オールアバウト、FCNTが生活者1000人調査、“ヒヤリ体験”から見えた「“スマホの災難”白書2025」を発表

〜約8割が“ヒヤリ”経験/猛暑による高温不調も4割―スマホはもはや“生活インフラ”〜

株式会社オールアバウト

株式会社オールアバウト(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:江幡 哲也)とFCNT合同会社(本社:神奈川県大和市、代表取締役社長:桑山 泰明)は、全国のスマートフォンユーザー1,027人を対象に、日常生活に潜むスマートフォンのリスクを調査した「“スマホの災難“白書2025」を発表しました。結果の要点をレポートにまとめるとともに、All About「スマートフォン」ガイド小口 覺の解説コメントも掲載します。

調査結果のサマリー

約8割がスマートフォンに関するトラブルを経験しており、なかでも落下によるヒヤリが最多となった

故障が起きた際に最も困るのは「連絡が取れないこと」で、生活の基盤を支える機能の重要性が浮き彫りとなった

修理・買い替え費用は「4万円未満」が中心となっており、想定以上の出費に直面するケースも少なくない

新しいスマートフォン選びでは「壊れにくさ」が重要視されるも、現状の堅牢性への不満は約4割

およそ2割が特に対策をしておらず、一方で「悪天候の際に役立つ」と考える人が半数を超えており、備えと利用意識にギャップが見られた

▼“ヒヤリ”は8割。落下が最多、猛暑による高温トラブルも4割弱

スマートフォンが「壊れそう・ヒヤッとした」経験があった人は79.6%(=100−“なし”20.4%)。最多は「落下」の65.3%で、「高温・日光による動作不良(38.7%)」、「水濡れ(29.6%)」が続き、猛暑・ゲリラ豪雨といった季節トピックと直結する項目が並びました。その他、「寒冷環境の電池トラブル(13.1%)」も無視できず、「子どもやペットによるアクシデント(8.8%)」など“予測不能”な要因も一定数。

なお、スマートフォンをよく使う場所として挙がったのは、「電車・バスなどの公共交通機関(50.5%)」、「職場(46.8%)」に加え、「キッチン(42.2%)」や「トイレ(39.3%)」といった水回り。「浴室(18.9%)」まで含めると、「いつもの日常」が落下・水濡れと隣り合わせである実態が見えてきます。「子どもと一緒に過ごす空間(23.9%)」、「アウトドア(15.5%)」も続き、生活のあらゆる場面が潜在的な“危険地帯”に。

▼“故障・不調”は誰にでも起きうる、止まるのはスマートフォンではなく“生活機能”

前問でヒヤリ経験ありと答えた人(n=818)のうち、「完全に故障」17.6%、「不調になったが使えている」31.5%と、実被害にあった方は約半数となりました。

さらに実被害(故障&不調)を選んだ人(n=402)に、生活への影響を聞くと、「連絡が取れなくなった(42.8%)」、「支払い・決済ができなくなった(33.3%)」、「写真・動画のデータを失った(32.3%)」が上位に。「特に支障なし(30.6%)」もいましたが、連絡・決済・ナビは生活インフラ。ひとたびスマートフォンが壊れると影響が大きいことが分かります。

▼修理・買い替え費用は「4万円未満」が最多、10万円超も1割

スマートフォンの修理や買い替えにかかった金額で最も多かったのは「4万円未満」で、全体の約4割を占めました。一方で「10万円以上かかった」という人も1割にのぼり、費用の幅は非常に大きい結果に。利用者によって負担感に大きな差が生まれていることがうかがえます。

▼壊れにくさはスマートフォンの基本性能にも関わらず、現状の堅牢性への不満は約4割

購入時に堅牢性(壊れにくさ)を重視する人は74.8%(「非常に重視」27.0%+「やや重視」47.8%の合計)。「あまり重視していない(17.1%)」、「全く重視していない(8.1%)」という少数派もいますが、約4人に3人が“壊れにくさ”をスマートフォン選びのベースの要件として見ていることが分かります。

一方で現在の端末の壊れやすさに、3人に1人超が不満を抱え(「とても感じている」9.3%+「やや感じている」28.2%=合計37.5%)、日々の小さなヒビや不調の積み重ねが買い替えの理由になっている実態がうかがえます。

▼“安心”と“コスト回避”、そして“自由に使える”という解放感

壊れにくいスマートフォンを持つメリットは、「修理・買い替えコストを減らせる(56.0%)」、「精神的な安心感がある(50.5%)」、「外出時に気を遣わなくていい(39.5%)」が上位に。「わからない/特にない(15.7%)」は少数にとどまり、“安心と自由”の両立が支持されていると言えそうです。

▼対策はするが“無策”も約2割。広がる“備え格差”

スマートフォンの日常的な破損対策は、「ガラスフィルム(55.5%)」、「耐衝撃ケース(51.2%)」が二大対策。「水濡れを避けて使用する(25.2%)」、「ストラップ・ポーチに入れている(20.1%)」も一定数います。一方で「特に何もしていない」18.7%。不安はあるのに対策が追いつかない層が約2割存在しました。

