保有は重視する方です。ただ、商業高校出身や会計の専門学校を卒業している方の資格保有は重視できません。学歴に関係のないところで日商簿記を取得しているかどうかそこがポイントです。(サービス)」
「外国人対応のためTOEICや英検があると好印象です。(サービス)」
「事務職はパソコンを使った作業が主となりますので、パソコン系のスキルを保有されている場合は好印象でした。MOSやワード文書処理技能検定、エクセル文書処理技能検定などです。あとは簿記検定を持っていると数字に強い印象で心強いと感じました。(流通・小売系)」
採用担当からの意見やアドバイスからわかることは、「資格をアピール」しても意味がないということ。
今の時代、資格を持っている方はごまんといるので、ただ「◯◯の資格を持っています!」と言っても何のアピールにもなりません。
大切なのは、「この資格を取るためにこんな努力をしました」「この資格で得た知識をこんなふうに活かしていきたい」とアピールすることではないでしょうか。
就職・転職を機に資格の取得を検討している方は、ぜひ今回のアンケート結果を参考にしてください。
採用担当の意見をもっと知りたい方は今回のアンケート結果を紹介している下記の記事をご確認ください。
▼「資格は意味ない」って本当?役立たないと言われる理由は?
https://elabel.plan-b.co.jp/lessons/11231/
▼【業界別】転職に役立つおすすめ資格一覧
https://elabel.plan-b.co.jp/lessons/11341/
- この記事のまとめ
・採用選考で大事なのは、「人柄」「経験」「会社との相性」
・採用選考で「持っていたら目にとまる資格」で最も多く名前が上がったのは「簿記検定」
・大切なのは、「持っている資格をアピール」するのではなく、「資格を取るために努力した過程や、取得した資格をどう活かしたいかをアピール」すること。
- アンケート調査概要
対象:現役・元人事で採用業務を経験したことがある方
募集期間:2022年4月16日~4月18日
【質問内容】
1. 性別
2. 年代
3. 人事として勤務していた企業の業種
4. 選考時に求職者の保有資格は重視しますか? (専門職を除く)
5. 上記の理由
6. 転職に伴い資格取得を検討している人への採用担当からのアドバイス
【回答者の所属企業属性】
サービス系…11名
メーカー系(電気・電子・機械系)…10名
その他(介護福祉施設、公務員など)…9名
IT・通信系…5名
不動産・建設系…5名
流通・小売系…5名
メーカー系(素材・医薬品他)…3名
金融・保険系…1名
商社系(電気・電子・機械系)…1名
- この記事について
▼今回紹介した記事
「資格は意味ない」って本当?役立たないと言われる理由は?資格保有者と採用担当の本音を徹底調査!
https://elabel.plan-b.co.jp/lessons/11231/
【業界別】転職に役立つおすすめ資格一覧|112人の資格保有者の意見を基に徹底調査
https://elabel.plan-b.co.jp/lessons/11341/
▼掲載サイト
エラベル(ELABEL)
https://elabel.plan-b.co.jp
▼運営会社
株式会社PLAN-B(https://www.plan-b.co.jp/)
代表取締役:⿃居本 真徳
従業員数 :149名
事業内容:デジタルマーケティング事業、メディア事業
▼運営メディア
エラベル(https://elabel.plan-b.co.jp)
INUNAVI(https://inunavi.plan-b.co.jp/)
カジナビ(https://kaji-navi.plan-b.co.jp/)
PINTO(https://service.plan-b.co.jp/blog/)
※転載時・引⽤時のお願い
本記事を転載または引⽤される場合は、情報元としてサイト名と該当記事のURLの掲載をお願い致します。
・サイト名:エラベル(ELABEL)
・該当記事URL:https://elabel.plan-b.co.jp/lessons/11231/
※この記事で使用される百分率(%)は各項目の数値が割り切れない場合、その総数が99.9%〜100.1%の間で変動致します。
※メディア関係者限定の特記情報です。個人のSNS等での情報公開はご遠慮ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像