プラスチック資源回収・アップサイクルの新しいしくみづくりに向けて慶應義塾大学・鎌倉市と参加企業・団体の共創により「リサイクリエーションラボ」を開設
花王株式会社(社長・長谷部佳宏)は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」に育成型(地域共創分野)プロジェクトとして採択された「デジタル駆動超資源循環参加型社会共創拠点」に参画し、慶應義塾大学・鎌倉市および参加企業・団体の共創により、「リサイクリエーションラボ」を開設します。
プロジェクトでは、慶應義塾大学が持つデジタルプラットフォーム・IoT・3D製造技術を、「ゼロ・ウェイストかまくら」の実現をめざしてごみの減量や資源化を推進してきたSDGs未来都市の鎌倉市に導入し、産官学民が連携して市内で排出されるプラスチックをより付加価値のあるものに再商品化し、地域に還元することで循環型社会の構築をめざします。
詳細は慶應義塾大学SFC研究所の下記プレスリリースをご覧ください。
https://www.kri.sfc.keio.ac.jp/ja/news/
花王は、2015年より、使い終えたものを再び資源に戻す「リサイクル」と、新たに価値を創造する「クリエーション」を合わせて、一度使い終えた洗剤やシャンプーなどのつめかえパックに、技術や知恵、アイデアを加えることで、より楽しいモノ・よりよいモノとして新たな価値を創り出す「リサイクリエーション」の活動に取り組んでいます。
日用品をお使いいただく生活者のみなさまをはじめ、さまざまな自治体やNPO、企業にご協力いただき、地域の方々から回収した洗剤やシャンプーなどの使用済みつめかえパックを「おかえりブロック」と名づけたブロックに再生し、そのブロックは回収に協力いただいた地域の方々にさまざまに活用いただいています。
鎌倉市では2016年より使用済みつめかえパックの回収を実施しており、資源循環型社会への新しいシステム・ライフスタイルの提案を進めてきました。
本プロジェクトでは、このリサイクリエーション活動を統合し、回収からアップサイクルまでをつないで、市民・自治体・企業のすべてが創造的に参加できる新しいしくみづくりを探索します。
花王は、回収した使用済みつめかえパックを再びつめかえパックへ戻す水平リサイクルへの研究を本格的に進めながら、本プロジェクトのコンセプトである「プラスチック地捨地消」を具現化する地域循環モデルの確立をめざします。また、あわせて発足する、「駅」を舞台とした「SHONAN FAB STATION PROJECT」では、プラスチックリサイクルをテーマとして6月1日より湘南モノレール湘南江の島駅に展示するモノレール模型sasumo(サスティナブルモノレール)[SOLIZE株式会社提供]の展示台に、約2,400個の「おかえりブロック」が使用されています。
詳細は下記「SHONAN FAB STATION PROJECT」のニュースリリースをご覧ください。
・湘南モノレール株式会社
https://www.shonan-monorail.co.jp/news/2022/05/coi-nextshonan-fab-station-project.html
・SOLIZE株式会社 https://www.solize.com/news/2022/0530/
・一般社団法人国際STEM学習協会(ファブラボ鎌倉) https://www.globalstem.org/
【関連情報】
■国立研究開発法人科学技術振興機構
・共創の場形成支援プログラム
https://www.jst.go.jp/pf/platform/index.html
・共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT) デジタル駆動超資源循環参加型社会共創拠点
https://www.jst.go.jp/pf/platform/file/r3_kyotengaiyou_2111.pdf
https://coinext.sfc.keio.ac.jp/
■鎌倉市
・産官学民で「ゼロ・ウェイストかまくら」実現に取り組みます-JST「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」育成型(地域共創分野)に採択-
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kisya/data/2021/20211018.html
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kisya/data/2021/documents/20211018press.pdf
■リサイクリエーション
https://www.facebook.com/RecyCreation.jp/
鎌倉リサイクリエーション
https://www.kayac.com/service/recycreation_kamakura
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