▼欲しいのは「雨・水・汚れ・衝撃」を気にせず使える日常

お持ちのスマートフォンが“防水・耐衝撃・防塵”全てに対応していた場合、どんなシーンでが役立つか尋ねたところ場面、「悪天候時の使用(54.6%)」、「アウトドア・旅行(42.6%)」、「お風呂場での動画・音楽再生(41.3%)」が上位に。特別な用途というより、濡れる・汚れる・落とすが起きやすい生活の現場でのニーズがはっきり見えます。

なお、自由回答形式で「スマートフォンが壊れた/壊れそうだったときのエピソード」を尋ねたところ、日常生活における“ヒヤリ”とした体験が多数寄せられました。以下はその一部です。

●ストラップを付けていたが、首にかけていると勘違いをして手を離した瞬間アスファルトへ落下。画面に線が入り画面が見づらくなった。

●スマートフォンを購入して、1週間も経たないうちにポケットから落としてしまって、本体に傷をつけてしまった。壊れてはいなかったが、心配になってひゃっとした。

●台風や大雨の時、カッパのポケットやズボンのポケットまで水浸しになって、携帯がどぼどぼになった。

●子どもの寝かしつけの時に自分の方が早く寝てしまって、目が覚めた時には子供がスマートフォンを床に落としたかして保護ガラスにひびが入っていた。

●スマホケースを買いに向かってる途中、アスファルトの上に思いっきり落としてしまいヒビが大きく入ってしまった時壊れそうになり、スマホの修理代や買い替え代を想像したらかなり恐ろしくなった経験があります。

こうしたリアルな声からも、スマートフォンの堅牢性が生活においていかに重要視されているかがうかがえます。

今回の調査結果からは、スマートフォンの堅牢性がユーザーの日常生活に密接に関わることが明らかになりました。では、こうした状況をどのように捉えればよいのでしょうか。専門家の視点として、All About「スマートフォン」ガイドを務める小口 覺氏に解説いただきました。

All About「スマートフォン」ガイド小口 覺氏による解説コメント

1969年生まれ、兵庫県出身。雑誌、Webメディア、単行本の企画・編集・執筆を手がけるライター・コラムニスト。SNSなどで自慢される家電製品を「ドヤ家電」と命名し、日経MJ発表の「2016年上期ヒット商品番付」前頭に選定された。著書に『スマホ入門&便利テク』(主婦の友社刊)、『ちょいバカ戦略 ~意識低い系マーケティングのすすめ』(新潮社)など。

『スマートフォンは日常の連絡や決済、ナビ、写真撮影までを担う“生活インフラ”です。従来はケースやフィルムで対策されることが多かったですが、そもそも本体が防水・耐衝撃・防塵を備えていれば、使いやすさが損なわれず、スマートに使用しつつ日常の“ヒヤリ”が大きく減らせます。特に悪天候や水回り、子どもと過ごす時間などは回避しにくいシーン。だからこそ「素の強さ」を持つ端末は、精神的な安心と予期せぬ出費の抑制に直結します。今回の調査では、落下や水濡れだけでなく高温など気象要因もリスクとして浮上しました。炎天下でもちゃんと動作することも、今後の端末選びの基準となっていくでしょう。スマートフォンが生活インフラとして、時に過酷な環境で使用されるため、堅牢性はもはやすべての人にとって、必要不可欠なスペックではないでしょうか。』

■調査概要

実施主体:株式会社オールアバウト/FCNT合同会社

調査手法:インターネット調査(調査会社:ジャストシステム)

対象:全国のスマートフォンユーザー1,027名(男性45.1%/女性54.9%)

年代構成:20–29歳188名、30–39歳267名、40–49歳286名、50–59歳286名

調査期間:2025年8月6日〜8月11日

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※詳しくはFCNT公式HPをご確認ください

■参考情報:本調査をテーマにしたタイアップ記事を、「All About」にて掲載しています。

https://allabout.co.jp/product/106024/512818/

【株式会社オールアバウト 会社概要】

所在地    : 東京都渋谷区恵比寿南1-15-1 A-PLACE恵比寿南3F

主な事業内容 : 専門ガイドによる総合情報サイトの運営、インターネット広告事業

代表者名   : 江幡 哲也

事業開始   : 2000年6月

資本金    : 13.18億円(2025年6月末現在)

URL       : https://corp.allabout.co.jp

【FCNT合同会社 会社概要】

所在地    : 神奈川県大和市中央林間7-10-1 三機大和ビル

主な事業内容 : 携帯端末機器の企画、設計、開発、製造管理、販売、保守、修理サポート、

         SNS等の携帯端末機器の利用に関連するサービスの提供

代表者名   : 桑山 泰明

設立     : 2023年9月

URL       : https://www.fcnt.com

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会社概要

株式会社オールアバウト

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https://corp.allabout.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿南1-15-1 A-PLACE恵比寿南3F 
電話番号
03-6362-1363
代表者名
江幡 哲也
上場
東証スタンダード
資本金
12億8800万円
設立
2000年06月