宇宙に熱を逃がすゼロエネルギー冷却素材「SPACECOOL」が省エネ大賞を受賞

建物や屋外インフラの空調エネルギー、CO2排出を削減する新たなカーボンニュートラル技術

SPACECOOL株式会社

SPACECOOL株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:末光 真大、以下「当社」)が開発・製造・販売する放射冷却素材「SPACECOOL」は、この度、一般財団法人省エネルギーセンター主催の「2025年度 省エネ大賞」を受賞いたしました。

また当社は、2026年1月28日(水)から30日(金)まで東京ビッグサイトで行われる「ENEX2026」において、省エネ大賞受賞者ブースおよび通常ブースの2カ所で出展をいたします。

「省エネ大賞」は、省エネ性・CO2削減において優れた製品や、模範となる省エネ・脱炭素の取り組みを表彰することで、日本国内全体における脱炭素意識の向上を促し、カーボンニュートラル達成に向けた省エネ型社会の構築に寄与することを目的とした表彰制度です。「開発プロセス」「先進性・独創性」「省エネ性」「環境保全性・省資源性・リサイクル性」「市場性・経済性・安全性」などの評価項目により審査が行われます。

省エネ大賞ウェブサイト:https://www.eccj.or.jp/bigaward/item.html

近年、地球温暖化の進行により、建物や屋外インフラの高温化が進み、冷房需要の増加に伴って空調エネルギー消費量およびCO2排出量の増大が課題となっています。一方で、事業者においては、労働安全規則の改正により労働者の熱中症対策が義務付けられており、空調利用を抑制することには現実的な限界があります。

このような背景において、当社の放射冷却素材「SPACECOOL(スペースクール)」は、直射日光の影響を受けやすい建物屋根や屋外インフラに施工することで、外部電力を一切使わずゼロエネルギーで室内や機器内部の温度上昇を抑制し、空調エネルギーの削減に寄与するという新たなカーボンニュートラル技術として注目されています。製品ラインナップには、フィルム、マグネットシートといった当社が製造・販売する製品のほか、当社が公式供給を行い、パートナー企業が製造・販売しているEmpowered by SPACECOOL⁽*¹⁾というカテゴリがあります。この度の受賞は、SPACECOOLの省エネ性のほか、耐久性や、量産化に成功しており市場への波及がしやすい点などが評価されたものと考えております。

また当社は、2026年1月28日、東京ビッグサイトで開催される最新の脱炭素技術が集結する展示会「ENEX2026」で行われる表彰式に参加するほか、1月28日から30日まで同展示会において省エネ大賞受賞者ブースと通常ブースの2カ所に出展をいたします。

ENEX2026公式ウェブサイト:https://www.lp.low-cf.jp/enex

今回の受賞を契機として、当社は、建物や空調室外機をはじめとする屋外アセットにおける空調エネルギーおよびCO2排出量の削減に向け、さらなるSPACECOOLの社会実装の拡大に取り組んでまいります。

放射冷却素材「SPACECOOL」について

直射日光下において、太陽光からの熱をブロックし熱吸収を抑えるだけでなく、熱を「大気の窓⁽*²⁾」の波長域の赤外線として宇宙に逃がすことで、ゼロエネルギーで外気温よりも温度低下することを可能にした世界最高レベルの放射冷却性能を持つ新素材です。建物、屋外インフラ、人や動植物に適応することで、空調エネルギー削減、機器の安定性向上、労働環境や生産性の改善など、地球温暖化の適応策かつ緩和策の両面に貢献します。

SPACECOOLの原理イメージ

SPACECOOL株式会社について

2021年4月に設立した国内発クライメートテックスタートアップ。自然界の放射冷却現象を技術化し、従来技術では実現できなかった日中のゼロエネルギー冷却を可能にする放射冷却素材、「SPACECOOL(スペースクール)」の研究開発・販売を行う。建物や屋外インフラ、人や動植物にSPACECOOLを適用することで、エネルギー負荷やCO2排出量の削減、ヒートストレス改善や生産性の向上などを実現し、地球温暖化対策のゲームチェンジャーを目指す。

SPACECOOL公式ウェブサイト:https://stg.spacecool.jp/

(*1)Empowered by SPACECOOL製品には、ロンシール工業株式会社のイノベーションプルーフRR、日本ワイドクロス株式会社のSPACECOOLルーフシェード、カンボウプラス株式会社のREI KEEPなどがあります。 詳しい製品ラインナップはこちら:https://spacecool.jp/product/

(*2)光には、大気を通過しやすい(透過率が高い)波長と大気に吸収されやすい(透過率が低い)波長が存在しています。光エネルギーの形で熱を宇宙空間に輸送するには大気の透過率が高い波長が優れており、特に透過性が高い波長8-13μmの波長範囲を「大気の窓」と呼びます。

※「SPACECOOL」は登録商標です。

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会社概要

SPACECOOL株式会社

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URL
http://www.spacecool.jp
業種
製造業
本社所在地
東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー4階
電話番号
-
代表者名
末光 真大
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2021年04月